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不意打ち

ごめんなさい。後日談じゃないです。

嘘ついてすいません

向かってきた5人の所まで行くと


「ユウト様!」


「うわっ!?」

レイシアさんが飛び込むように抱き付いてきた。

背負っていた勇者をその衝撃で落としてしまったが。

まあ、自業自得だろう。

不滅魔竜の一件はこいつも被害者だが。魔王軍に隙を突かれるようになったのはこいつとの決闘が原因だ。

つまり全部とまで言わないがこいつも悪い。

そんな事は今は置いておこう。


「良かった..良かったです。ぐすん。生きていて本当に良かったです。」


「えっと...ごめん。心配かけて」

さて、どうしようかこの状況...

レイシアさん達は何らかの方法で俺が死んだ場面を見てしまったんだろう。

だから今レイシアさんは泣きながら俺に抱き付いて安堵の声を漏らしてしまっている。

撫でながら謝ると多少落ち着いたが離れてはくれない。

他の4人も安堵の表情はしているし(国王だけ複雑な顔をしているが。まあ。目の前で娘が男に泣きながら抱き付いて、撫でられていたら当然な反応だろう。)謝った方が良いだろう


「心配をお掛けしたみたいですいません」


「そうだな。途中でお前が刺し貫かれた時は終わったなと思って諦めてたぜ。で、いったいどうやって生き返った?」


「....リンク..止めとけ」


「リンク。ルウガの言うとおりだ。止めておけ。私達冒険者に裏技や奥の手を何枚も持っているのは普通だろう?なら、聞くのは無礼に当たるよ。フレスベルグに続き聖王都まで救った『英雄』に対してね」


「さらっと二つな言わないでくださいよ。『傭兵姫』さん。後レイシアさんもそろそろ離れてください。」


「....すまない」


「....嫌です」

....嫌ですってなんだよ。おい

国王がだんだん複雑な顔から鬼の顔になってるんですが!?

あれか?町を救った人には漏れなく鬼がついてくるのか?ええ!?

あ.....勇者が起きた。

俺はレイシアさんを無理矢理押し剥がして。勇者に体を向けた。..レイシアさん睨まないで。

国王も更に鬼の顔をしないで、本当にどうしたら!?


「んん?。何が起こったんだ?あのあと?。いきなり霧が発生したと思ったら...てめっ!?」


「やっと起きたか。寝坊助」

起きた勇者は体を起こしボソボソと呟きながら回りを見渡して

俺を見付けると直ぐに立ち上がり胸元を掴んできた。

本当にお前それ好きな。


「落ち着くんだ。ドラクレイ殿。そして回りを良く見ろ」


「アァッン!?誰に向かってその口の聞き方してんだ?ぶっ殺すぞ」


「お前にだよ。この雑魚が。」

勇者の手を胸元から無理矢理剥がし。足を払い。バランスを崩した勇者の首裏の襟を掴んで無理矢理町の被害状況を見せてあげた。


「な、なんだよこれ...何があったんだ!?。て言うか離しやがれ」

言われた通り勇者を離し


「見たまんまだよ。町が破壊された」


「誰にだよ!?」


「不滅魔竜グラマルトじゃよ。お前と来たアズマル卿がお主を生け贄として封印を解き。町で暴れさせたのだ」


「はぁ!?」

国王が代わりに説明をすると勇者は「そんなわけねえ」とか言い出しそうな驚愕も顔に代わった。

わからんでもない。こいつはあのアズマルを慕っていたしもしかしたら師匠的な人だったかもしれない

不滅魔竜が復活したこと事態も信じられないのに。信用してた人が自分を生け贄して不滅魔竜を復活させたんだ。信じられなくても当然だろう。


「本当じゃよ」


「じゃあ、その不滅魔竜はどこに行ったんだよ!?」


「ユウト殿が討伐したのじゃよ。」


「はぁ!?それこそあり得ねえだろ!?。勇者でも封印がやっとだってのに。討伐なんか...」


「信じられないかもしれんが本当じゃよ。だから今ここに不滅魔竜がいない。」


「.........」

そりゃそうだ。

誰だって信じたくないよな。

何代前かは知らないが自分まで血を受け繋いで来た歴戦の勇者でも封印がやっとだった不滅魔竜を

俺に討伐されたんだ。

信じられないのも無理はない。実際、お前という弱点が泣ければ俺も負けてた。


「不滅魔竜は完全な復活を遂げた訳じゃなかったんだよ。アズマルのよって無理矢理封印を解いたせいか魔竜は再生能力が引き出せなかったんだ。そこでアズマルは勇者、お前を生け贄として捧げる事で再生能力を与えていた。だけど生け贄になったお前を魔竜の体内に入れておくことで再生能力まで復活させた魔竜だが」


