メスナー&リュッカー
メスナー&リュッカー(MESSNER&RUCKER)
メスナー&リュッカーAGは、ドイツの老舗ソフトウェアメーカー。世界で初めてABSを開発したメーカー。
日本では単に「メスナー」と呼ばれることも多い。また、「リュッカー」ブランドで、銃器類のラインナップもある。
ハンブルクに本社があり、ほかにベルリン、ハノーファー、ニュルンベルクにも開発拠点がある。また、アメリカやフランス、フィンランドでも自社製品の開発を行っている。
二〇三八年にグレーティア・メスナー(2007ー2071)とメルセデス・リュッカー(2011ー2065)が、ネット関連技術の開発を主な業務として創業。ちなみに創業者二人は従姉妹同士である。メスナーが主に経営し、リュッカーがそれを補助するような形で事業をスタートさせたという。
マザー反乱前から存在する企業で、これまでに多数のABSを世に送り出しているが、主力ABSである「クリーガー」や「イェーガー」が特に有名。世界初のABS「AM1」も有名。
新しい技術の採用に積極的で、ABS開発において常に最先端を走り続けている。
ブランドの特徴としては、滑らかな曲面の外装や、シュタールヘルム型の頭部など。
銃器ブランドの「リュッカー」は、メルセデス・リュッカーの弟である、ルドルフ・リュッカーが立ち上げた。彼は、元は実銃メーカーのエンジニアとして働いており、姉にさそわれて参加し、その後「リュッカー」を立ち上げている。
MRー101「AM1」
世界初のABS。これまでのBSに比べて、そのあまりの人間的な動きに多くの人が驚愕した。
それまでの銃器を本体と一体化しないと扱うことができなかったが、このAM1の登場によって、現実の人間のように単独の銃器を引き金を引いて撃つことができ、また持ち替えたり、スペアを携帯することもできるようになった。
起伏の激しいワールドにおいては、戦闘もさることながら、手足を使って冒険することも必要なため、このAM1の登場はとてつもなく画期的だった。
現在では、一部の愛好家にのみ使われているだけである。
著名なプログラマー、アンソニー・マクニールによる設計で、元々は「AS1」という名称になる予定だった。が、何かの手違いで「AM1」と発表されてしまったという逸話がある。
MRー102「AM2」
第一世代ABS。AM1の強化型として開発された。
重要な納入先であるドイツ政府および軍にも好評で、大量に生産された。第一世代ABSの中でも代表的な機体。
MRー103「シュティーア」
第一世代ABS。第一世代から第二世代に移り変わる過渡期のモデルで、一・五世代とも言われる。
大柄なボディでもかなり軽快に動けることから、当初は評判がよかったが、僅か半年で第二世代のサジタリウスが登場し、あっという間に人気を落とした。現在はラインナップには残っていない。
「シュティーア」という機体名は、牛に似た見た目に由来する。
MRー411「クリーガー」
第二世代ABS。初代は第二世代から始まり、現行型のクリーガー6は第四世代になる。
兵士、軍人という意味の名称通りのABSで、高い汎用性と生産性を兼ね備えているのが特徴。特に第三世代化したクリーガー3以降はカスタマイズ性にも優れ、様々な用途に合わせて運用されている。
近年、ヘルマンストック「マリーナ」が競合するライバルとされている。
現行型は六代目で、七代目モデルが開発中との噂。
二代目から、頰の部分に付けられた「チークパッド」が初採用された。これは防御以外に、ライフルの構え易さを考慮して装着されている。
このクリーガーから、機体の連番が三桁の始めにくるように変更された。同社の四番目のモデルで、スタンダード仕様(1はスタンダード仕様に振られる)の初代モデル(1は初代、2は二代目)
MRー721「イェーガー」
第二世代ABS。「クリーガー」の派生モデルとして開発が始まり、機動性の高さを特徴として完成した。これが非常に扱いやすく人気が高まることになる。
特に軍隊として団体行動をしない民間においては、この特徴が人気となって、一気にクリーガーと並ぶメスナー&リュッカーの代表的モデルとなった。
第四世代仕様の六代目モデルが最新。
未だに人気の高い、二代目モデル「イェーガー2」がまだラインナップに残っている。また、世界中の政府や関係機関、軍で運用されている。
機体番号の真ん中が「2」なのは、汎用型ではなく「機動型」という部類になるため。
イェーガー(初代)
イェーガー2(二代目)
MRー813「レーヴェ」
第二世代ABS。クリーガーに比べて重装甲で、大柄なデザイン。クリーガーのサポートを想定している。
高出力のジェネレーターを搭載し、さらにオプションでサブジェネレーターまで搭載可能な、パワータイプのABS。
第三世代の三代目モデルが最新。しかし、この種の重装型は現代の戦闘にはそぐわないため、人気に乏しい。レーヴェも同じで第四世代化はないと噂されている。




