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ゲームで人を殺してなぜ悪い!? ~私の彼氏はPK(プレイヤーキル)職人~  作者: ネガメガネ
第5章 プレイヤーキルマイスターの過去を知るには
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第927話 コンビニに行くより簡単なレベルアップの方法は? ⑬

 「【白気散弾】」


 私の拳から三発の気弾が発射される。

 点ではなく、面を意識した攻撃。

 【気】の扱いがかなり上達したおかげで速度もかなり上がってきている。

 当てることを重視して開発した遠距離攻撃だ。

 だが、ロード・ニル・タイガーは地に手と足をつけたまま、難無く躱す。

 最小動作による紙一重を意識した回避。

 まるで【気弾】が透過していったかのように見えた。

 達人者級がよく使う高位の回避だ。

 回避後に隙を作らない、回避の理想形の一つ。

 モンスターが使ったのは初めて見たが…

 生半可な飛び道具では牽制にもならないということか。

 やはり、こちらから接近戦を挑むしかないのか…

 とはいえ、相手は苦手な高速機動型だ。

 肉薄しても捉えられるかどうか…


 (やる前から、ビビってんじゃねえぞ〜主様よ〜ビビリは負け犬のすることだ。勝てねえ、できねえとはなっから諦めてる人間は一生勝てねえ。勝つための算段をするんじゃなくて、負けた時の言い訳をよりにもよって始める前からやってちゃあ、前途は暗いぜ)


 脳内に突然、羅喜の声が響く。

 どうやら、戦の臭いに引かれて勝手に降りてきたらしい。

 全く困った【修羅王】様だ。

 

 「あら、だったら新技の一つや二つ、考えてきてくれたのかしら?」


 (阿呆か!? 俺様が考えたことをあんたが全部できるんなら、やりようもあるだろうが…こんな戦場で、あれだけの敵を相手に新技開発なんかできるか!! 全く毎度毎度、楽しい敵とばっかやりやがって羨ましい… なあ、そろそろ【憑依】を使う気はねえか? それなら、【スキル】の一つや二つと言わず…)


 「それは却下ね。いつも通り、ナビだけをお願いするわ」


 (だろうな…あんたは絶対そう言うと思ったぜ。けど、だったら、締めてかかろうぜ。ありゃ、野生の中でもピカイチの存在だ。弱気はダメだが、強気も危ない。【憑依】した俺様が戦っても百戦百勝とはいかない相手だ)


 読んで頂きありがとうございました。次回の投稿もなんとか頑張ります。

 ブックマーク、感想、評価、メッセージなどあれば何でもお待ちしております。

 皆様のポチっとが私の創作の『バナナケーキを作ろうとして、諦めた。悔いはない。立ち止まり、引き返すこともまた重要』(意味不明)ですので何卒よろしくお願いします。


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