B&B
ブラウン&バーネット(B&B)
ABSメーカー。ヘルマンストックに続く、米国第二位の大手メーカー。
ABSが登場後も、様々な使い方がされているビットソルジャーの生産を続けている。
銃器類のメーカーとしても有名で、サジタリウス登場前は、ライフルやグレネードの製造でブランドを築いていた。
二〇三八年、投資家のジャック・ブラウンが、破綻寸前のゲームメーカー「バーネット」を買収し、経営を立て直した。その後は安定経営を続け、二〇六六年頃からワールド関連に着手する。
ビットソルジャー登場後は、地道な研究を続け、後発ながら優秀なソルジャーを完成させ、米軍に採用されている。
ABS登場後は、研究開発は続けているが、キャリアなどの開発に重きをおいていたこともあり、第一世代はタウロスを投入するのみだった。
しかし、ABSの開発競争が停滞し始めていた矢先に、新型のサジタリウスを発表すると、その先進性に世界中の注目を集め、一気にABSの人気メーカーになった。このサジタリウスが最初の第二世代となる。
タウロス
第一世代ABS。B&BのABS第一号機として登場。
力強いフォルムと、それに違わぬパワーがあり、人気は高かった。国外の人気が高く、特に中東諸国で多数運用された。
ヘルマンストックのクインシーに対して対抗意識が強く、クインシーより大きくという考えによって、全長は二メートルを少し超えている巨体であり、それを補うために、かなり高出力なジェネレーターを搭載した。反面、コストアップを招き、初期型は販売面では苦戦を強いられた。
その後、何度もアップデートを繰り返し、主に民間で人気のあるABSとなった。
現在は第三世代まで登場し、民間ではまだ販売されている。
サジタリウス
世界初の、第二世代ABSとしてデビューした。安定した性能を誇り、まるで人間であるかのようなスタイルと動きで高い人気を誇った。当時人気のあったクインシーを蹴落とす勢いだった。
非常に高価なABSだったが、米陸海軍で大量納入されたこともあり、実戦でも活躍した。それもあってさらに人気は高まり、当時民間向けには二八〇万円(当時、もっとも高価なABSでも百万円前後だった)という高価格にも関わらず、民間でもよく売れていた。
すでに第四世代化した五代目が登場し、B&Bの代表的ABSと言える。




