vs不滅魔竜グラマルト2
少し長いです....
途中で目線変更するので☆☆☆☆☆☆☆★★★★★★★を目印だと思ってください
死ぬ死ぬ死ぬ死ぬううううううう!?
ヤバイヤバイヤバイヤバイいいいいいいいいい!?
なんだよこれ
何百本もある触手に何百発も滞りなく飛ばされる毒液。ぶつかったら即、死亡確定の高速の腕。
更に口からのブレス....
「こんなん無理じゃボケええええええ!?」
MPももうすぐ切れるし
弾幕がヤバすぎて逃げきれておらず徐々に追い詰められていた。
普通なら変幻自在で逃げるのだがこいつ全方位に毒液飛ばしてるから危ない。
ウィンドフフィールドの外に出たって殴り壊されて終るだろうし。
触手を切り凍らせて、毒液と腕とブレスは体を捻る事で避ける。
だがどんどん時間が経つに連れて間に合わなくなっていきバリアのしよう回数も増えてきた。
そして....切り損ねた触手に捕まった。
「しまっ!?」
触手を速攻切ってバリアをはって難を逃れたけど
殺られるのは時間の問題だろう。
MPもどんどん無くなっていき。弾幕は酷くなる一方。
もうスローの視界でも処理能力が足りない。
「はあはあはあはあ....はあはあはあはあ...もう無理...」
なんて言ってる暇あったらまだ余裕あるよな?
と自分に言い聞かせ、必死に捌く。
あああ。。。キッツいなあああああ。
「【ヒートフィールド】オオオ!」
を捌きながら発動させて気温が上がり落ちている氷が溶けて蒸発させるのを待ち続ける。
そして全てが蒸発したときヒートフィールドを止めた。
これでいつでも凍らせる事が可能だ。
あ、また捕まった!
触手を切り離すが凍らせる事が出来ない今切っても切っても襲いかかる触手
避けても避けても放ち続けられる毒液とブレス、そして腕。
「もおおおやだあああああああ!」
うわ!もう無理!
「【アイスフィールド】オオオオオ!。からの【フリーズ】!」
触手は切れても毒液がも避ける隙間が無くなったので発動させた。
うねる触手も飛んでくる毒液も攻撃を放つ魔竜事態も空気事完全凍結させる。
そして変幻自在を使いウィンドフフィールドの外に出て氷が壊されるまで休むことにした。
「もう、なんなの無理だ!」
どうする?どうする?どうする?
諦めるか?でも....国王が悩みながらも守ろうとした国をとレイシアさんが身をはって守ろうとした住人を
死なせる訳にはいかない!
だとしたらどうする?あの弾幕じゃ近付くどころか避けるのですら精一杯だぞ!?
もうMPも20しかない...
これからはもう...ヒートフィールド、アイスフィールド、フリーズ、エアロバリア、氷結、リバウンド、バニッシュ、カッター。使えそうな物はもう殆ど使えない...
MPが0になったら気を失うから19しかポイントは使えない。
どうする?どうする?どうする?
そして"バキバキバキ"バリバリ"ガシャーン"と言う音と共に魔竜が氷を破壊した。
触手と毒液を飛ばしてウィンドフィールドを壊そうととするが当然のように弾いている。
魔竜は一度それをやめて壁まで歩き腕を力一杯振るった。
触手と毒液を弾いていたウィンドフィールドだが降り下ろした腕には耐えられず破壊された。
くそが!?
「【ウィンドフィールド】」
触手と毒液がいつきても良いように発動させてから
近づいた
触手と毒液がない今のうちに行くしかない。
変幻自在で一気に真下まで移動するとリバウンドで飛び上がり切り裂きながら上昇した。
今まで疑問だったのだが胴体にはたくさんの筒が生えているのだが何故か胸の中央だけは生えていなかった。それに触手も一定感覚を開けているにだが胸の中央だけは何かを守るかのように触手が異常に生えていた
だから俺はそこに何かがあると思い胸の所まで上昇すると出来る限りの最速でウィンドカッターを放ちながら魔竜の胸を刻みまくる。
そして奥まで刻むと中に勇者体らしき物が見つかった。。
そうか.....だからか...
