異世界で人生のやり直し
現実逃避で書いてるので温かい目で見てください!
第1話
ピピピ、ピピピ
「うるせーな。…ってもー朝か。」
俺はごく普通の平凡な23歳。高校生までは気楽に生きて人に合わせてきた俺だが社会人になった途端人生を挫折しかけている。
「今日も会社か。行きたくねーなー。」
とは、言うものの行かなければお金を貰えず生きていけなくなるから行くのだが。
俺はいつも通り用意をして家を出た。毎日の繰り返しで時計を見ずとも家を出る時間を大体把握できるのが今の自慢できる所だ。
「今日はあっちいな。早く仕事終わらして帰ってクーラーのガンガン効いた部屋でのんびりしてーな。」
そんなことを言いながら駅のホームに着いた時、何か違和感を感じた。いつもは朝、ホームにはそれなりに人は多いのだが今日は休日や祝日じゃないのに明らかに人が少ないのだ。
「なんか…変だな。」
そう思いながらも電車を待ってると、後ろから知らないおじさんに肩を叩かれた。
「…………逃げた方がええよ。」
「はぁ?…っておい!!!」
おじさんは一言そう言うとホームの線路に身を投げた。
「何してんだよあんた!!死にてぇのか!?」
俺はなんでこんな状況にあるかなんて気にもしないで気づいたらおじさんを助けようと一緒に線路に落ちていた。
「手貸してやるから先上がれ!」
駅のホームに他にいた乗客も手伝ってくれてなんとかおじさんを上に引き上げれた。
そして俺も行こうとした時だった。
キィーーっと激しいブレーキ音を出しながら駅に入る電車が目の前にいた。
「は?嘘だろ。」
パァン!
俺は間に合わず電車に撥ねられた。……。
……そこからの記憶はない。死んだのか奇跡的に助かったのか分からないが意識はあるみたいだ。
「。。。!?」
喋れない!?どう言うことだ?
わけも分からず真っ暗闇な世界に俺という意識だけがある。
何も出来ずにただ時間だけが過ぎて行った。
(もうどれぐらいの時間が経ったかな?)
唯一の自慢である時間が分かることも今のこの状況じゃ何も役に立たない。
……そんな時!
上から光が差した。真っ暗闇な世界にいた俺にとってこの光は唯一の救いに感じた。
(ここが何処かは分からないがとりあえず光の方に進めば何かわかるか!)
そして俺は光の方へ向かって行った。
つづく
読んで頂きありがとうございます。
とりあえずちびちび書いていくんで良かったら読んでください!