第35話 最強のNPCの護衛をつけるために必殺技を放つ
「よし、エミリーたぶん、いけると思う。サポートよろしく!」
エミリーに声をかけ、私はグロスの元まで駆けると、腰だめから一気に剣を振りぬく。
「眞意一刀・白!」
あらん限りの想いを剣に込めそう叫ぶと刀身から淡い白の光が出た。
成功だ。
おそらく【威力強化】がされている。
その場限りの発想で適当につけた名前だったがシステムは認証してくれたようだ。
【白気】をまとった私の一撃はこれまで放った中でも最高の一撃だと自分でも分った。
しかし、こちらの斬撃軌道など読めていたのだろう。
グロスは避けることなく私の一撃を受け止める。
避けたのではなく、防いだのだ。
あるいは避けることによりエミリーの強襲を怖れたのか、とにかくこちらの目論見どおり防いだ。
グロスは私の剣を捌こうとしているが完全には成功していない。
私の一撃が思った以上に重かったせいだろう。
その証拠にわずかに後ずさんでいる。
体は崩した。
今こそ、千載一遇のチャンス。
「エミリー!!! 今だ!!!」
私が叫ぶ前から既にこちらに向かって駆けていたのだろう。
私がそう叫ぶとエミリーも超高速でこちらに到着し、必殺技を放つ。
「エクシード流剣王技、重烈撃聖剣」
私の【眞意一刀・白】より遥かに強い白の光をまとってエミリーが剣王に攻撃を放つ。
高威力攻撃が二連撃。しかも時間差も入れている。
これなら、いくら剣王といえども…
読んで頂きありがとうございました。明日も0時過ぎ投稿で頑張りたいと思っています。よろしくお願いします。




