【 君のいない世界。俺中心の国。 】
適☆当イズマインです。この話は、小説になってない感じしますね。
あと、主人公の口調徐々に変わってまs((
※BL注意です!
【 君のいない世界。俺中心の国。 】
海里。海里。
「お兄ちゃん!」
そんな元気な声も、今では遠くなっている。
「クロード様……」
「…んだよ」
「貴方様は、先程のご説明を信じていらっしゃいますか?」
…いやな執事だ。
「本当は信じたくないが…信じるしかねぇんだろ」
「…ありがとうございます」
にこり、とクルスが微笑む。
…イーリアス王国の第一王子かぁ…。
あれ?でも、イーリアス王国って一回滅んで、また立て直したんだっけ?どうやって?((触れちゃいけない
ん?それまでの間、王様って…。
「なぁ、クルス」
「はい」
「王様って…」
「……王様は、国が滅んだのと同時にお亡くなりになりました」
「そっか」
…ん~?
「じゃ、それまでの間、王様とかって誰だったの?」
「いらっしゃいません」
「え」
「私ども執事や使用人が、王という地位にはつけませんので」
そしたら、国は立ち直らないような気もするんだけど…。
「そこの点については、触れないで欲しいと、作成者さんより伝言を預かっております」
堕作者が…。
『ごめんなさい by瑞希』
「…王、っていないんだよな」
「えぇ」
「俺って、王子なんだよな」
「えぇ」
「だけど、王いないんだよな」
「えぇ」
「…どうすんの?」
「クロード様に王位を継承なさって頂きたいのです」
やっぱり。
そんな気もしてた。
「いやだ、って言ったら怒る?」
「滅相もございません」
「…王より、王子のまんまでいいんだけど。恐れ多すぎるよ」
大体、今まで普通の高校生として過ごしてきたのに、いきなり王子や王とかになれって言われても、無理なわけで。
ふざけてるわけで。
「それなりに時が過ぎたら、王になるさ。多分」
「承知いたしました」
さ、て。
…いろいろ、疑問もあるんだが。
「…クルスって、何でそこまで俺に忠実、なの?」
「それは第一王子なので」
「…そうだよなー…。主人には忠実に、か」
「仰せの通りです」
「じゃ、他の使用人とかっていんの?」
「はい。皆、貴方様のお帰りを喜んでいるようでした」
「ふーん…。じゃ、なるだけ早く会いに行った方がいいか」
「貴方様のお好きなように」
「…」
「…」
「…使用人とかんとこに連れてってよ」
「はい。ですが、その前に少しよろしいでしょうか」
「ん?」
「失礼いたします」
クルスが突然しゃがんだ。
何をするかと思えば、俺の脚を手にとり、
そのまま自らの口へと運んでいき…。
「…って、何してんだよ!!!!?ちょ、やめっ…」
その細い体のどこにこんな力があるのか。
足を振りほどこうとしても、ガッチリ掴まれてて離れない。
「うわっ、やめっ…!!ばかっ、ばかっ!!」
-ちゅっ-
小さなリップ音を立てて、クルスは俺の足の甲にキスをした。
「な、何やって…!!!///」
「…服従の証?ですよ」
「何で疑問系になってんだよ!いい加減、離せよっ//」
ホント、気持ち悪い!
男同士だよ!?
いくら、服従なんちゃらかんちゃら(!?)だとしても…!
ありえん!!!
「クロード様、また失礼します」
「えっ!?ちょっ、何っ、やめっ、ばかっ!」
お次は、顔をガッチリ掴まれた。
これはやばい。
いろいろやばい。
てゆーか、男同士。
その前に、こいつ離れねぇ。
こいつ結構イケメン。
…じゃなくて!!!
近い。近い近い近い近い近い近い近い!!!!
「や、めっ…!!」
俺の唇と、クルスの唇が重なった。
「むっ…!!???!!?」
「……」
突然、口を割ってぬるりとしたものが入ってきた。
舌、と分かったのは、数秒後。
「んっ、むっ、ちょっ、んぐっ、やっ、んぁっ…!」
「…ぐっ…!」
クルスが、うめき声をあげた。
手の力が弱くなった瞬間、俺は一気にクルスから離れた。
そして、ごしごしと口を乱暴にこする。
「にゃ、にゃにすんだこのボケェ!!!!噛んだ!!!」
「何してんだ、このクソクルスぅう!!!」
…ん?
「痛いですね…何をするんですか、リバー」
「何をするんですか、じゃねぇよクソが。何クロード様と接吻してんだ、このクソボケが!!」
「そうだ、ボケェ!」
リバーとか言う人に便乗してみた。
…ってこいつ誰!
「あの…あんたは?」
「あ゛ん!?」
「ひぇっ!」
ちょちょちょ、超ビビった!めっちゃ睨まれた!!!
何なんだ、こいつ!!ちょっと渋((
「あ゛ぁぁぁっ!!!!!失礼いたしました、クロード様!」
「え、あ」
「ど、どんな処罰も甘んじて…!」
「何もそこまで…」
何かこの人も、忠実?なのかぁー。
何か、熱い人だなー。
「クロード様。ご遠慮なさることなど微塵もありません。いっそのことコイツを解雇にしてしまいましょう」
「ふざけんな、このクソクルス!」
「おや、どんな処罰も受けるのでしょう?」
「ぐっ…!」
リバーが、物凄く悔しそうに拳を握る。
いや、何やってんだよ。
「さぁ、クロード様!判決を!!」
クルスの目が生き生きしている。
それほどまでリバーが嫌いなのだろうか。
「別に、何もしないけど」
「っ…!そんな、クロード様!罪を犯した人間は、罰を受け、償うことで許されるものです!
このアホなリバーに罰を!」
クルスが生き生きしてる。
「クッソクルスがっ…!!!」
リバーはリバーで、いろんな感情が渦巻いているようだ。
「じゃ、じゃあ、でこぴんでいい?」
「はい!…って、えぇえぇええ!!!!!?」
クルスがげんなりしてる。
「それでいいよね。うん。はい、リバー、でこぴーん」
バチッと少々大きな音がする。
結構力いれちった。
「あ、ありがとう、ございます…」
リバーはリバーで、こんな軽いものなのかと、驚いているようだ。
クルスは、げんなりしてる。
~next~
最後、超ツマンネwwwめんどくs((((タヒ