「お前が俺を助けた。そして俺が居なくなったことで再生能力を失った魔竜をお前が討伐した。そんな感じか?」


「まあ。そう言うことだ。俺は不滅魔竜を封印した勇者を尊敬するよ。あんな無理ゲー野郎と戦い、討伐は無理でも封印し町を救ったんだからな」


「........」

さて、勇者へのフォローも終わらせたし。

後は復興作業が終わればこの事件は解決だな。

アズマルが不滅魔竜を復活させた後何処に行ったかは不明だ。もしからしたらまで町に潜伏してるかもしれない。

だけど。不滅魔竜が敗れた今、襲ってくる事はないだろう。

だって....Aランク3人がいるんだから。


「王様。これからどうするんです?」


「ん?そうじゃな...取り合えずは家を破壊された住民には無料で宿に泊まれるようにした後復興作業じゃな。」

ユウト殿のお陰で被害も最低限に済んでおるし。直ぐに終わるじゃろう。」


「そうだねユウト君の魔法で被害は協会付近だけで済んでいる。あの空気の壁が無かったときの被害状況を考えると。怖いよ」


「そうですね。最悪町中の建物が溶けて無くなっていた可能性があります。あの魔竜。俺が瞬間移動しないように無差別に毒液を放ってましたから」

今思い出すだけで震えが止まらない。

東宝の弾幕ゲームの最高難易度を実際に体験した気分だ...

錬金使いのランマルトの最高傑作だったあの魔竜が生温かく感じるよ


「で?お前が壁をはってたせいで見えなかったは何があったんだ?」


「え?そうですね...最初は数え切れない程の触手だけだったんですけど。途中から体を変異させてきて。全方位に向けての毒液を高速で放ってきました。」


「.......マジかよ」


「その後は更に触手が加わってきて...次に腕が...そして最後にブレスまでも...」


「もういい!わかった。俺が悪かった」

慌てて止めに入ったリンクさん...

言ってた自分もそうだし...レイシアさん以外は全員顔を青くしてた

多分全員。

「自分が戦うことにならなくて良かった」と思ってそうだ...俺もそう思う。


「さて..ワシは住民には終わった事を知らせるとするかの」


「私も行きます。お父様」


「ぬ?レイシアはする事があるのではないかの? 」

国王について行こうとするレイシアさんだが

国王は不思議そうに俺に顔を振るった。

何故かレイシアさんは顔を赤くしているし...どういう意味だ?


「そう...ですわね..」


「なら俺達は王様の所でも行ってるかな?邪魔したくねえし」「....ん」


「そうだね。ほら、勇者様も行くよ」


「アァッん?何かあんのかよ...痛い痛い痛い!?引っ張るな。ババア!?まて、こら、うわぁああああ!?ガフッ!?」

三人もこの後何が?起きるのかわかっているのか。王さまに着いていこうとして。

勇者も俺と同じでわかっておらず。フラミさんに反抗し、「ババア」っての言ったことによりぶちギレたフラミさんに気絶させられ。引き摺られて行った。

俺も行くかな


「レイシアさん。俺も行きますね」


「ま、待ってください」


「え?」

皆に着いていこうとしてレイシアさんを通りすぎようとした時

レイシアさんが裾を掴んできた。

立ち止まって振り替えると。顔を赤く染めたレイシアがおり..

え....なにこの甘酸っぱい空気...俺告白でもされんの?


