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ゲームで人を殺してなぜ悪い!? ~私の彼氏はPK(プレイヤーキル)職人~  作者: ネガメガネ
第2章 早くレベル400ぐらいになってください。えっ、私、まだレベル4なんですけど…
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第40話 ワガママで可愛くて金銭感覚のおかしなNPCです

 家族の話題はNGだったのか…

 私は気まずい空気が流れる前にやや強引ではあるがエミリーに話を繋いだ。


 「エミリー今日はもう遅いから、本格的な探索は明日からにしようよ。今日のところは宿を探そうか~」


 「ええっ~今、来たばかりなのに~まあ、仕方がありませんわね、それではあそこにある宿屋に泊りましょうか」


 エミリーが指差したのは背後に川が流れ、まるで迎賓館かという超巨大ホテルだった。

 って、五ツ星ホテルなんですけど!!! 

 軽く検索してみたら宿泊料が朝食付きで5万ぐらいした。

 さすがはお姫様だ、自分のところの城と大きさは変わらないのにまったく恐れを感じていない。


 「そういえば、わたくしこの大陸の通貨をも持っていませんでしたね、今から両替できるかしら…」


 「いや、階層間での通貨の違いは無いから大丈夫だ。第5階層の方が物価が高いから第1階層の買い物は安くすむよ、たぶん10万以下で泊れるんじゃない」


 「あら、そういうものですか、それなら装備を新調することもできますわね。念のため、貴金属やレアアイテムも持ってきていたのですが…手持ちで足りそうですね」


 だめだ、こいつら金銭感覚がまるで違う。くそう、こんなことなら第5階層でモンスター狩りでもして先に資金を作るべきだった…


 宿に入り、エミリーがフロントでチェックインをするのを見届ける。

 どうやら、このホテルはNPCが経営しているようだ。


 「あら、お二人は泊っていきませんの?」


 だれが5万もするホテルに泊れるかとイラっときたが私達がログアウトする気配を感じたのだろうエミリーが不思議そうに声をかけてきた。

 

 「今日のところは目的も達成したんで帰るよ」


 祥君がそっけなくエミリーに返事をした。


 「あら、お二人はまた、別の拠点をもってらっしゃると? なら、わたくしもそちらに住まわせてくださればいいのに」


 「急に来られても準備もできてないから無理だよ。しばらくはホテル暮らしで頼むよ。そうそう、オレはしばらく別行動するからエミリーとはお別れだ。エミリーは言ってた通り、真澄さんの指示に従って行動して。主にレベル上げの手伝い。護衛かな。たぶん、エミリーも色々、得るものがあると思うよ。内部通信(気)のやり方は理解したよな。まあ、なにか困ったことがあったら内部通信(気)で連絡して」


 そうエミリーに告げると、私に目礼して祥君はログアウトした。


 「えっと、エミリーまた明日の朝、迎えにくるよ。じゃあね~おやすみ~」

 

 「お休みなさい。真澄様」


 私もエミリーに挨拶するとそのままログアウトした。




◇◆◇




 ログアウトすると部屋の中は真っ暗だった。

 ログインしたときは朝だったので電燈をつけていなかったのだ。インフィニットステーションを外し、手だけで電燈をつける。ベットで寝転がった状態でログインしていたが予想以上に疲れた。 

 体は重く、思考もだるいという感覚だけで埋められている。お腹は空いているが食べる気力がまるでない。

 フルダイブカプセルが流行るわけだよ。情報体アバターから現実の肉体に戻った時の反動が大きい。たぶん、プレイ時間に比例してこの反動も大きくなるんだ。ログイン中は味覚も再現されているから食べる楽しみは向こうにもある。だったら現実の肉体は点滴で充分だ。向こうでやりたいことが山ほど残っているならわざわざ、こちらに戻ってくる意味がない。

 これで生計が立てられて、向こうでいるほうが楽しいと感じたら、それはHIGH人になるよな…

 正直、私も、このまま寝むってしまいたいがさすがにお風呂にだけは入っておきたい。

 父さんと母さんにも挨拶ぐらいはしておかないと。

 立ち上がり、軽く体を動かしたら気力も戻ってきた。

 よし、まずご飯を食べよう。


読んで頂きありがとうございました。今日もなんとか投稿できました。明日の予定は未定ですができるだけ頑張りたいと思っています。

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