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ゲームで人を殺してなぜ悪い!? ~私の彼氏はPK(プレイヤーキル)職人~  作者: ネガメガネ
第3章 若い時の苦労は買ってでもしろと言うが親が貧乏だと背負わなくてもいい苦労をオートで背負い込む
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第299話 春日井真澄VS聖竜皇ディオクレティアヌス㉑

 聖竜皇の剣域に到達したことで神器剣の斬撃が飛んでくる。相変わらずの高速剣。神器剣ローレンシウムの【聖力】による威力強化こそ無効化したが、私では太刀筋がまるで見えない。

 反応したのはまたしても渚だった。パリンとなにかが割れるような音がする。身代わりアイテムでも使っているのだろうか? だとしたら、回数制限があるはずだ。後、何回ぐらい耐えれるのだろう。あまり、渚ばかりが防御を担当するのもマズイ。


 「回復を捨て、数を頼みに特攻し我の攻撃を分散させようとする腹か…詰まらぬ戦術だ…ならばいっそ、全員ここで死ぬか?」


 そう呟くと聖竜皇は神器剣ローレンシウムを深く握り、必殺技スキルを出してくる。

 

 「竜皇大海両断破」


 【神器剣ローレンシウム】を虚空に向かって振ると大質量を持った斬撃が私達を襲う。切断の特性を持った衝撃波だ。狭い範囲に密集しているので避けられない。

 渚は超反応を駆使して空へと逃げる。プランタジネットは私の前に出て魔法障壁を展開し私を守ってくれた。しかし、イグナティウスは独り、自分の身を犠牲にしてリグヴェーダを守った。

 【神器剣ローレンシウム】にまとわりついたの青い炎は未だ健在だ。大丈夫だ。即死ではない。

 聖竜皇が必殺技スキルすら使って倒しにきたのに脱落したのは僅かに1人。そのことが聖竜皇のプライドを刺激したのか再び、【神器剣ローレンシウム】を使った不可避の物理攻撃へと切り替えてきた。

 しかし、私達はもう聖竜皇の巨体まで後、数歩の距離まで来ている。

 聖竜皇の斬撃によって強力な魔法障壁を持ったプランタジネットも沈む。渚達とは分断させられてしまった、私の側にいるのはリグヴェーダただ一人。

 

 「HPの10分の1を捧げ、魔法カード【倍速と鈍足の豚王】の効果発動。カード使用者が10分の1の移動速度になる代わりに1度に限り、発動対象を10倍速で動かす!」


 ここに来て、カスティリィヤが切り札を出す。私の移動速度が瞬時に10倍に上がった。


 「行って、私じゃ盾代わりにならない」


 カスティリィヤが別れの言葉を告げる。突然、私の移動速度が10倍速になったおかげで聖竜皇は私を捉えきれていない。

 仲間のアシストのおかげでついにここまで到達した。今や聖竜皇の巨大な身体は目の前にある。

 既に黄金の槍は合図一つで現界できる。

 無害な気を流しこみ鎧の一枚向こう側で爆発させる??? 鎧の一個向こう側で槍を現界させダメージを与える???

 浸透勁などチマチマ考えるのはやめだ。ゼロ距離で超凝縮の槍を解き放ち、神器鎧ごとぶち抜いてやる!

 

 「黄金烈眞槍掌!!!」


 パイルバンカーのイメージで密着させた手の平から黄金の槍を射出させる。私の気迫の勝利か、見事、貫通の手応えを感じる。

 だが、まだだ。一撃で仕留めねば!!


 「竜皇封滅!!!」

 

 刺さった黄金の槍を聖竜皇の体内で上下左右に破裂させるイメージで暴発させる。


 読んで頂きありがとうございました。明日の投稿もなんとか頑張ります。

 ブックマーク、感想、評価、メッセージ等あれば何でもお待ちしております。

 皆様のポチっとが私の創作の『2・26に快晴って雰囲気でないよな~やっぱ、雪が降ってほしい…』(意味不明)ですので何卒よろしくお願いします。


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