vs極光龍機グレイズ・ジークストライク3
七つの命
その効果はこのスキル保持者に6回の死亡時、死者完全蘇生を行う事だ、だから七つの命、スキル保持者の命を七つにする
体がバラバラになろうとも、海に沈められ息が出来なくなろうとも、絶対に今後生きていられる状況で蘇生させる、そう生きていられる状況でだ
だから戦闘中にはMPが全回復する、二度目の全力を出させ、勝つために...今までは一度目に完全理解を専念させ、復活した二度目で100%仕留める事をしていたけど
海の底で溺死や圧迫死をすれば海面で復活を果たし、生き埋めにされれば外で復活をする
俺のレベルが100になったことで鑑定で調べれるようになり分かったことだ
そんな事を白機龍を見ながら思い出していた。
まあ、理由は簡単、さっきあんな事を言ったからだ
「七つの命....本当の使い方をしてみるか、残りMP残量は893か....『マナリチャージ』ッ!?.....っと...この嫌な感じ...あまり使いたくねえな」
まあ、これでMPは満単だ
後は....この大量のMPを絞り尽くすだけだ。頼むぜ?白機龍、三体目とか来ないでくれよ?
「最凶ナル十二秒」
ここで改めて魔法の説明をしたいと思う
魔法とは魔力を使用することで発動できる魔法属性を発動させる事だ
そしてどんな魔法も使用するにあたって決められたMPが発動させると強制的に支払われる
ここからが地味にややこしくなるが、別にMPの支払いの上限は決められていないのだ、最低値が決められているだけで、なので必要よち多くMPを使用すれば魔法の効果を上げる事が出来る
最低値より多くMPを使用するのなら魔力回路を伝って支払われる、普通に使う分には魔力回路は使われない
その魔力回路使って威力を上げられるのには上限があり、それは個人差に影響する
そして、現状悠斗の魔力回路では魔法効果を最大で20%上げる事が可能だ、本来のMP倍3倍を支払う事で
ここからは魔力爆発の説明をするが
魔力爆発はMPを1秒毎に50支払われる事で魔力回路を一時的に壊す事ができ、発動中は使用する魔法に勝手に魔法効果上昇50%され、使用MPがかなりあがつ
そしてその魔力回路を壊すと魔法効果上昇の上限がなくなり...例えばだが身体能力強化は俺だとINTとSEN以外の全ステータス+10だが、魔力爆発中は勝手に50%されて全ステータス+7、そしてさらにMPをつぎ込むと使用したMP分ステータスが上がる
だが、魔力回路を壊して無理矢理使っているため体と魔力回路共に大ダメージを受けていく
消費MPが多い魔法ほどダメージは大きい
最後に今使った最凶ナル十二秒だが
これは最終切り札だと思っていいだろう、それは12秒でMPを全て使いきるからだ
身体能力強化を魔力で強引に効果をねじ曲げて、全ステータスを上げる、そしてその効果時間を12秒に圧縮し、そのアップ値の+100%を自分のステータスを上げる
全ステータスの場合だと+5になるが身体能力強化の魔法は一回MPを50支払う事で10分間強化し続ける事もできる、だから...10分を12秒に圧縮すると1秒につき50倍されるのでそも100%だから100倍、よって全ステータス+500される、さらにこの魔法の発動中は魔法での消費MPが0になる
だがそのデメリットに一度発動すれば止めることは出来ず、発動してから1日の間自分ではMPを回復する事が出来ない、そして魔力回路を通じて魔力を注ぎ込め無いので魔法効果を自分で上げる事が出来ない
だが....
