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水着姿

昼食後、70階層に行った俺達はサクッとボスを倒し水がある階段まで降りた

水着だがもう始めから来て来てるので着替えるとかのハプニングは起きない


「それじゃ、服を脱いで水に潜ろうか、服は魔法で収納するから貸して」


「え....は、はい」

俺は服を脱ぎボックスに入れてルキナに伝えた

ルキナは水着姿になるのに躊躇してるのか、脱ごうとせず顔を赤くしてもじもじしてるだけである

フラミさんはどんな水着を選ばせたんだ....


「ルキナ...その、無理して脱ぐ必要ないよ?」


「え?....でも...」


「そもそも呼吸のために体の回りに空気の膜をはるから濡れないんだ、ルキナは戦う必要ないしね」

そう水着買う必要は基本的には無かった。だが....もし魔物が群れで現れた場合にルキナの空気の膜を破ってくるかもしれない、だから買わせたのだ。

だから...ぶっちゃけ下に水着さえ着てさえくれれば良いんだ、

まあ目の保養になるから見たいんだが...強制は出来ない


「それじゃ行こうか」


「あ...あの...」


「ん?どうかした?」


「私の.....その..私の水着姿..見たいですか?」

え.....

いや..そりゃ見たいよ、きっと綺麗だろうしさ、でもここで見たいって言ったら...脱ぐよな?

なら...別に本当のことは言わなくて良い...か


「別に?どっちでもいいよ、俺は」


「...そ、そうですか....」

あ....あれれ?何で落ち込んでるんだ?

ってルキナさん!?何脱ごうとしてるんですか!?...さっきまで嫌がってたのに...


「えっと...ルキナ....さん?」


「そ...その、あ、あまり見ないでください...えっと..恥ずか..しいです」


「あ...ご、ごめん!?」

急いで振り返ったが.....ヤバい......ヤバいヤバいヤバい.......似合いすぎだろ、綺麗というか可愛いと言うか...その凄い似合ってるとしか言えない...

隠すためなのかな?翡翠色のストライプフリルビキニなんだが....その大きい双丘は隠せてない....寧フリルのせいで目が行くことになっている、

上下とも同じ色のストライプフリルビキニだろうけど...その所々華柄になってる白いパレオのおかげで見ることが出来なかった


「その...似合ってる....と思う、少なくとも俺は...その...可愛いと思う」


「....え?....あ、ありがとう..ございます」


「う、うん、それじゃあ、もう行こっか、あ服貸して」


「は、はい」

渡された服をボックスにしまい、ウィンドフィールドを小さく2つ作り、一人一個使えるようにした

あ...そういや...ずっとルキナには水着姿にさせるのか....

ラッシュパーカーでも渡しておくか?....念のため買っておいたし


「ルキナ、これ着てて、濡れても良い奴だから」


「はい、ありがとうございます」

あのままルキナが水着姿でいたら...ルキナも恥ずかしいだろうし、俺が集中できない

水中のためウィンドサーチが使えないので何時も以上に集中しなくてはいけない、そんな状況でルキナの水着から目が離せませんとか話にならない

受け取ったラッシュパーカーを着たルキナだが....やっぱりなに着ても似合うなとしか思えなかった


ウィンドフィールドで体の周囲に風の壁を作り水を弾きながら俺達は水中にある階段を降りていった

やばい....すげえ緊張する、ウィンドサーチ無しで迷宮探索なのでVRやってた時の感覚を思いだし懐かしい

目線の先にはずっと鑑定を使っているので魔物が来たかは分かるが...後ろからわいたらどうしようと不安になる


「ご主人様?....どうかしました?」


「へ?なに?何かあった?」


「いえ...その、なにか険しい顔してるように見えるので」

そうか....俺がどうやって周囲を調べてるかルキナは深くは知らないのか...だから、水中では調べてる事が出来ないが分かってない....

教えておくべきか


「今の俺はさ...そ迷宮の内部を調べられないんだ」


「え!?.....どうして..あ...もしかして水中だから..?」


「うん、その通り、俺の把握能力は風を使ってるからさ、水の中じゃ使えない、だからよく行き止まりになるけど我慢してね」

今まで一度も詰まった事ないから...かなりのストレスを与えることになりそうだな..

ルキナ....キレないといいけど...美人ほどキレたら怖いって言うじゃん?...だからさ...

それに格好良いとこ見せたいしなぁ....迷いませんように






「またか.....」


「ですね...」

まだ71階層...1層すら進めてない....行き止まりには10回以上は出会してる

ここまでこの迷宮の攻略がキツイとは思わなかった、道が常に変わるため正解の道を頭で作れない

.......あ....そうか、変わるから無理なら...変わらせなきゃ良いのか


「ルキナ....俺今からぶっ倒れると思うけど、後よろしくね」


「え?...は、はい、わかりました」

イメージは...そうだな、水を凍らせるだけで良いか....全てな

魔力爆発(マジックバースト)を使い魔法の威力だけを上げ.....極限まで集中する


「風氷混合魔法 【フリージングウェーブ】」

強烈な波動を風で作りだし....その波動に氷属性を付与していく....するとウィンドフィールドで守っている場所以外は71階層を凍らせた

そして....当たり前だが、そんな事をすればMPが枯渇し....マジックバーストの反動とMP0の反動が来て、

血を大量に吐き出しながら倒れた....


