表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

180/391

ホープダイヤ

ある日、零は市場の片隅で奇妙な輝きを放つ青いダイヤを見つけた。何かに呼ばれるように近づき、手に取ると、その美しさに息を呑んだ。「ホープダイヤ…」とつぶやく店主の声に、零は興味を持った。


「この石は、持ち主に莫大な力を与えるが、同時に恐ろしい呪いももたらすという。手にする者は必ず不幸に見舞われると言われているんだ。」


零は笑って受け流し、ダイヤを購入した。彼はそんな噂を信じる性格ではなかった。だが、ダイヤを持ち帰った夜から、不気味な出来事が立て続けに起こり始めた。


まず、麻美が高熱で倒れた。原因は不明。次に、守田が森の中で突然の落石に巻き込まれ、重傷を負った。零は次第に不安を感じるようになり、ダイヤを手に取って考え込んだ。「まさか…本当にこのダイヤが原因なのか?」


だが、同時に彼は、そのダイヤの強力な力にも魅了され始めていた。もしこの力をうまく使えれば、どんな困難も打破できるはずだ。「この石を使うべきか、それとも捨てるべきか…?」零の中で葛藤が渦巻く中、ダイヤは青く怪しく輝き続けた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