こころ 成分、性分、本分
『こころ 成分、性分、本分』 -おもうことをつづる-
高校に入る前の出来事
ある些細な良くあること
けれど個人的には
世界が変わるほどの重大な事件で
心の中にわずかな闇が生まれた
闇はこの世界が滅びればいいと呟いていた
闇からおちた影は次第に大きくなってゆく
それは仕方のないこと
大切な夢をひとつ失ったから
絶望と希望の狭間をゆき
影のごとき命とその先へゆくこと
生と死を望みながらあゆみつづけていた
ある創作物との出逢いで
その闇に枠組みが生まれる
世界を見て読むことから
世界を作り遊ぶことを覚えた頃から
レギオンとサイファという名前と物語から
そして楽園を目指す真実という少女から
出来事から人を作り出す
心の内にそれを住まわせる
そのきっかけを知らず学んでいた
世界を創る
人を作る
想像した自分の世界には影と闇が常にあった
当然だ
自らの絶望から生まれた世界なのだから
ただその世界には闇だけではないものもあった
それは
自らの救いとして気付かずにあり続けたのだろう
空想の世界で遊ぶ
空想の人々を想像する
空想の力を創造する
自らの想像する世界で
時には友人の創造する世界で
世界を滅ぼす暗黒の魔剣
世界を救う白き剣
世界を生み
世界を壊すもの
水の剣
紫電の龍刀
地の竜槍
炎牙の剣
心魂の刃
不変の矛
黄金剣
世界を成り立たせるちから
天秤を正しそして崩すちから
眠り眼や片翼や
白鬚ら英雄たち
自らの世界に生きるものら
黄金竜たる竜神や
魔法使いと三人の弟子たち
混沌たる半月や偽善なる深淵、
自由なる強欲の妖精、繊細なる良き妖精
そうした魔法使い、幾人もの妖精や半妖精の男女
心の内から生まれた欠片たち
それらは役割を持ち
自らの世界を構成する部分として生まれ
その中で命と生りゆくことになったり
あるいは訪問者として
友人の世界で生きる代理の人格として生まれ
その世界を生き生きと闊歩したり
友人の代理人格を創造した世界へと招き
作った物語の中を楽しく歩く姿を眺め
自らの世界を楽しむ心の糧としたり
生み出したものたちと生きていた
生き続けていた
創った世界のため幾つもの創作物を読み
たくさんの世界の成り立ちを観ながら
多くの世界とその創作者へと言の葉の中で出会い
それは受けた響きとともに心へと刻まれた
人の綴る世界を覗き
そこに生きる人に出会い続けた
成功も失敗も
過ちも正しさも
幾つもの世界とたくさんの命とともに
読み綴り幾たびも繰り返し歩んだ
空想と現実の出会いや別れとともに
悲しさや楽しさを何度も繰り返した
そうした綴られた命とともに
出会った人との交わりとともに
絶望と希望の狭間をあゆみ
ひっそりと生き長らえていた
あの頃は世界を見つめたかった
そしていつ死んでもよかった
けれどもたぶん
出来るなら長く生きたかったのだと思う
そしておそらくは
生まれ変わることは望んでいなかったと感じる
それが何故かは今もわからない
いつしかそれは変わりゆく
僅かずつではあるが
自分は世界を壊すものではなく
世界を創造するものになっていった
世界を創ることを覚えながら
人と交わることを学びながら
ある人との出会いから
創作と生きることの師を得て
長いような瞬く間のような
現実の学びの時を迎えた後
今こうして言の葉を綴っている
綴ること
命を紡ぐこと
今も学びつつ
過ちを繰り返しつつ
まだ歩き続けている
次は要らない
次の生は要らない
今もそう思う
今書き続けられればいい
でも
もし次があるならば
やはり書く人になりたい
言の葉を綴りながら生きること
それはこの上もなくたいせつで
そしてずっと続けたいことだから
心の内に世界と人の命を得て
綴り続けることを知ったから
多くの世界とたくさんの人から
そのことを教わったから
綴ることができるなら
それでいい
それだけでいい
ー呟きと蛇足ー
タイトルはこころの内のことです
光と闇の成分比率、影を好む性分と、立ち位置としての本分。
振り返ってみた自分の作り手としての分析と想いでしょうか(*^^*)
考え始めたたときは、ふと過去を振り返ったヒューマンドラマのネタ的なものでしたが、
フルサイズを書く時間はどう見ても無さそうなので、詩の形態として言葉やいろいろを削り落としてみました(^_^;)
まあそうした自己整理情報なので、よくわからないものだとは思いつつ出してみました。
不備なもので申し訳なく思いますm(_ _)m
ご笑納いただけると良いのですが(^ω^)
そろそろ完全復活したいです(^_^;)
まだ繁忙期なんですけど(-ω-;)