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ダブル・アビリティー  作者: はやぶさ7ごう
第一章 氷の王編
3/12

第二話「謀略と部屋」

お久しぶりです。はやぶさっす。

展開に悩んで隠居してたら案が出たので書きました

「………重い」


「……すまんな、私の能力では捕縛するに氷漬けにする他にないものでな……」


「いやいや、そこは別にいいんすけど、なぜ2/3俺持ち!?」


「そらお前の方が俺より力持ちだからだね。」


「たいして変わんねーだろ!というか自分で運びつつ水でも運べるお前が二人持てよ!」


「エドワード様が俺にこいつを警戒しつつ持てと言うんだから仕方ないね。」


「?」


「其奴は先刻私の氷を割り、重力を消すという芸当を成し遂げた。ベクトル変換的な能力であれば、衝撃波発生のお前では相性が悪い。それでワターに運搬を託したのだ。勿論、いざというときはお前にも動いてもらうぞ、アフタン。」


「ああ……なるほど、了解っす」















━━━━━━━数時間後


「………!?」


「目覚めたか」


「おお、ランチ、ほっとしたぜ。俺達はともかく、お前は俺達の目の前で氷漬けにされてたからな……」


「………ここはどこだ?」


「おそらく、あの氷野郎の根城だ。」


「チッ、あいつ、俺の攻撃を防いで俺を氷漬けにしやがって……次は倒す」


そう意気込むランチに対して広がる光景は異様であった。

高さはランチ達の背丈の四倍はあるであろうか、比較的高い天井、そして広い部屋である。三人はこの広い空間のおおよそ中心にいた。奥には階段が見え、あからさまに上がれることを意味していた。


「あの階段は、登れば脱出の一歩になるだろうか?」


「どう見ても罠だぜ、俺達が素人だろうが、普通の捕虜を入れておくには警備がザルすぎる」


「だがこの部屋といい何といい、氷漬けだぜ?ろくに壊れねえし、ゴリ押しで突破できる部屋じゃない。まだ脱出するなら、敵を相手した方が可能性があるだろ?」


「考えられる戦力は三人。当然それ以上の可能性もあるが。」



「三人だよ。」


「「「!?」」」


全く不意を突かれた三人は驚愕する。

階段を降りやってきたのは、先ほど襲いかかってきた三人の一人、水使いの男だった。


「君たちは試されに来たのだよ。もとい、拉致されたというべきか。先刻は奇襲という形で、君たちの実力を推し量るには不当だったね。だから、これからしっかり見極めるんだね。」


「見極める?俺達の実力を知ってどうするんだ?」


「どうするって、決まっているじゃないか。君たちを僕らの兵団に加えるのさ。いい案だろう?ねぇ。」


「ふざけるな!言った筈だぜ?俺達は俺達で最強を掴みとる。テメエらの傘下なんてまっぴら御免だぜ!」


「そうか…それは残念だね…」


そう返すと、男は掌に水を纏わせた。能力発動だ。


「ならば君たちをここで殺すよ。下手に敵を残存させたくないからね!!〈剛圧流(ごうあつりゅう)〉!!」


そう言い放った刹那、男は手を三人に向け、掌から凄まじい圧力で水を噴出した。逃げる、避ける暇も与えない。

男の攻撃が正に炸裂するかに思われたその時、豪炎が水流を遮った。

そこにあったのは、炎を纏った剣で攻撃を受け止める男の姿。


「なにッ!?」


「そういえばさっき確かテメエ、自分の水は俺の炎よりナントカって言ってたよなあ?白黒つけようじゃねえか!!」



また隠居ですかね

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