「後は....おね....が....い」

支えやすいように後ろに倒れ、背に手の感触があるのを確認してから意識を手放した

ルキナは倒れる悠斗をゆっくり地面に寝かし付け頭を膝に起き、聖魔法を発動させたのだった





☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆







意識を取り戻すと頭に柔らかで心地良い感触と、頭を撫でるくすぐったい感覚を感じた

目を開けると大きな双丘と俺を撫でながら微笑んでおるルキナの顔があった


膝枕されてるのか...早く起きないとなルキナが辛くなる


ルキナは俺が目を開けたこと気付いたのか嬉しそうに微笑み、体を起こす動作を使用とすると背中をささえてくれた....本当に連れてきてよかった


「あ、起きました?、体は大丈夫でしょうか?」


「うん、大丈夫、それで俺が倒れた後何かあった?」


「そうですね....一定感覚でバキバキと音がなりますね....迷宮が変わろうとしてるのでしょうか?..あ、また」

ルキナの行った通り、辺りからバキバと何かが壊れていく音が聞こえた、だが直ぐすると収まった

これ以上維持していると迷宮に問題あるだろうし....壊すか

MPを見るためにステータスを開くとMPが全回復していて、氷属性魔法が初級に上がっていた


何故MPが全回復している?....もしかしてルキナの......にはMP回復効果もあるのか?


「なあルキナ....」


「はい?どうかされました?」


「いや、何でもない、それじゃあ氷壊すから、そのヒールかけ続けてくれない?」

これで....検証できるはずだ

もし俺の考えがあっていれば俺のMPが減った直後から回復していく


「え....?わかりました」


「んじゃ、合図だすからお願いね」


「はい」

ウィンドフィールドを狭め、氷との隙間を開けてから氷に手で振れ、アイスペネトレイトを発動させ、壊そうとした

.....だが...壊れなかった....なら

魔力爆発(マジックバースト)を発動させてまた新しい魔法を発動させる準備をする

イメージは自分の(・ ・ ・)氷を全て粉々にする感じだ


「じゃあお願い、」


「はい、【エクストラヒール】」


「【アイスブレイク】」

合図を出し、ヒールが俺にかかるのを確認してから魔法を発動させる

がしゃんっ!!と大きな音を経てながら目の前...と言うか俺が凍らせた部分を全て雪のような粉々の氷にさせた

パラパラと壊れた氷が舞い上がり、少しの間だが幻想的な空間を作り出した


「綺麗....」


「....何で魔力が回復したんだ?」

ステータスを見たがヒールを受けてもMPは回復しなかった

もしかして魔力を回復させる専用ヒールがあるのか?....でも...何故打ってくれないんだ?

まあ...頼まれなかったからって言われたらお仕舞いなんだが


「なあ、ルキナ」


「はい」


「ヒールに魔力を回復させる奴ってある?」


「すいません、無いと思います、出来なくてすいません」

っ!?.....無いのかよ....

じゃあ何で回復してんだよ...自然回復とかあり得ねえぞ...

ルキナの隠されスキルか魔法のせいか?....???だから自信すら自覚してない可能性があるし...


「いや、別に大丈夫、気になっただけだから」


「ん?...そうですか」


「それじゃあ先進もうか、もうウィンドサーチ使えるからさ」


「はい!」

氷の粒の上を歩いていくと所々に倒れた魚型の魔物がぴちぴちと跳ねていた

それに全てルキナに処理をさせ、レベルを上げながら72階層への階段へと行き着いた


「ご主人様、また凍らせるのですか?」


「うーん...それしか無いからなぁ」


「そうですか....また倒れるんでしょうか?」

心配そうな顔で俺を見上げてくるルキナだが....普通に可愛いだけだった

ラッシュパーカーから覗く胸の谷間から目線を外そうとすると顔を見つめる事になり...上目遣いで見つめてくるルキナを見る事になる....

これ天然だからルキナって怖いよなぁ....これ天然だよな?

頭に手を乗せて安心させるように軽く撫でてから


「大丈夫、今度は倒れないから」


「なら...良いのですが...」


「んじゃ...【フリージングウェーブ】」

水面に手を振れ水を凍らせる魔法を発動させた、どっさり減る魔力に一瞬クラっときてふらつき、地面に足をつけるが...ギリギリ持ちこたえた

初級になったおかげで意識を失わず使えるようにはなっただが...MPが300残して全て消費するので精神的にヤバい


「っ!?、ご主人様大丈夫ですか!?」


「うん、ちょっと辛いけど大丈夫....【アイスブレイク】」


「.......」

辛そうな顔をしながら俺を見つめるルキナ.....

きっと申し訳ないと思ってるんだろうな...ルキナは何も出来てないから

だけど...考えてみてほしい、ゲームでも回復役がいるかいないかで探索や連戦の効率が上がっていることがあるたとえ役たっていなくてもな、それは何故か?だが一種の安心感である

こいつが入れば大丈夫だ、そう思えるから無茶が出来るし、守らなければと思うからいつも以上に力が出る


「んじゃ行こうか、」


「あ...その...ヒールかけますね」


「うん、ありがとう」

ヒールを貰っても今来てる苦痛は治らないが...体が癒され感覚は心地良い

ルキナにヒールをやめさせふらつく体を無理矢理動かし、心配されないように気を付けて魔物をルキナに任せながら73階層まで進んだ














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