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【完結】この男に甘い世界で俺は。〜男女比1:8の世界で始める美味しい学園生活〈 SNSラブコメディ〉  作者: 漂鳥
第6部 桜が咲くその時は 編

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◇SNS 湧き上がる悲鳴と涙


《3-A 連絡グループ》


ユー子:来る、来ない、来る、来ない、来る、来ない、来る、イヤッ、来ないで!


ミカ:どうしたユー子。花占いなんかして


ラン:もしかして、お月様? えっ、王子組はもうそんな関係なの?


キョーコ:ユー子ったら、抜け駆けするなんてズルい!


ユー子:ち、違うから。そうだったらいいのにって、違う! キョーちゃん、悪ふざけ禁止!


キョーコ:ゴメン、ゴメン。なんかさ。冗談でも言わないと落ち着かなくて


ユー子:もう! みんなも分かってて言ってるでしょ


ミカ:まあね。勉強しなきゃいけないのに、気が散ってダメだ


チカ:コンビニでもスーパーでも、目につくところにチョコの山で嫌になる。気づかない振りさえできない


キョーコ:去年はあんなにときめいたのにね。今年は不安でしかないなんて


ミカ:まだかなまだかな


サキ:お待たせ。やっと早苗からの聴きとりが済んだ。学校情報聞きたい人!


ユー子:ハイッ!(スタンプ)


ミカ:ハイッ!(スタンプ)


ラン:ハイッ!(スタンプ)


キョーコ:ハイッ!(スタンプ)


チカ:ハイッ!(スタンプ)


ユー子:怖いけど聞きたい。このままじゃ勉強が手につかないから


サキ:よろしい。じゃあ、誰から行く?


ユー子:ゆ、結星くんからお願い。怖いけど聞かなきゃ。覚悟はある、あるあるある


サキ:大丈夫? 教えていいか心配になるよ。ユー子は手元にティッシュ用意しといてね


ユー子:えっ涙を拭く準備? ヤダ、そういうこと? やっぱり私じゃ物足りなかったのねぇーーーっ!!


ユー子:うぇーん!!(スタンプ)


シズ:えっ、そうなの? 結星くん来ちゃった?


サキ:早とちりしないの。王子は今日学校に来なかったって。王子組よかったね


シズ:結星くん、好き、好き、大好き!


キョーコ:よ、よかった。うわっ、なんかめっちゃ嬉しい。どうしよう? すっごい嬉しい


ユー子:うわーん。涙が。ティッシュ、ティッシュ、足りない、ティッシュ


サキ:ま、予想通りかな。でも下級生は阿鼻叫喚で「どこにもいない〜!」って、崩れ落ちる子多数だったらしいよ


ラン:くっ、誠実な男が現存するなんて。羨ましいを通り越して都市伝説を見たって感じ


チカ:王子は期待を裏切らないところが凄いよね


サキ:結衣ちゃんにも確認済み。王子は今日一日、自宅待機だそうです。帰宅したら、3DCPPを作ってあげるって張り切っていたみたい


チカ:3DCPPって何?


サキ:えっとね、デラックスデコレーションデカチョコプリンパフェ、の略だって


ミカ:美味しそうだけど、めっちゃカロリーありそうだね


チカ:いいなぁ。羨ましいなぁ。私は結果を聞くのが怖い


ラン:いやもう覚悟はしてるよ。だって上杉くんだもの


サキ:うん、上杉くんは学校に来たよ。正確には部活をしに来た


ラン:やっぱり。ある意味凄い真面目だから来るよね


サキ:下級生の突撃隊に押し倒されて、揉みくちゃになって剣道どころじゃなかったらしいよ


ひな:うわっ、大変そう。北条っちは来なかったでしょ?


キョーコ:あっ、雛。久しぶり!


ひな:キョーちゃん、みんなお久。私立組はあと半月、国立組は約1か月、頑張ろうね!


サキ:うん。北条くんは来なかったね。っていうか、高3A男子は上杉くん以外、誰も来なかったらしいよ。早苗にはきっちり調べるように言っておいたから、信頼性は高いと思う


ひな:そうなんだ? 北条っちはエルダー様に拉致られてスキーリゾートに滞在中だけど、他はどうしたんだろうね?


ラン:上杉くんだけか。でもまあほぼ予想通り? 北条くんは来るかと思ってたけど、エルダーガードが発動してたんだね


ひな:うちのエルダー様、その辺りしっかりしてるから


キョーコ:斎藤くんは絶対に来ないって思ってた。絶賛イクメン中でしょ?


サキ:ちなみに、高3B男子は全員部活に来ていて、特攻する女子たちを引き連れて校内マラソンを敢行


ラン:なんか想像できて笑っちゃう。青春って感じでいいね


ミカ:校内かぁ。海まで走れば絵になるかも


サキ:でね。高3C男子も全員来てたんだけど、やけに元気がない片桐くんと、元気いっぱいの平野くんと脇坂くんが対照的で、告白対象を切り替えるか迷う女子もいたとか


ミカ:へぇ。高3C男子は結城くんの家の神社で節分イベントに参加したんだよね? そこで何かあったのかな?


チカ:推しのアイドルに冷たくされたとか?


ミカ:ありそう〜。片桐くん、ドルオタだもんね


サキ:実は節分のお知らせ以来、結城くんが音信不通になってる。去年のこともあるし、面倒事に巻き込まれていないか心配


ミカ:結城くんは何気に秘密主義だから、不安になるよね


ラン:こっちは違う意味で不安。今回は、いったい何人増えるのやら


チカ:ま、仕方ないよ。そういうの込みで上杉くんだから。増えたら増えたで、幼馴染組がスケジュール管理するでしょ


ラン:それもそうか。じゃ、学校の様子も分かったし、みんな、気持ちを受験に切り替えよう!


キョーコ:俄然、エンジンがかかってきた。最後まで息切れせずに走り切ろう!!


ラン:おーっ!(スタンプ)


シズ:いざ参らん!(スタンプ)


チカ:ファイトです!(スタンプ)


ユー子:燃えてきたーっ!! ゴゴゴゴォォォォ!!(スタンプ)


ミカ:全部うまく行くよ!(スタンプ)


サキ:幸せになりたいなぁ(スタンプ)


キョーコ:サキ、忙しいのに情報ありがとう。早苗ちゃんにもお礼を言っておいてね


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異世界ファンタジー
代償θ〜転生に出遅れたけど、才能溢れる大貴族の嫡男に生まれたので勝ち組かもしれない 精霊に愛される転生者の物語(カクヨム )

   

ハッピーエンドラブコメ ◆ この男に甘い世界で俺は。 〜男女比1:8の世界で始める美味しい学園生活〜 カクヨム版 女性比率が大きい世界で真摯に恋愛!?(一部なろう版と異なります)

   


   

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