「ーーーーーーー何ダ、コレハ」
俺からは紫のオーラが滲み出てきて....力が溢れ出てくる、地面を踏み抜き、空中へと身を動かす
その速度は俺の超スロー時でもギリギリの速度、普通なら出せない速さだ
ほぼ一瞬で白機龍の所へと着き、左手で突きを放つ、さすがにこの速度について行かれないのか白機龍は無抵抗のまま胸を貫かれ、連撃である右手での剣の振り下ろしで左手腕を肩から切断される
そこでようやく処理が終わったのか転移で俺から放れた
「ーーーーーー何ナノダ、サッキマデトハ動キガ全ク違ウ!?」
「......」
空中を蹴り、ウィンドサーチで分かった居場所へと速攻で向かい今度は
残っている右腕を左手の剣で肩から切断し、転移で後ろに回ってから翼を二つとも根本から切り裂く、そして反撃とばかりに俺の背中を尻尾で指し貫こうと迫ってきたが、瞬時に後ろに振り向き、右手の剣の刃を尻尾の先端へと当て真っ二つに裂かれた
ここまでで3秒
次元剣で切っている訳でも無いのにさくさく切れるのはこの剣の切れ味の問題だろうな
透明変更剣との切れ味は歴然の差がある
尻尾を全て切り裂くために体を空中で前転させ、最後には背中を抉る、
これで1秒、計4秒
翼を無くした事で落下を始めた白機龍に俺は、双剣を即座にはめ直し、落下をしている白機龍の速度より早く下へと駆け抜け、通りすぎる瞬間に右腕で剣を抜刀し、白機龍に背中を向ける状態から前を向ける状態に回転し、左腕でもう一本を抜刀、これで左右半分ずつ切り裂かれた白機龍は下半身と上半身に分かれ
双剣を鞘に仕舞い、ボックスから白銀の銃を取りだしMP消費0で半身向けて放った
だが魔弾は前に撃ったときとは比べ物にならない位の高魔力で打ち出され、白機龍の下半身に当たると大爆発を起こした
「ーーーーーーーー」
「.......」
落下でどんどん離れいてく白機龍にまた体当たりするよるようにぶつかり
地面へと二人(?)で超速度で激突した
白機龍の上半身は俺が地面に激突する際に足を乗せてたので衝撃波でぶっ壊れ、俺は立ったまま着地をした
まあ、なんか俺の頼みは聞き遂げられなかったのか
疑似転移を10回は行わなければならない距離でまた新たな白機龍が現れた、疑似転移を連続で使用は出来るがどうしてもタイムラグが起きるため、この距離なら走った方が早いと思い、白銀の銃をボックスに仕舞い
空中を何度も蹴り白機龍の元へと高速で向かっていく
「ーーーーーーコレデ死ネイ!『※※※※※※※※※※※』」
白機龍は白銀の銃を上へと向け、巨大な高エネルギー銃弾を放った
上へと上昇していく銃弾は徐々に勢いを無くしていき...推進力が無くなり空中に停まると....無数の小さい銃弾へと変わり....広範囲を雨のように落ちていく
それは持続的に続いていて...多分一定時間は発動し続けるにだろう
「だが。。。」
今の俺の速度には意味がない、小刻みに空中を蹴ることで全ての銃弾を避けていく
そして白機龍へ近づく頃には後は残り3秒
ギリギリ俺を捉えられてもいるのか白機龍は俺に紫電の剣を当てようとしてくる、疑似転移を使い無理矢理近付き体を捻ってから左腕で抜刀を行い、左腰辺りから右肩までを深く切り裂き右腕を切断させる
そこまで白機龍は予想していたのか左手から銃を離し、無手になった手を俺の首めがけて伸ばしてきて転移の暇なく捕まった
基本、疑似転移は疑似転移、距離を誤魔化すだけなので首を捕まえられたら転移は出来ない
「ーーーーーーーーコレデ、キサマは終ワリダ!!」
そのまま持ち上げ俺の顔が白機龍の顔と向き合うようになると
口を開き、そこには光が集まっていく......俺は双剣を離し俺を捕まえている手に両手をつけ引き剥がそうとしたが身体強化100%を持ってしても引き剥がせず、時間は残り2・5秒
「魔力圧縮爆発!!凍てつけ、【フリーズ・アブソリュート】」
最凶ナル十二秒によってMPの消費が0になるが別に1以上放てない訳ではない
今残っている魔力を圧縮させて魔力爆発で無理矢理に壊して威力をさらに羽上げる事が出来る
そして、圧縮させて発動された氷魔法は白機龍は撃とうとした光線事凍り付いており、ただの氷塊へと姿を変えていた
「。。。クッ!?....はあはあはあ....」
これで七つの命を使うことは無かったが体ではなく心に大ダメージを受けた
戦闘中のため歯を食い縛りる事でなんとか意識を失うことを回避することが出来た....が...意識が朦朧とする
凍らせる際に俺の首と白機龍の手のひらに少し隙間を作っていたため俺を掴んでいる手のひらからするりと抜け
片膝を地面につけ、呼吸や定まらない視界を整えさせる
「はあ...はあ.....ふう..なんとか無力化出来た....よな?」
「ーーーーーーーーーソレハドウカナ」
安心しきり油断したときに呟いた言葉に誰かが返してきた
突然の事に体が固まり....ザシュッそんな不気味な音と共に俺の胸の辺りから紫電を纏っている剣が突き出ていた
.....どうやって....出てきた....白機龍は今氷のな....か....で......?
あれ.....氷の中には白機龍が....いない!?.....どうして....
「......テメェ....どうやって...」
「ーーーーーーー教エル義務ナイ、逝ケ」
聞いても答えてくれるはずもなく、剣を無造作に振られ剣から離れ無抵抗に地面へ激突し転がった
立ち上がろうと腕に力を入れるが頭を白機龍に踏まれて立ち上がれなくなった
くそが....どうなってるんだよ...こいつ
......ここで七つの命を使うのか?、まだ最下層でもないのに?
