次なる冒険への旅立ち
次なる冒険への旅立ち
精霊たちが再び自然の中に溶け込み、静かに姿を消していくと、リックは仲間たちと共に地図を広げた。目の前には広大な大地と、まだ見ぬ山々、そして闇の奥深くに隠された未知の地が広がっている。彼らがこれまでに踏みしめた道のりと、これから向かうべき場所。その地図は、彼らの心に新たな希望と好奇心を呼び起こした。
「この戦いが終わったとしても、俺たちの冒険はまだ続く。未知の地には、まだたくさんの魔石が眠っていると聞くし、それらを守るための試練が待ち受けているかもしれない」
リックの言葉に、仲間たちは力強く頷いた。それぞれが精霊たちや仲間たちと過ごした時間を胸に、さらなる高みを目指すための新たな旅を決意した。戦いを共に乗り越えた絆が、彼らに再び歩み出す力を与えてくれたのだ。
「俺たちが次に目指すのは、東の山脈を越えた先にあるとされる“古代の魔石”だ。そこには、精霊たちさえ知らない秘密が眠っていると言われている。俺たちは、それを見届けに行く」
ウラキが地図を指しながらそう提案すると、リックと仲間たちは笑みを浮かべ、旅立ちの決意を胸に刻んだ。遠くに見える青い月が彼らを静かに見守り、その光がまるで彼らを祝福しているかのように柔らかく輝いていた。
そして、彼らは夜明けを待つことなく、次なる冒険へと歩み出した。