登場人物が多い場合
好き勝手書いてます。これぞ読まれないからできること!
今回は気になります! から一つ。
話の中で登場人物が5人以上いる場合があるとします。
「一人目だよ」
「二人目だよ」
「3人目だよ」
「4人目だよ」
「5人目だよ」
自己紹介ならアリかもしれません。
ですが、通常各々順番に発言するという場面というのは少ないと思います。
モブが好き勝手にガヤガヤと発言するというのであれば勿論アリです。
でも主要人物の発言であるというならば、なしだと思います。
なぜなら作家にはわかっていても読者にはどれが誰の発言かわからないからです。
これを防ぐためにキャラごとに独特の口調をつけるという手段がありますね。
「一人目だっ!」
「二人目なのです」
「3人目ですわ」
「……4人目」
「拙者五人目でござる。ナンチテ」
……5人目に対して殺意が湧いてきましたが、そこは置いておいて、口調一つでもキャラの個性付けになりますね。
特徴ある口調であれば、誰が発言しているのかわかりやすくなります。
ではもう少し補完してみましょう。三人称による補完文章を付け加えました。
「一人目だっ!」 相変わらず熱血な一人目は暑苦しく言った。
「二人目なのです」 可愛らしい声で答えたのは「なのです教」の二人目だ。
「3人目ですわ」 おっとりした口調で3人目のお嬢様が答える。
「……4人目」 無口な4人目だが流石に話さないといけないと思ったのか今日は声を出している。
「拙者五人目でござる。ナンチテ」 この相手を煽るような発言はオタク気質な5人目だ。殴りたいこの笑顔。
少し説明を加えただけでずいぶんとキャラ付けができたように思えます。
実際こんな口調な人物がいるのは変ですが、一度に登場させて読みやすくするなら仕方ないですね。
とはいえ、普通に発言させるなら一人ずつ登場させて、読者に理解してもらうのがいいと思います。
一人称の場合はまた文面が変わりますのでご注意を。
ちなみに私は手抜きで書きます。
一人目「一人目だよ」
二人目「二人目だよ」
三人目「三人▤だよ」
四人目「4人旦だよ」
五人目「5人目だよ」
反則技でもありますが、誰が発言したのか一目瞭然です。
発言者の書き分けができない方のみ使うのがいいと思います。
なんて長々と書いてきましたが実際のところ登場したからといって発言しないといけないなんてルールはありません。
そして5人いて会話してたとするなら大体2,3人が会話。残りがたまに発言。もしくは残りの者で会話しているというのが普通です。
一斉に全員が発言するという状況自体がおかしいのですね。
手抜きで
「「「「「えーっ!」」」」 4人目以外は驚いた。
こんな風に一斉に発言させる手もありますね。
会話ってのは基本的に一対一なのですよ。
複数の発言をさせるのであればわかりやすくする工夫が必要となりますね。
自分だけがわかればいい?
うん。まぁ、いいと思いますよ。うん。でもそれをみんなに強制しないでね?
二人目と5人目が濃くなったでござる。




