聖なる天使の助け
おみくじ
〜大大吉〜
あなたの人知れない悲痛な呟きも、その天使はちやんと聞いている。安心なされ。
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だれか…助けて…
この地獄を…終わらせて…
凶鬼を…助けて…
凶鬼だけは…
スピカ「苦しい…誰かの助けを求める声がする…
僕には…何も救えない。
呪い…罰を与えることしかできなかった…
そんなのが…聖天使の…」
オウガ「スピカ…絶対に助けに行こうと思うなよ…
悔しいと思うなら…次に繋げろ。
お前には人を救う力があるんだ。
お前が海に飛び込んだ所で、何も変わらない。」
スピカ「…僕は!
今救いたいんです!」
オウガ「!………方法はあるのか? 策もなしに気合いだけでは何も救えない!」
スピカ「僕の加持祈祷…解呪で凶鬼さんの魑魅魍魎ごと消します。
僕が覚醒すれば、それくらいできるはず。」
オウガ「…やめておけ…
覚醒できるかは別として、
どうやって凶鬼のところまで行く? 分かっているのは海に沈んでいると言うことだけ。」
スピカ「…ごめんなさい。
僕は! みんなを救います!
加持祈祷…覚醒!」
オウガ「待て! ホープ!
……聖天使…ホープ・スピカ…」
凶鬼の心
ホープ・スピカ「海の中がとても暗い…? というかこれは海の中じゃない…?」
凶鬼「…お前…なんで俺の心の中に? まあ、細かい話はいいか… 俺の、”魑魅魍魎”が迷惑かけたな…
あいつはあくまでも俺の四字熟語能力。ここで俺を殺したらあいつも死ぬだろう。
俺を殺せ。」
ホープ「いやです!」
凶鬼「…」
灰鬼「ここは…?
死後の世界? …なんで敵だったやつがここにいるの?」
凶鬼「灰鬼? お前まで…なんでここに…」
ホープ「僕もここにどうやって来たのか分かってませんし…
灰鬼さんも同じでしょう…」
灰鬼「…どうやったら…凶鬼を助けられるの?」
ホープ「僕の加持祈祷で魑魅魍魎ごと消せば…なんとかなるかも知れません!」
灰鬼「……お願い!
凶鬼を助けて!」
ホープ「加持祈祷…解呪!」
凶鬼「………」
ホープ「このくらいじゃだめだ…
僕の…四字熟語能力を全部使うくらいで!
加持祈祷…解呪!!」
凶鬼「! なん…だ?
辺りが明るく…」
聖天使ホープ・スピカの日記
1. 四つ目の世界 天国。
そう。天国が僕の故郷だった。
だが、なにが起きたかは分からないけど…突然…謎の光に包まれ、僕は一つ目の世界グランテスにいた。
2. グランテスでは名前か名字しかないのが普通だそうだ。
僕の本名は ホープ・スピカ
だけど、スピカとして、この世界では生きていこう。
3. 川鬼 ぽよぽよという人が友達になってくれた…
僕は…本当の事を打ち明けた方がいいのだろうか…
4. シリウスという人が友達になってくれた。 というより、
シータの友達だが。
5. グランテスでは天使は悪い奴だと言われている。
図書館で読んだ。
だが、全部書いていることは
"堕天使"のことだった。
僕のような"聖天使"とは全然違う。
まあ、人間が初めて会ったのが
堕天使だったんだろうな。
第一印象って大事なんだな。
6. 僕は、絶対に天国に帰るつもりだ。
7. これからは、他の世界について知っているYKSを調査していきたい。なんなら、YKSに入ってやってもいい。
8. YKSに入ろうとしたら
弱いって言われた。
まあ”加持祈祷”は強い能力じゃないしね。
9. もう、このノートに書く事もないだろう。
これからは、YKSから情報を盗んだり、別世界について知っている人に話を聞いていくつもりだ。
10. このノートに書くのは五年ぶりかな? まだ大きな成果はない。だけど、オウガという人と二つ目の世界 地獄
にいく事になった。
もしかしたら、天国に帰るのはもうすぐかもしれない。
11. オウガさんは知り合いの四字熟語能力を解いてほしいと言ってた。知り合いの四字熟語能力を解いてくれたら、天国に行かせてくれるんだって。
いや、死ぬって訳じゃなくて。
12.僕は、天使ということをオウガさん以外には隠している。
でも、僕は、聖天使として、命あるものを救うつもりだ。




