第92話 私を助けてくれる人の前に現れた雑魚2人
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エクシード兵の一団を祥君と共に駆け抜けた私達は途中、大した妨害もなく城の前までたどり着いた。
渚は大丈夫だろうか。報音寺君もついては来てくれたが参加を強制したような形になってしまった。部下の人達は置いてきたようだし戦力になるのだろうか。不安は尽きないが賽は投げられ後戻りはできない。
タイムリミットもある。ここは彼女達を信じて進むしかない。
城門も見えたもうすぐだ。
うん!? しかし、城門をよく見ると閉ざされている。そして2人の兵士が剣を構え立っている。
「エクシード十剣が一人、フレデッィク」
「同じくエクシード十剣が一人、リトフスク」
なんと、あの門番そんな強いやつだったのか。というかエクシード十剣って他のメンバーは誰だよ。
「ショウ様、真澄様、お2人の御入城は許可されておりません。お帰り下さい」
フレディックと名乗った若い方の兵士が声を荒げ私達を制止する。しかし、その程度の制止で止まる私達ではない。
「真澄さん、オレが年配の方のリトフスクと城門突破を受け持つから真澄さんがフレディックの方を頼むよ」
「分った」
「それと分ってると思うけど彼らを殺しては駄目だよ。そんなことをしたらエミリーを救済してもなんの意味も無くなるから」
まさかプレイヤーキルマイスターの祥君に言われるとは思わなかった。私は了承しさらに足早に駆ける。
「エクシード流、飛来剣」
私達が分散したのを好機と取ったのかフレディックが飛び道具を放ってくる。うおっ、エミリーと同じ技を撃てるのか。
私は堪らず大ジャンプしてかわす。威力と命中精度こそ低いもののソードパープルヒュドラの首を落としたエミリーの飛来剣と同じだ。
しかし、速度が格段に遅い。フレデリックが技を放った後でも余裕で回避可能だ。そして貯めも長い。第二撃を撃たせる前に一気に間合いを詰める。
「エクシード流、飛来剣・零」
ほぼ、密着状態になったからフレディックは飛来剣の新しいパターンを使ってきた。しかし、この間合いで飛び道具を出してどうするつもりだ。
「眞意一刀・白」
私はフレディックが何をしたいのかも分らないまま、彼を倒した。そして、祥君の方を確認すると拳で城門に穴を開けて開錠していた。当然、リトフスクは倒れていた。
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