前へ目次 次へ 390/391 執念の代償 執念の代償 執拗に魔石を狙い続けるバルーとジュジュだったが、彼らの心には徐々に焦りが生まれ始めていた。魔石の光は徐々に消えかけ、彼らの執念と欲望が逆に自らの破滅を招くように感じられた。「こんなはずじゃない…」と呟くジュジュの目に狂気が宿り、彼は魔石を奪い取るために最後の力を振り絞って攻撃を繰り出した。 しかし、その執念が招いたのは、破滅への引き金だった。ルーとエクは彼らの暴走に巻き込まれながらも、最後の力を振り絞り、魔石を守り抜こうとする。