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ゲームで人を殺してなぜ悪い!? ~私の彼氏はPK(プレイヤーキル)職人~  作者: ネガメガネ
第3章 若い時の苦労は買ってでもしろと言うが親が貧乏だと背負わなくてもいい苦労をオートで背負い込む
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第194話 初めてのPK(プレイヤーキル)④

 集合玄関扉のオートロックをガズナのスキルで開錠し中に侵入。同時にガズナのスキルでマンションのセキュリティーシステムを掌握。エレベーターで正々堂々と6階の田脳村竹田の住居しているフロアに侵入。

 

 「え~ほんとにこの階~? あってるの~メモには5階って書いてあるよ~」


 「だって、さっき、玄関扉を開けてもらうときに確認したら6階って言ったもん。真澄ちゃんも聞いてたでしょう~」


 私とガズナの2人はメモを片手に表札を確認する振りをしながら田脳村の護衛の元に近づく。情報通り田脳村の部屋の前には黒スーツ姿の男性が2人待機している。

 

 「あの~すみません。ここってみゆみちゃんのお宅ですか~?」


 私が頭の悪い女子高生の振りをして扉の右隣立つ護衛に声をかける。


 「はっ? おまえ字が読めんのか!? 表札にみnaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa 」


 緊張の解けた護衛の喉笛をガズナのナイフが切り裂く。


 「貴様ら!」


 左隣に立つ護衛は瞬時に剣を展開し、ガズナに斬りかかろうとするが動作が決定的に遅い。私の黄金気で強化された右腕が男の顎を正確に捉え吹き飛ばす。

 ドゴーンと猛烈な音を立てて男は吹き飛ぶ。

 喉笛をやられた男はあえなくPKされ光の粒子となり消滅する。私が倒した男は伸びてるだけだ。PKとなったわけではない。

 ガズナが私の倒した男にトドメを入れようとする。しかし、戦闘不能の金で雇われた護衛をPKしてなんの意味があるのだろうか。

 私の疑問は疑問は行動となって現れていた。気付けば場の空気を入れ替えるために珍妙な発言をしていたのだ。


 「やはりガズナみたいにきちんとしたサイレントキリングにならないのが私の弱点だね。どうしたって目立っちゃうよ」


 「その前の階数間違えた作戦もどうかと思いますが。6階には3部屋しかないのによく成功しましたよ。護衛の質がよほど悪かったんですね」


 ガズナは呆れた顔で私を見ていた。


 「急ぎましょう。合流時刻までもうあまり時間がない」


 私のことをチキンと思ったのか祥君との合流を優先したのか。ガズナは私が戦闘不能にした男のPKには拘らなかった。

 私は頷くと蝶番ごと施錠されたドアを引っぺがす。部屋の中には3人の護衛が武器を展開し、待ち構えていた。前衛2枚の後衛1枚とは贅沢な布陣だ。


 「てめえらカチコミか!?」


 このシーンで状況確認する意味はあるのだろうか。私が冷めた目で見ていると私達に啖呵を切った男はすっと位置をずらし、後衛の男に射線を確保させる。

 いかに高級マンションとはいえ出入り口はドア一枚分のスペースしかない。私達は絶好の的だ。


 「ガ・エラ・ルーガ!」 


 後衛の男の魔法の詠唱は完了し高威力の火炎魔法が私達に襲い掛かる。

 ガズナはどちらかといえば祥君と同じ高速機動の戦闘タイプ。避けてかわす。しかし、この閉鎖空間では避ける場所がない。私が前に出て黄金気を全開にし防御する。

流石は私よりはるか上のレベルを行く高位プレイヤーだ。黄金気で防御はしているが着実にHPが削られている。このまま、耐え切るのは不可能だ。


 読んで頂きありがとうこざいました。明日も投稿がんばります。7割方書けたのでたぶん大丈夫です。

 ブックマーク、感想、評価、メッセージなどあればなんでもお待ちしております。

 皆様のポチっとが私の創作のたいやき(意味不明)ですので何卒よろしくお願いします。

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