「どうかしました?」


「え!?あ、その....少し歩きませんか?」


「え?」


「誰もいない。静かな町。こう言うのって滅多の起きないので....嫌じゃ無ければ...」

そりゃ誰もいない町って滅多に起きないでしょうよ。逆によく起きる方が問題だわ。

でも....まあ新鮮ってのはわかるけどね。


「そうですね。歩きましょうか。それに俺は貴女の護衛ですから」


「はい!」

嬉しそうに返事をしたレイシアさんは俺に手を差し出してきた。

俺はそれに応えるように手を繋ぎ。町を歩き始めた。

誰も居なくなった町並みは夕日に照らされ風情?があったと思う。

不滅魔竜に破壊された場所は痛々しかったが、きっとこも傷跡は俺が戦った、守った証なんだと思うと

絶景に見えてくる。


そして城前まで歩くと


「ユウト様」


「はい」


「この度は私をそして町を救って頂きありがとうございました。」

レイシアさんは俺に頭を深く下げ、感謝を伝えてきた。


「気にしないでください。俺は依頼を遂行しただけですから」


「え?」

俺の言葉の反応したレイシアさんは下げた頭を元に戻し不思議そうな顔をしていた。

レイシアさんを勇者の魔の手から救ったのも

町を不滅魔竜から救ったのも。

全部レイシアさんを守るっていう仕事の内だ。

そして仕事をこなしたあとの報酬はもう魔竜から受け取ってある。


「さっきも言ったじゃないですか。」


「え?...」


「俺は貴女の護衛役だって。だから勇者を退けたのも。魔竜から町を救ったのも全部依頼を遂行したに過ぎません。」


「ユウト様....」

ちょっと格好つけてみたが...

上手くいったみたいだな。惚けた顔してるし。

レイシアさんは覚悟を決めた顔付きになり、口を開いた。


「ユウト様...私...ユウト様が」


「レイシアさん。それ以上はダメです。何を言おうとしているかは俺にはわかりません。でも。まだ早いと思います」

レイシアさんの唇に人差し指を当てて。そう伝えた。

本当はわかってる。多分俺に好きだって告白しようとしたんだろう事を。

だけど。レイシアさんの恋はきっと吊り橋効果等も含んでいるんだろう。もしかしたら俺に裸を見られたから。なのかもしれない。

後者なら..まあ...少し引くが。あり得なくはないだろう。

なら、ここでは告白をさせず。じっくり考えさせて。これから接していく内に本当に好きなのかそうでないのかを見極めさせた方が良いだろう。


「......ズルいです...解っているくせに...」


「なんの事でしょうか?」


「そうですね。何も解らないんですもんね。なら何も伝えません。でも、一つだけ良いでしょうか?」


「なんですか?」


「レイシアさん、では無く、レイシア。もしくはシアとお呼びください。これもダメでしょうか?」

呼び名か...

今までさん付けだったもんな..


「良いですよ。レイシア」


「....はい!ありがとうございます」


「じゃあ、戻りましょうか」


ユウトさん(・ ・ ・ ・ ・)


「なんです....っ!?」

来た道を戻ろうと

レイシアに後ろを向けて歩き出したとき。

何時もとは違う呼び方にしたレイシアに振り向こうとしたとき。

レイシアさんに唇を合わせられた...

え.....今、キスされたよな?...それも唇同士で...

ほんの数秒重ねたあとレイシアから離してくれた。


「初めて..なんですから...その。責任。とってくださいね」


「え...ええ!?」

不意打ちのキスをしてきたレイシアさんは顔は真っ赤に染まっており...

不意打ちのキスをされ言葉を言われた俺も多分、同じく赤くなってるだろう

レイシアはその後走りだし。ある程度離れた所で振り返り


「早く行きましょう。ユウトさん。」

それを言ったレイシアさんは

夕日に照らされながら今までで一番良い笑顔をしていたのだった。

その。美しい光景に見惚れながらも。


「はい」

応えるようにレイシアに向かって走りだし

一緒に皆のところへ帰るのだった。

何度も言います!レイシアはメインヒロインではありません!

書いてる自分自信ですらメインヒロインでも良くね?って思うときありますが

メインヒロインではありません。本当ですよ?


まあ、この話は終わりにしましょう(永久に終らない気がする)

次は後日談書けると思います...多分


では、また。( *・ω・)ノ))バイバイ

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