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ゲームで人を殺してなぜ悪い!? ~私の彼氏はPK(プレイヤーキル)職人~  作者: ネガメガネ
第2章 早くレベル400ぐらいになってください。えっ、私、まだレベル4なんですけど…
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第41話 ワガママで可愛くて約束には厳しいNPCです

 「ピピピピピピピピピピピピピピ」


 耳障りな音が頭上から流れる。


 「ピピピピピピピピピピピピピピ」


 ええい、せっかくの振替休日なのにうるさい。

 休みなのにアラームが鳴るとは設定をミスったか。

 私はインフィニットステーションから流れるアラームを消した。

 まあ、いい。今日は月曜日の振替休日で父も母も仕事に行っている。

 二度寝を楽しもう。今日は昼まで寝てやる!


 2時間後、宅配便の車が家の対面に止まり、その大きなディーゼル音で目が覚める。


 「もう、うるさいな…けど、もう10時か、そろそろ起きるか…」


 うん!? なにか忘れているような…

 しまった、エミリーと約束してたんだ。

 あれだけ寝たのに昨日の疲労が抜けてない。だから起きれなかったのか。

 いや、現実世界リアルの友人との約束なら怖くて絶対に忘れないがNPCの友人との約束にはその怖さがなかったため防衛本能が働らかなったのか。

 私は歯磨きと洗顔だけは行い、すぐにベットに戻りコールする。


 「エンター・ザ・セカンドワールド」


 ログインするとすぐ、昨日の五つ星ホテルのフロントに出現した。

 慌ててエミリーを探すと、居た! 

 フロントのソファーにきちんと座って待っていたが頻繁に壁時計を見て明らかに待ってる様子だ。


 「エミリーお待たせ!」


 「もう、遅いですよ、真澄様」


 私の姿を発見するとエミリーは明らかにホッとした様子を浮かべる。

 それを見た私は待っている間、どれだけ彼女を不安にさせていたのか罪悪感がわいてくる。


 「ごめん、エミリー、けど、内部通信(気)があるから自由に歩き回ってればよかったじゃん」


 「わたくしは真澄様と一緒に歩き回りたかったのです。もう、2時間もここで待ってましたのよ」


 しまった、待ち合わせの時間をもっと正確に決めておけばよかった…

 

 「ごめん、ごめん、じゃあ早速、出かけようか」


 「ええっ、行きましょうか」


 さて、出かけようと行ったがいいがどこへ出かければよいものか? 

 本来なら祥君の言った通りレベル上げをするのが筋なんだが自分の興味を押し殺して2時間も待っていてくれたのだ。なにか埋め合わせをしないとダメだ…

 そういえば、私も第1階層をレベル上げ以外で探検したことがないや。

 ここは戦闘はまた今度にして2人で遊びに行くか!


読んで頂きありがとうございました。投稿時間を勝手に変更して申し訳ありませんでした。やはり、毎日投稿の看板を下ろしたくなくてまだ頑張っています。明日の投稿も変則的に行くかもです。申し訳ありませんがよろしくお願いします。

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