その悪事いただくゼ! ~勇者ちゃんファンクラブ会員1番の魔王様が人の悪事を奪って勇者ちゃんの活躍を特等席で見るお話し~
プロローグ部分だけの状態ですが、続きの本編を書けるかは未定です。
とりあえず短編作品くらいのつもりでお楽しみください。
感想等をいただければ頑張れるかもしれない。
『勇者ちゃんファンクラブ』。
魔王を倒して世界に平和をもたらすべく日夜戦い続ける勇者ちゃんパーティーを応援する世界規模の組織である(ただし本人たちからは非公認)。
その影響は計り知れず、『聖神教』に『賢人の集い』そして『冒険者協会』という三つの超国家組織の長が名誉顧問として名を連ねている程で、大半の国が活動拠点を手配するなどの手厚い保護を行っていた(ただし、本人たちからは未承認)。
その活動内容は勇者ちゃんたちの活躍を会報として公開すること、なのだが……。
まるでその場にいたかのような臨場感と、あり得ないほど異常な早さで記事が書かれていた。しかも美麗な挿絵付きで。
それもそのはず、ファンクラブを運営しているのは勇者ちゃんたちと敵対しているはずの魔族たちで、ファンクラブ会員の一番はなんと魔王その人だったのだ。
しかし、勇者ちゃんが活躍すればするほど、魔族の領域は削られていくことになる。
このままではいけないと魔王たちが思い付いたのが、悪事を働く人間たちを利用することだった。
とりあえず短編作品くらいのつもりでお楽しみください。
感想等をいただければ頑張れるかもしれない。
『勇者ちゃんファンクラブ』。
魔王を倒して世界に平和をもたらすべく日夜戦い続ける勇者ちゃんパーティーを応援する世界規模の組織である(ただし本人たちからは非公認)。
その影響は計り知れず、『聖神教』に『賢人の集い』そして『冒険者協会』という三つの超国家組織の長が名誉顧問として名を連ねている程で、大半の国が活動拠点を手配するなどの手厚い保護を行っていた(ただし、本人たちからは未承認)。
その活動内容は勇者ちゃんたちの活躍を会報として公開すること、なのだが……。
まるでその場にいたかのような臨場感と、あり得ないほど異常な早さで記事が書かれていた。しかも美麗な挿絵付きで。
それもそのはず、ファンクラブを運営しているのは勇者ちゃんたちと敵対しているはずの魔族たちで、ファンクラブ会員の一番はなんと魔王その人だったのだ。
しかし、勇者ちゃんが活躍すればするほど、魔族の領域は削られていくことになる。
このままではいけないと魔王たちが思い付いたのが、悪事を働く人間たちを利用することだった。