自分が書きたいものとみんなが読みたいもの
小説を書く人なら書きたいものがたくさんあるのだと思います。
このサイト自体誰でも自由に書いて良いので自由で良いと思います。
ただ、そういった作品を読んで気になる点というものはあるわけです。
異世界転生もので俺tueeeものでこんなのを書きたい!って方はたくさんいると思います。
自由に書いていいと思います。
でも評価されたい! たくさんの人に読んでもらいたい!
と、なると、また違うわけです。
なぜなら
みんな同じようなものを書いているからです。
さて、みんな同じようなテーマで書いたとしましょう。
そうなると読者は何を基準に作品を選択するでしょうか?
いくつか選択肢はありますね。
・ランキング上位から選ぶ。
これはみんなが評価しているため、安定した面白さがあることでしょう。
・作者から選ぶ。
作者の力量が読者が分かっているなら、これもまた安定した面白さがあるでしょう。
・タイトルで選ぶ。
無名な新人さんや埋もれている方が選ばれるにはこれになるでしょうね。
まぁ、これは以前にも言ったことがあるような気がするので今回は省きます。
肝心なことは
同じようなテーマで作品を書いた場合、文章力がある人や話の構成が上手い人が読まれることになります。
至極当たり前のことですね。
自分より上手い人が書いた作品のほうが作品としての完成度が高いわけです。
え? それなら書くなって言いたいのか?
いえいえ、ちょっとばかり違います。
読まれたいならちょっとばかし、個性というものが必要だってことです。
読者の立場で考えてみましょう。
同じような作品がたくさんあります。
みんな同じような内容です。
その中で続けて読みたいと思わせるものがなければ読まないでしょう。
その続けて読みたいと思わせるものが個性であり、独自性であります。
ヒネリや工夫ですね。
テンプレはテンプレで読みやすいのですが、先の展開が読みやすい、飽きるという欠点があります。
かといって完全にオリジナル設定となると作家しかわからない設定の説明に終始していたりします。
なので私としてはテンプレ設定でもいいので、そこから独自な設定、独自な展開でテンプレから離れた個性や工夫のあるものにしてほしいわけです。
まぁ、これは個人的な考えです。
他人と同じもの書いて楽しいのですか? ということです。
楽しいのであれば私は文句は言いません。ただ、評価されたいとか読まれたいとかは諦めてくださいというだけです。
できるなら自分だけしか書けない作品というものを書いて欲しいと思うのです。