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タイガーアイ
旅の途中、零は「持っているだけで迷わない」と言われるタイガーアイを手に入れた。これで道に迷うことはないと安心していたが、次の日、森の中で全く方向が分からなくなる。
「おかしいな、タイガーアイがあれば迷わないはずなのに…」と零が呟くと、守田は「もしかして、その石が迷ってるんじゃないか?」と冗談めかして言った。実際にタイガーアイをよく見ると、微妙に振動しており、まるで石自体が混乱しているかのようだった。
「こいつ、迷子になってる…!」と気づいた零たちは、タイガーアイを置いて、他の方法で道を見つけることに。結局、石に頼りすぎるのも良くないという教訓を得た。