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サバイバルゲーム  作者: 秋元智也
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意外な素顔

結局二軒共に誰もいなかった。倉庫には何もなく、最初の家にいるであろう敵が持っていったのではないかという事になった。

武器はといえばベットの下に置かれていたサブマシンガンとハンドガンのみだった。

弾薬は9mm、4.5mm、7.62mm、5.56mmの4種類あった。

「ってことは4種類以上の武器が敵の手に有るわけだ」

「そうなるな・・・」

足立享の意見にげっそりしながら相槌をうつ。

「こっちは人数がいても三人は丸腰かぁ~厳しいな」

「確かにな、銃なんて撃ったことないし」

荒川千博の意見に頷く男性陣。

「有るわよ」

「有るんだ、スゲーな」

サラッと聞き流す水谷優の言葉に伊藤香奈は言葉をあらげる。

「あんた達聞こえなかったの?撃ったこと有るって言ったのよ。ハワイに行った時に実弾を撃ってるの!耳でも腐ってきたの?」

全く信用していない男性陣にしびれを切らせた伊藤香奈が拳銃とサブマシンガンを取り上げた。

「何すんだよ!」

取られて憤る荒川千博に伊藤香奈が詰め寄る。

「使えない奴が持っていても意味無いでしょう?」

っというと、サブマシンガンを牧野美弥に投げ渡した。

「使えそう?」

「うん。なんとか、なるかな?」

パシッと受けとるとさっき拾った筒を先端に着けるとグリップをガシャっと嵌め込んだ。レンズの付いた筒をはめると中を覗き込む。

「UZIかぁ、あんまり得意じゃないけどいけるかな。9mmもらっていい?」

いきなり手つきが慣れた感じで組み付けると手際よく弾薬を詰めた。

「香菜ちゃん、大きめのストック弾倉ってないの?」

「ここにはそれしかないよ。奪うしかないね」

「そっかぁ~残念だな~」

会話を聞きながら足立享と水谷優と荒川千博は役立たずなのは自分達の方かと気づかされた。

そして、それ以上にこの詳しさはどういうことなのかと説明を求めた。

いきなり窓を開けると牧野美弥が窓際に立った。

「そこに立つと向こうから丸見えだって・・・」

タタタッ。タタタッ。タタタッ。

言葉を紡ぎきる前に軽い音が連続して響いた。

「えっ。銃声ってこんなものなのか?」

呆けていった水谷優の頭を伊藤香奈は軽く小突いた。

「馬鹿ね。サプレッサーって知らないの?」

「俺、聞いたことあるぞ。音を最小限にして敵に気づかれないように殺すんだろ?」

自慢げに荒川千博がいうと伊藤香奈から「あったりー」と言われ嬉しがった。

「そこ、喜ぶ所かよ」

「ちょっと待てよ。ってことは今のって」

足立享の突っ込みに被せて不穏な真実を聞きただす。

「仕留めただけのことよ」

窓からこちらに来る美しい天使。って、今すごい事をサラッと言ったよ。

「あんた達現実をちゃんと見なさい、殺らなきゃ殺られる戦場なの。いーい、甘い考えは今すぐ捨てなさい。言ってなかったけど私達はサバイバル研究会のメンバーで美弥は部長よ。たまに森で本格的なサバゲーもやってるから慣れてるの」

「そんなの聞いてねーよ」

「言ってないもん。うちのクラスにも他に沙耶香ちゃんに澪ちゃんがいたかな?」

伊藤香奈は自慢げに言った。

「結構手強いわよ~」

まずは話しているより制圧が先。というので隣の家に入り込んで散策をした。

二階には撃たれて無惨な状態の死体があった。

「おえっ、おっうえっ」

吐き気を催してその場にしゃがんでいた。

そんな水谷優の姿を見て牧野美弥はそっと背中を擦ってくれていた。

そして聞きたくなかった一言を言った。

「大丈夫だよ。すぐ慣れるわ」

いやだー俺の天使がそんな事いわないでくれーっと頭を抱えていた事を誰も気付かなかった。

「こっち来て~いいものが有るわよー」

嫌な予感しかしない。やる気もなく伊藤香奈の声がした方へ行くと一部屋に武器が並べられていた。

牧野美弥は目を輝かせていち早く選んでいた。そんなにキラキラさせないでくれよ。

どうしたらいいか分かんなくなるぜ。っと心で答える水谷優だったが、その問いに答えてくれる者は今この場にはいなかった。

「決めた。私はAK47とサブとしてSCAR_Lがいいかな?スカーって結構撃ちやすいんだ~香奈ちゃん、5.56mm と 7.62mmの弾薬ちょーだい。あー8倍スコープも有るじゃん。しかもフラッシュハイダーもあるのかぁ~あとは、グリップでしょう?・・・スカーにはドットサイトでいいや。これでヨシッと」

組み立てをみて惚れ惚れする速さでつけていく。きっとどれにどれを着けるのが一番いいとかがわかってるんだろうな~っと思っていると伊藤香奈が後ろを小突いてきた。

「美弥ちゃんに見て貰いな」

「美弥ちゃん?俺はどうした方がいいかな?」

「水谷君ならこれなんてどうかな?M416。9mm弾だから貫通力が高いから車とかの破壊にも使えるよ。ちゃんと狙いさえ良ければだけど・・・」

あまりにもペラペラ話すので今までのおとなしい性格だと思っていたのを改めざるを得なかった。

もう、面影さえないよ。窓際に、いきなりの発砲のそうだけど死体を見ても動じない女子って・・・。



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