トマ・リシェール
トマ・リシェール
フランスの大手ABSメーカー。フランス南部のマルセイユに本社を置いている。
社名は創業者であり、世界的に著名なプログラマー、トマ・リシェールの名前が由来。
現在トマは会長であり、娘のセシリア・マルソーが社長となっている。セシリアの夫、ジャン・マルソーが役員であることや、セシリアの弟、アラン・リシェールがCTOであったり、同じく弟のジャック・リシェールがCFOであるなど、ソフトメーカーとしては珍しく、いわゆる同族経営の企業である。
二〇三五年に、トマ・リシェールが友人と共同経営していたソフトウェア会社から独立して創業した。以後、経営は非常に好調で、様々な分野に手を広げていった。現在ではフランスはおろか、ヨーロッパ有数のソフトウェアメーカーにまでなっている。
マザー反乱後はすぐに対応し、ビットファイターおよびビットソルジャーの開発も積極的で、ヨーロッパメーカーではメスナー&リュッカーに続いてABSを開発している。
総合メーカーとしても大手であり、銃器類からオプション、キャリアなども製造している。また、現在でもBSの開発もしている数少ないメーカーでもある。
TRS01
第一世代ABS。トマ・リシェール初のABS。かなり初期のもので、それほど優れたものではなかった。頻繁なバージョンアップで少しづつよくなったものの、他メーカーの優秀なABSが登場するに従って存在感を失い、最終的に各社第三世代が出始めたあたりで開発終了になった。
販売成績そのものは悪くなく、その後トマ・リシェールにおけるABS開発に大きく貢献した。
TRS04
第二世代ABS。フランス軍正式採用ABS。信頼性が高く、多くのオペレーターから支持された。02と03が開発終了となり、自社のABS開発が岐路に立たされた時、この04も一時中断されそうになったが、開発チームは解散されず規模縮小のまま、なんとか続けられた。地味ながら基礎的な部分に重点を置く設計で完成し、はじめはセールス面で厳しかったものの、徐々によくなっていった。
現在は第四世代化しており、05と並んでフランス軍の主力として運用されている。
TRS05
第二世代ABS。フランス軍正式採用の主力ABSで、優れた性能を持つ。
04と違い、新しい技術を結局的に投入しており、新進性を目的に開発されている。
現在は第四世代化しており、最新のABSの一つである。