無理ならば使う....でも今無理なのか?....まだ死んでいないのなら可能性はあるはずだ!
「負けて....たまるかああああああ!」
MPが無いためもう魔力圧縮爆発も最凶ナル十二秒もを使えないため素ステータスで腕に力を入れ、体を無理矢理強化し動かしたため体はぼろぼろだ、だが意地で頭を踏みつけてくる白機龍を徐々に頭で持ち上げていく
浮き上がった隙に頭をどかし白機龍から離れる、その間にも傷口から夥しい量の血が流れていく
「......ゲガホッ!?」
「ーーーーーーー何故諦メナイ?」
「死んでたまるか....」
「ーーーーーーー我ノ敗ケデ良イ、ヨクゾ諦メズニ戦イ抜イタ」
.......は?....なに言ってんだ、コイツ....
自分から敗北を認めた?、俺は腹に大きな傷があり白機龍は無傷、なのになんで?....
なにがしたいんだ?こいつは...
思考を巡らせ敵の言った意味を深読みしようとしていると突然後ろから女性の声が聞こえた
「ふふふ....良いデータが取れたわ、ありがと」
「お前は....」
「私?、私は機構都市で主に魔導学を研究している、エルトリス=ハウシューカーよ、以後よろしく」
マギアテクニカ?....どこだそこ....それに魔導学って?
それにさっき言ってた良いデータってなんだ?まさかこの白機龍は人工物なのか?
あり得ねえだろ....こんな化け物が作れるなら...この迷宮何てとっくの昔に....ってあれ...白機龍は?
「.....白機龍はどこ行った?」
「ん?...ああ、君が戦ってたの相手の事?、それならほらこれ、これがさっき君が戦ってた実験魔導機械龍、極光龍機グレイズ・ジークストライク、まあ活動可能時間はたったの三十秒だし、一度使うと破損、それに作るのには5億スピナもかかるのよね」
「お前が....作ったのか?あれを?」
「そうよ、凄いでしょ」
胸をはり地面気な彼女
彼女の説明通りなら作るのには5億スピナもかかるくせに30分しか起動せず、起動終了時に自壊、するものらしい、あの白機龍は
だが.....それでも強い....破壊されても破壊されるまえの状態で復活してきて、しかも学習し強くなって
「あ、ああ....」
「んまあ、君には敗けちゃったけどね、君何者?私の最高傑作を初見で攻略するなんて可笑しいわよ!?」
俺からは言わせて貰えば可笑しいのはあんたの方だろ....
研究者がこんな高階層にいるわ...俺と語格の物作ってるわ...しかも経験値が入っていないから戦い損だわ
「俺は.....八神悠斗、Dランク冒険者だ」
「八神悠斗....どっかで聞いたことある名前だなぁ、どこでだろ....まあいいや、それより君そんな傷で放置してて大丈夫?」
「.......」
大丈夫な訳ねえだろ....めちゃくちゃ痛いわ!
意識も朦朧とするし倒れられるならすぐさま倒れて病院送りにされたいわ!この世界に病院とかないけど!
帰ったらルキナに迷惑かける事になるな...いきなり宿に帰して起こってないかな...
「お前は...いや、、あなたいつまでここに要るんですか?」
「うん?、まだ研究したい事がいっぱいあるからねえ、もうしばらくここにいるよ、あ、君はその傷だしもう帰るよね、あっちに行くと転移陣があって迷宮に帰れるよ」
「そうですか...」
そういい女性が指差す方にはエンターグレイズが守っていた扉があり
多分、その先に転移陣があるのだ...ろ...迷宮に帰れるよ?.....ここは迷宮じゃないのか?
だとしたらここはいったい...
「ここはどこだ....?」
「ここは私の別荘兼研究所の地下施設だね、ここと無限迷宮を転移陣で内緒に繋げて研究してるんだよ、びっくりしたよ僕の地下の研究施設に侵入者が現れるんだから...そうか、君は迷宮から来たんだね、
「ああ」
「んじゃ、あそこから帰ってね、私はもう行く、また会えたらいいね、ばいばい」
手を振りながら女性は次元の扉を開けて、彼女はその中に入ると次元の扉は消えた
彼女は次元魔法を得意としているんだろうか?だから白機龍もあんな事を....
今回で得た物は二丁の魔銃と切り札か....割りに合わない気がするが....仕方ないか....
「はあ....」
あー、更新遅くなってすいません
えっと今回の話は悠斗が魔銃入手と一つ目の切り札を手に入れるために書きました
別に要らなかったかもですが...まあ許してください、次の話からルキナとの甘いお話になると思うので(まだ未定ですが)
それとマジックバーストの説明をしましたが分からない部分や今までのお話で矛盾点など、そしていつも多い誤字脱字がありましたら、感想欄などでお願いします、
またねー




