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[ 俺物語 ]  作者: 瑞希
1/4

【  君のいた世界。君中心で回る世界。  】

適☆当ですがそれが何か?


主人公の性格とか口調とか今はめっちゃかっこいいですけど、次第に変わりまs((






「もうじき俺は、死ぬだろう」




ポツリ、と俺は呟く。




ガシャンと何かが落ちて、割れる音がした。





病院に見舞いに来てた俺の妹、海里が花瓶を落とした音だった。





「……え…?」





「自分の体だ。死期くらい分かるさ」



そう、俺の体は刻一刻と、死へ近づいている。


日に日にくる体への負担などで、何となく分かるのだ。





「やっ、やめてよっ!!」




海里が声を荒げる。




「…声、静かにな」



「えっ、あっ…ごめん…」





ここは病院だということを思い出し、声を小さくして話し始めた。




「やめてよ、お兄ちゃん!そんなっ…不吉なこと言わないでよっ…!」





海里の大きな瞳から、大きな雫が零れ落ちる。





「あぁ、すまなかった。俺はお前のためにも、生きてやるから。な?だから、泣くな」



手を伸ばして、海里の頭を撫でる。





「ホントにっ…長生きしてよぅっ…!」




「するよ。長生きするって約束する。ほら、指きりしよう」




「……うん…」







いつもいつも海里と何かを約束する時はやる、指きり。




きっとこれも最後なんだろう、と俺は悟った。







「…指きった!」



「俺、頑張って生きてやるさ」



「当たり前だよ!指きりしたもん」




「そうだな」




こんなに可愛い妹の笑顔も、これが最後、かな。





死を自覚している所為か、やけにそんなことばかり思ってしまう。








「あ、お兄ちゃん。私、看護婦さんから掃除用具借りてくるね。花瓶、落としちゃったから」



「あぁ」







海里が病室を出て行く。






……何故か今日は、出て行く海里を引き止めたかった。





何でだろう。






「……今日が、最後か」





きっと、そうだ。




やけに今日は直感が働く。








あぁ、海里。




約束を守れないお兄ちゃんですまないな。



指きりもしたのにな。



…ごめんな。



兄ちゃん、もっとお前と一緒にいたかったよ…。







「……ぐっ…!?」







――突然、胸に痛みが走った。






「ぐっ、あ゛っ、うぅっ!!あ゛ぁ゛っっ!!!」





痛い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い。




これは、きっと俺の人生の終了を告げるベルなんだろう。




痛みに襲われながらも、頭では冷静に考えてたりする。



……笑えるな。






「う゛ぅ゛ぅ゛っっ…!!!あ゛ぁぁぁぁっ!!!」



「お兄ちゃん!!!」






―――海里。






「やだっ!!!お兄ちゃん、しっかりして!!」




海里が、ナースコールを取って懸命に押す。





「お兄ちゃん、お兄ちゃん!!!やだ、やだぁっ!!!」



「海、里……ぐぅっ…!約束守れ、ないっ…兄ちゃんで、ごめん、なっ…!」



「しゃ、喋んないで!も、もうすぐで看護婦さん来てくれるからっ!やだ、やだよ!!いかないでお兄ちゃん!!」






俺だって、いきたくないよ。





「お、れは…お前のっ、兄でいられたことが、一生の…ぐぁっ!…誇り、だっ…う゛あぁあ!!」




「や、いや、いやだっ、おに、ちゃっ…!!」






ガシッと海里の手を掴む。





「じゃ、な…幸せに、なれ、よ……俺の、可愛い……海里……大、好き、だ……ょ……」




「やだっ、やだぁぁあああっっ!!!!!!」








海里の声が、段々と遠くなる。




意識が薄れる。














――「お兄ちゃん、お兄ちゃん!」


「ん?どうしたの、海里」


「私ね、お兄ちゃんのことだぁーいすき!!大きくなったらね、お兄ちゃんのお嫁さんになるのっ!


「俺も、海里のこと大好きだよ!!一生一緒にいような!」



「うんっ!!」――









―――海里。海里、今までこんな兄貴を愛してくれてありがとう。そして、さようなら。……大好き。



















『待っておりました、我が主』



『貴方様こそが、この世界にふさわしい』



『あぁ、早くおいでになられてください』



『最高のおもてなしを用意して待っております』



『さぁ、早く。我が主―――クロード様』








~next~



はっきり言って、適☆当です。

ごめんなさい。

文才ください。

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