早すぎる依頼
もし....俺が覚悟を決めていたらこんな事にはならなかっただろうか?
吹き飛ばされ...スローの視界で俺を突き飛ばした人を見ながら考えていた
その人は俺が殺されそうになるところを庇い...心臓にナイフが突き刺さっていた....刺した本人は高笑いをしながら突き刺したナイフを抜き...蹴り飛ばした
蹴り飛ばされた人は受け身も取らずに地面を転がり、血で地面に線を描いた
俺は体勢を整えその人のもとへ駆け、力の入ってない死に行こうとする体を抱き上げた
「ルキナ....お前まで...俺を...」
「ご主人様....お怪我...ありませんか?」
ルキナは俺の頬に最後の力を振り絞りながら手を添えた
その手にはもう力は入っておらず...重力に導かれるように手は地面に垂れ下がり...目を閉じた
「また....俺は失うのか?....大切な人を目の前で....俺のせいで...また」
「ふあっははっっっはっははは、俺の言うことを聞かないからこうなるんだ!分かったか!」
「ふざけんな」
「ああん?今お前何て言った?」
ふざけんな!...ふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなあああああああああ!!
またかよ...またかよまたかよまたかよまたかよ!...また...俺のせいで失うのかよ.....
何でこうなった?どうしてこうなった?、何故俺には理不尽ばかりがせまりくる?...もういやだ...誰か....
タ........ス.........ケ.........テ.........ク.........レ
この事態になる数日前に戻るとしようか....そして、異世界転移最初の最悪の日への道筋を見てみよう
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「よう、ユウト、フラミから聞いていたぜ、起きるの早えな」
「おはようございます、早いですかね?」
今は8時だ、冒険者は早い人は日が登り始める位に起きるみたいだから普通な気がするんだが....
そう言えば俺って身体的損傷以外にも魔力回路がズタズタの状態でもあったんだっけ?...それの事か?
皆が座っている席に俺達も座り、料理を注文した
「医者の診断じゃ起きるのはまだまだ先って聞いていたからな」
「なるほど...じゃあ何でこんな早く起きたんですかね?」
「さあな?お前の自己回復力が人間超えしてるからじゃねえか?...それか...な?」
顔を振られた方を向くと顔を少し顔を赤くさせてうつ向いてるルキナがいた
何故赤いんだ?....恥ずかしい部分なんてないはずだが....まあいいか...それよりも....
「あの人混み何ですかね?....何かあったんでしょうか?」
「ん?...なんだありゃ?....いつの間に出来てたんだ?」「......ん」
「くすっ、ユウト君達が来た時には出来ていたよ」
じゃあ...俺達が来る前にも出来ていたって事は...俺関係じゃないのかもな
.....いや、訂正、ありゃ俺関係かも、俺達の席に人混みの元がやって来た
「いやあ、リンクさんルウガさんフラミさん、お久しぶりです」
「ん?おお、久し振りだなエル公」「.........ああ」
「そうだね、半年ぶりかな、それよりは私達に何かようかな?
「えっと誰ですか?」
プラチナに近い金髪を短く纏めたイケメンが三人と挨拶していた
エル公って言っていたが...中が良いのだろうか....それと...コイツが俺に近付いてきてから危険察知の警告が鳴り響いてる....どういう事だ?
「ああ、申し訳ない、僕はエルコウテウス・ブラウフォルムと申します、そうですね...『最強騎士』と言えばわかるかもしれませんね」
「すいません、分かりません、それと俺は悠斗、八神悠斗です」
「へえ....あなたがあの...『英雄』
出され手を椅子から立ち上がってから握りしめかえすと....警告音が更に酷くなった
どうなってる?誤認か?いや...スキルに誤認なんてあるのか?
「そうですか...一応自己紹介しておくと私は精鋭騎士第二部隊隊長であり、Aランク冒険者です、以後お見知りおきを」
「はい、よろしくお願いします、それで...えっと」
「エルで構いません、ユウトさん」
「分かりました、エルさん」
エルさんは俺から手を離すと視線をルキナへと向け、手を差し出した
ルキナも俺のように立ち上がり、挨拶しようとすると....
