第923話 コンビニに行くより簡単なレベルアップの方法は? ⑨
頭痛防止のためにも【黄金気】を全力展開。
今日はログイン後、一度も戦闘をしていない。
さらに気合が入ったおかげで、迸るような、溢れんばかりの【黄金気】が私を包む。
そうして、【聖皇理力】も展開。
【黄金気】が安定しているおかげで並列展開がいつもより楽だ。
深く呼吸を繰り返すことで前回の悪いイメージを払拭。
大丈夫。【聖皇理力】の使い方も上達している。
きっと上手くいく。
暗示とも祈りとも取れる
【聖皇式理力探知】
発声と共に極大探知が放たれる。
同心円状に放たれたアクティブソナーは反響し、次々と私に情報を送り込んでくる。
やはり、情報量が膨大だ。
道端に咲く草花の数、小動物の位置、湖の水温や深さ。
不要な情報が多すぎる。
不必要な情報だけを削り取ることはできないものか。
いや、違う。それでは命令式が複雑になる。
【スキル】の発動に失敗する。
もっと、シンプルに。
必要な情報だけを抜き出す。
そう、必要な情報に絞って探知をかければいいのだ。
もう一度、【聖皇式理力探知】を発動。
私より強い生物という条件で探知をかけた。
成功。
情報の洪水は消え、モンスターの位置だけが特定される。
それもたった一体のみ。
こちらに向かって高速巡航中だ。
あれ!?
よく考えたら、私より強いモンスターが接近中で大分、マズイ事では…
読んで頂きありがとうございました。次回の投稿もなんとか頑張ります。
ブックマーク、評価、感想、メッセージなどあれば、何でもお待ちしております。
皆様のポチっとが私の創作の【暑い…お盆までだと思うが、本当に暑い…気をつけよう】(意味不明)ですので何卒よろしくお願いします。




