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ゲームで人を殺してなぜ悪い!? ~私の彼氏はPK(プレイヤーキル)職人~  作者: ネガメガネ
第5章 プレイヤーキルマイスターの過去を知るには
906/985

第906話 コンビニに行くためのパーティーメンバーは? ⑭

 転移でやってきたのはガリポリ領だった。

 実はネブラスカに三行半を突き付けられて以来、一度しかやってきていない。

 その時ですらイヴァンから門前払いを食らって、逃げ帰ったような有様だ。

 このまま、政務の中心である領主館へとカートライトを案内したいが、まだ、ネブラスカとの決着がついていない。

 彼と和解すべきかそれとも罷免すべきか。

 まだ、結論が出せていない。

 マムルークは手中に収めたことだし、いっそ、手付かずのダーダネルス領から手を入れるべきか。

 せっかく手に入れたカートライトを悪環境下に置くのは心苦しい。

 いや、楽な職場など存在しない。

 当初の予定通りカートライトの演算力を持ってネブラスカを抑え込むべきか。

 様々なプランが頭を過ぎる。

 考えすぎてる。そう自覚しているが、結論が出せない。

 こういう時はなにをやっても上手くいかない。そんな不安もある。

 初期目的であるカートライトは手に入れたことだし、今日はここまでにしておくか。

 適当に街中を回ってお茶を濁そう。

 ましてや、今日は余計な瘤付きだし…

 そう消極的決定を下したところで、隣から声がかかる。

 

 「意外と辺鄙なところだな。なるほど、いかに貴様らがマムルーク頼りだったのかがよく分かる。有事の際の備えがまるでない。レポートにあった通り、マムルークさえ落としてしまえば、クロサガ王国の併呑は容易かったというわけか」


 海と山に囲まれたこの見事な風景に感動することもなく、我孫子は憎まれ口を叩いてくる。

 やはり、この【皇帝】様は観光名所案内などで満足するわけもなく、特別な何かをご所望のようだ。

 応えてやる義理はないが、応えないと後々、面倒くさそうだ。

 さて、どうしたものか。



 読んで頂きありがとうございました。次回の投稿もなんとか頑張ります。

 ブックマーク、感想、評価、メッセージなどありましたら何でもお待ちしております。

 皆様のポチっとが私の創作の『やっと終わった~10月から長かった。そして、懸案事項も片付いた。よかった~』(意味不明)ですので何卒よろしくお願いします。


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