「私はルキナです、ご主人様....ユウト様の奴隷をしています」
「そうですか、奴隷....」
「あの?....」
「おっと失礼、レディのお手を握りすぎてしまって申し訳ありません」
握った手をずっと眺めていたエルは、ルキナに訪ねられると握手した手を大袈裟に離し、ルキナに謝り始めた
何だこいつ....ルキナに何かあるのか?....呪いがあるのが分かった....ってのはないだろうし
それに全く関係無いがコイツ本当にAランクか?全く気配が感じがしない...実力者の....いや、分からないからこそAランクなのかもしれないが....
「いえ、大丈夫です」
「ありがとうございます、....では挨拶も終わりましたし...本題をはじめてもよろしいでしょうか?」
「本題?....別に構いませんが...」
本題って...俺達の所に来た理由って事か?
コイツといるとどんどん警告音が壊れたかのように大きく...響くようになっていく
「はい、ユウトさん、あなたにランクアップの依頼を受けさせる事が決定し、今日から初めて頂きたいです」
「「「なっ!?」」」「そんな.....」
「もう....ですか、ずいぶん早いですね」
王様によれば一ヶ月は持つらしいのに...実際は約1習慣だ....まあ、予想はつくが....
きっと....
「先日あなたはSランクのボスを一人で討伐なさいましたですので、それが後押ししたのかと」
「そうですか」
やっぱり....確かAランクを退けるSランクボスをソロで討伐したのだ
だから早く決定し、早く迷宮攻略をさせよう、そうなったんだろう....でも...半日でそんな事が起きるのか?
まあ、この依頼は拒否不可能なので受けるが....グレン来てないけど良いのだろうか?
「一応、依頼が本物か確かめさせても良いですよね?」
「構いません、どうぞ」
バッグから取り出した封筒を開けて紙を取り出す
それに書かれているのは依頼内容と依頼発行された理由などだ...|鑑定『サーチアイ』でも本物を書いてある
読み終わった書類に魔力でサインしてから返し
「ありがとうございます、では受けさせていただきます」
「そうですか...では頑張って下さい」
「はい」
サインを見るとにこりと笑い「では、失礼します」と良いギルドから出ていった
本当にこれで終わったのか?....何だったんだろうかあの警告音は...エルさんが消えた直後に鳴りやんだ事から彼について警告してるんだと思うが....
「ご主人様?どうかされました?」
「いや、何でもないよ、もうすぐ運ばれてくるし座ろうか」
「はい!」
運ばれてきた料理に念のために|鑑定『サーチアイ』を発動させて異常がないのを調べてから食べ始めた
迷宮完全攻略の依頼が発行されたせいか雰囲気はどんよりしていて...食べづらいなと思いつつ完食し、二人で迷宮60階層へと向かった
さくっと風剣乱舞【集の型】で滅多刺しにして61階層へと踏み込んだ
ルキナの歩調に合わせるのとレベルアップのためにゆっくり歩き、魔物を倒しながら進んだ
弓で光の矢を放ち、ザシュッと音と共に弱った魔物はルキナに排除されていき、ラストアタックを決めているためどんどんルキナのレベルが上がっていき
レベルが50に達するまでゆっくり休みながら安全に魔物を倒して歩き70階層のボス部屋へとついた
迷宮攻略編『後半』開始です
それと、フレスベルグの『無限迷宮』の階層別のボスの強さを書いておきますね
Aランク20人を退ける階層ボスが100層なのですが、ユウトが70階層まで進んでいて可笑しいと思う方がいるかもしれませんのでw
10階層ボス=Fランク冒険者4人分orEランク冒険者2人分
20階層ボス=Eランク冒険者4人分orFランク冒険者10人分orDランク冒険者1~2人
30階層ボス=Dランク冒険者4人分orEランク冒険者10人分
40階層ボス=Cランク冒険者4人分orDランク冒険者10人分
50回層ボス=Bランク冒険者4人分orAランク冒険者1人分orCランク冒険者10人分
60回層ボス=Aランク冒険者2人分orBランク冒険者7人分
70回層ボス=Aランク冒険者5~7人分orBランク冒険者15~20人分
80回層ボス=Aランク冒険者10~15人分
90回層ボス=Aランク冒険者18~20人分
100回層以上のボス=測定不能
的な感じですね
細かく言っちゃうと風雷魔竜は90回層ボス以上100回層ボス未満ですね、
不滅魔竜(全盛期)は....もう勝てる人居ないんじゃないかな....
てな訳で説明は終了です、
人殺しは3章、4章書き終わったらまた書き始めようと思っています(思ってるだけ)
では、また( *・ω・)ノ))バイバイ




