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サバイバルゲーム  作者: 秋元智也
32/61

病院

ショッピングモールの機械室内で夜を過ごした3人はモール内を散策しようと一階から散策していた。

「ほんとに何もないな?」

「確かにな、銃は置いてあるが弾薬が全部抜き取られてやがる。これじゃー使い物にならねーよ」

中野和彦が言った通り、コウジのアドバイスで犬飼達が手分けしながら弾薬だけを回収したのだ。

銃を全て回収は出来なかったが弾薬が無ければただの鈍器でしかないのだ。

別に全部を持っていった訳ではない、使う分だけ取って後は植え込みの根本に隠してあるのだが、そんな事を知りもしない岡野達也と中野和彦は苛立ちぎみにあちこちを探っては溜め息を漏らしていた。

何故ならば、橋のたもとでかなりの弾薬を消費してしまって残りが心もとないのだ。

二階に上がるとベンチの上で誰かが横になっていた。布団の代わりか、着物が被さっていた。

「呑気な奴も居たもんだな?」

銃を構えながら少しずつ近づいて行くと見知った顔が見えた。

「内田じゃねーか?」

腕がいいと聞いていたので、こんなにも無防備に寝ているなんて信じられなかった。

「ふざけてんのか?」

岡野達也は近づいて行くと上に被せていた着物を剥ぎ取った。

「うわあああぁっーー」

そこにあったのは腹部を真っ赤に染めた内田紗耶香の死体だった。

「誰かにやられたってことか?」

中野和彦は冷静に周りを見てみると至るところに銃弾の後が見受けられた。それと、見知らぬ男達の死体も見つかった。それから暫く散策したが、死体は見つかるが弾薬は一切合切抜き取られて補充が出来なかった。

ショッピングモールから食料と水とバックだけを頂いてさらに北上することにした。

途中で乗り捨てられているバイクを見つけると3人で無理矢理乗り込んだ。

運転は中野和彦に任せて、後ろに小島健二を座らせてその後ろに岡野達也が立ったまま乗ることにした。

「スピードは出すなよ」

「あぁ、バイクは慣れてるんだ。任せろよ」

燃料が切れるギリギリまで北上すると病院のような建物にたどり着いた。

横にとめて、見上げると中で微かに動きがあったように見えた、

「どうも、先客がいるみたいだな?」

「マジかー。だがこれ以上は燃料も無いしな、行くしかないだろうな?」

「そうだな。俺が前に行くから後ろからの援護を頼む」

そう言うと中野和彦は行動を開始した。

後に続いて岡野達也が追う。

小島健二は行きたくないのか『ションベンしたら追いつくので行って下さい』と言って手を振った。

勿論行くきなどさらさらない。

病室を一部屋、一部屋見て回りながら弾薬を集める。ここにはまだ45ACPの弾薬が残っていたのでまだ戦えそうだった。

岡野達也は後から来ると言った小島健二が来ないことに苛立ちを募らせた。

「健二のヤロー逃げやがったな?それとも隠れたのか?」

「役にたたないんだ。ほかっておけ」

中野は邪魔をしなければどうでも良いらしい。

廊下に出たところで人影を見た。

「いたぞ。追いかけるか?」

中野和彦に判断を委ねると、深追いはするなと言われてしまった。

確かに追っていって罠にかかる可能性のが高いし、自分達はここのマップも把握していないのだ。

「反対側から調べるぞ、達也俺が見張るから弾薬や役にたちそうなものを集めてくれ」

「わかった」

小島健二をよそに着実に弾薬を回収していった。



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