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サバイバルゲーム  作者: 秋元智也
33/61

行動開始

朝を迎えてから食事を取ると、昨日見付けた三神と鈴木の遺体を埋めた。

その間、荒川千博が死体の側に落ちていた部品を拾うとじっと眺めていた。

「どうかしたのか?」

「う~ん。なんかこれってさ、サイドカーの部品なんだよねーじいちゃんが乗ってたから部品をばらしたりしているときに俺がいっつも手渡し役だったわけ。って考えると、ここに年代物のサイドカーがあったりしたのかな?って思ったら探して乗ってみたくなっちまってさ」

「こんな時に呑気なものね~、でも安全確認が終わったら散策を手伝ってあげてもいいわよ~」

伊藤香奈はウインクしながら荒川千博のやるきにさせる。

「調子に乗せていいのかよ?」

横で足立亨の突っ込みは伊藤香奈の『乗せておきなさい』の一言でかき消えた。

とにかく軍用基地というだけあったか、広くてでかい。

なかなか隠れられたら見つける自信がない位には広かった。

今いる平屋の事務的な建物と併設している管制塔。そこを出ると、遺体を見付けた倉庫群がある。

その先に進んでいくと三階建ての宿舎のような建物に、飛行機の離陸スペースには壊れかけた飛行機の機体もあった。

「広すぎて調べ尽くせるとは思えねーよ」

「ほら、泣き言いわない。サイドカー探すんでしょう?」

荒川千博をやる気にさせる合い言葉である。

「次に行くぞー、次だー」

「単純でいいな。アイツは」

ボソッと漏らした足立亨に伊藤香奈は笑って見せた。

その時、水谷優から連絡が入った。

「ニチーム奥の三階建ての建物にいるようだぜ。こっちには気づいてないけどお互いが警戒してる。このまま人数が減るのを待とうと思うけど。逃げられないように封鎖したいからこっちに来てくれ」

「わかったわ。優、ちゃんと見張ってなさいよ~今からそっちに向かうから。」

「わかってるよ」

通信を切ると早速移動することになった。

合流してから誰がどこで待ち伏せるかということになった。

立て籠られたら一階から攻めていけばいいのだがもし、戦いだしたら逃げ出す可能性もあるのだ。

「美弥ちゃんには倉庫の方に待機のしてもらって、私と荒川で飛行機の機体の中に隠れるわ。後の三階建ての建物の死角に成りそうな入り口付近の壁際に優と足立君が行ってくれる?」

「わかった」

「了解」

「お前らも気をつけろよ」

「わかってるって」

「倉庫の方には誰も近づけさせない」

各々持ち場に散っていった。

建物の中では銃声がし始めると生存人数がまた一人減っていた。

するといきなり足立亨と水谷優の側の扉が中から開けられた。

いっこうに誰も出てこないので今だに茂みの中に隠れたままでいると、一人が走り出してきた。

M416を構えて引き金を引くと弾薬が出てこなかった。

「あれ?」

「安全装置解錠したのか?」

「!?」

慌てて解除した時には倉庫の方へ走っていってしまう。

「やばっ」

次に構えたときには、美弥の狙撃が命中したのか死体となって地面に転がっていた。

「悪ぃ、安全装置かけたままだった」

通信で謝ると馬鹿だ馬鹿だと避難された。

「もっと、緊張感を持ちなさい」

足立亨は今はUMP9を倉庫で拾って装備している。

ウンピーという愛称で親しまれている。射程距離は100mと短いのだが建物の中では使い勝手がいい。

UZIウージーに比べると威力は落ちるが、反動は少なく使いやすい。

ウージーを見付け次第替えるつもりなのでそれまでの繋ぎとして使うつもりだった。

弾薬はどっちも9mmを使用している為、グリップもストックもサイトも同じものが代用で出来るので使い回しが楽なのである。

付け替えも一通り教えて貰ったし、いつでも変えれるようになった。

弾薬の装填も大分と慣れてきた。

たまに安全装置の解除を忘れることがあるが、これから気を付ければいい。

生存数46人。中では今も撃ち合いが続いていた。

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