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◇SNS 02 もう今日から寝ない


《2-A 連絡グループ》


[6月7日]


ユー子: キターーーーッ! センターキタッ!


ミカ: ヤバーーーイ。マジ、王子じゃん。あんな上玉、どこから連れてきた?


ひな: 佐藤、よくやった。天晴れじゃ! 褒めてつかわす。


ラン: ほええ。完璧や。背中に華しょってる。それも束で。眼福過ぎる。


サキ: 文句なし! 最高クオリティ。期待してなかった分、喜びもひとしお。


キョーコ: 次のクラス分け、考えるって言ったの撤回。死ぬ気で頑張るわ。


シズ: いや〜。ガチでやらないと、まずいっしょ、あれ。


サキ: B組の連中、王子見たら発狂しそう。


ユー子: 私、とっくに発狂。死守。絶対クラス死守。もう今日から寝ない。


チカ: やばいね。これはやばい。クラス分け試験、激化しそう。


ひな: 新センターが来て、新生A男子チーム、超パワーアップだね。A組は絶対守る。頑張れ私!


ミカ: だよね。メチャメチャやる気が出た。


キョーコ: これは間違いなく、次のクラス分けテストの平均点、上がるな。







《2-B 連絡グループ》


[6月7日]


トモコ: A組の転入生来たって。


みほ: どう? 今川くんの代わりになりそうな感じ?


リン: それはさすがに無理じゃない? 


レイコ: エンジェル男子と呼ばれた今川くんの代わりは、そうそういないでしょ。


トモコ: いや、それが。A組は絶賛、祭り中だってよ。


ケイ: 祭り? それって、転入生が大当たりってこと?


トモコ: うん。やっばいレベルのイケメンが来たみたい。


みほ: マジ? それ本当だったら、みほ、メッチャガチ勉するよ。


リン: ウッソ。信じられない。本当かどうか、あとで偵察に行ってくる。


ケイ: 見に行っても、A組の連中にブロックされちゃうんじゃ。


リン: いや。部活で鍛えたこの身体。奴らの圧力には負けないし。何がなんでも、這ってでも見てくる。


トモコ: 次報きた。今川推しのユー子が、転入生を一目見て、興奮して鼻血出そうになってるって。


みほ: それは本物だな。あの子、超面食いだもん。


トモコ: 正統派王子タイプ。センター間違いなしだそうな。


アイ: 王子系センター。それいいなぁ。


レイコ: Bチームの男子も悪くないけど、全員庶民系だもんね。


ケイ: 私はAチームよりBチームの方がタイプだよ。


ナナ: うんうん。あれはあれで需要あるよね。


みほ: 私は王子系がいいから、A組に行きたい。


トモコ: うちは、実物を見てからかなあ。


* * *


リン: 偵察に行ってきた。そして無事生還。


みほ: 実物どう? マジ王子だった?


リン: うん。マジ過ぎるくらいマジに王子だった。背中に高級薔薇、束でしょってるのが見えた。


アイ: 薔薇が似合う系!? タイプだわ。それなら次のテストのために単語帳飲む。絶対A組に行きたい。


リン: ちなみに笑顔が破壊的。それも、女子に対してナチュラルに気さくに笑う。周囲の女子悶絶。


トモコ: ちょっとこれから行ってくる。


リン: 無理。さすがに、もう人垣バリケードができてる。そのせいで、やむなく撤退してきた。


トモコ: ちっ。一緒に行けばよかった。


みほ: 同じクラスになれば、毎日会えるじゃん。そしたら笑顔も毎日だよ。


ケイ: 今川くんと比べてどう?


リン: タイプは違うけど、遜色ない。どころか、エンジェルな今川くんより男っぽいから、もっと需要あるかも。


トモコ: マジか。絶対、明日は見に行く。


アイ: アイも一緒に行く。


⭐︎ーーー⭐︎本作をお読み頂きありがとうございます⭐︎ーーー⭐︎

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