「しまっ!?」
刻むことに夢中になっていた俺はこっそり伸びる触手に気付くのが遅れ
首、両腕、両足に巻き付かれ身動きを取られなくされてしまった。
あはははっはは.....死んだな
だからこの勝負、第一ラウンドはくれてやるよ。
魔竜は捕まった俺を吸収しようとせず口の前まで持ち上げると
口を開けて少し貯めてから俺の体を丸ごと包み込む程の少しブレスを放ってきた。
「【エアロバリア】!」
咄嗟に1を残してMPを全て消費して過剰MPを注ぎ込んだから高圧縮空気バリアを大きく展開したはずなのだが..
ブレスを受け、壊れる事は無かったがバリア事俺に衝突して俺を吹き飛ばしてきた
「ガハッ!?」
ウィンドフィールドの壁を壊し、建物にぶつかると何件かの壁を壊して最後に地面に激突した。
あはは...無理だ...全身の骨が多分折れてる...
立ち上がろうとしても全然力が入らない...少しでも動かそうとすると全身から激痛が走る
「ああああああああああああ!」
叫び声を上げながら激痛に耐え、腕に力を入れて無理矢理立ち上がる事が出来た。
顔を上げて魔竜を見ると...先を尖らせた太い触手を此方に凄い早さで飛ばしてきた。
避けようとするが間に合わず触手は俺の心臓を貫いてきた....
そして触手を乱暴に振り回し俺の体を投げ飛ばした。
建物の壁にぶつかるとうつ伏せで地面に落ちた
心臓を潰されてもう死んでいても可笑しくなく逆に生きている方が可笑しい中俺は手に力を入れて
腕を支えに体を少しだが起こした
「かはっ!?」
込み上げてくる血を吐き出すため咳き込むと
夥しい量の血が口から吐き出されたのを見て
....ああ...また死ぬんだな...無茶したせいだよな...
でも、そのおかげであの爺さん言った勇者が生け贄の意味、そして不完全な復活の意味が結び付く事がた。
だから。この勝負第一ラウンドはくれてやるよ。
そう思ったが最後、腕にも力が入らなくなり倒れ、完全に力尽きたのだった。
☆☆☆☆☆☆☆★★★★★★★
アズマル卿、いえ魔王軍幹部、アズマル・ランズディールにより
不滅霊剣グラムに封印されていた不滅魔竜グラマルトが解き放たれた。
私はフラミさんに抱えられいち早く聖王都から出ることが出きた。
今フラミさん達冒険者や、騎士達は必死に住民に呼び掛けて避難誘導をしている。避難民を見ながら歩き回り町に入ると魔竜を見ながら固まっているお父様を見付けた
「お父様...」
「どうした?レイシア」
「この町は...この国はどうなるのでしょうか?」
「わからん...だがあの魔竜を倒さない限り滅ぶじゃろうな....!?」
「どうかなされました...!?」
お父様が話している途中、突然驚愕の顔付きに代わったので魔竜の方へ視線を向けると。
魔竜から数え切れない程の触手を伸ばし始め、人を捕まえ、そして体内に取り込んだ姿が目に映った。
「そんなっ!?人を吸収するなんて伝承には一文字も書いてなかったはず...それなのになんで...」
「考えられることは3つ、一つは元々備わっていた物だが使っていなかった。二つ目は封印が解かれると思っていなかったため詳しくは書かなかった。三つ目あのアズマル卿が何かをした。こんな所でしょうか?」
私の問いに答えてくれたのはフラミさんだった。
その後ろには他の冒険者や騎士達もいた。
「フラミさん...避難誘導は?」
「切り上げる事にしたよ。このままここにいたら私たちまで危なくなるだけからね」
「そうですか...なら私達も行きましょうか...」
「はい...あれ...リンクさんユウト様は?」
魔竜に背を向けて町を出ようとした時
誰かいないような気がした。そしてユウト様がいないことに気付いた。確か...リンクさんと一緒にいたような..
住民や騎士、冒険者達が町を出るなかリンクさんを呼び止めたて聞いてみた。
「.........ユウトは..」
「ユウト様は?」
何故か言い淀むリンクの肩を揺らし更に聞いた
何故だろうか凄く..凄く嫌な予感がした。
「ユウトは触手に捕まった人を助けながら...魔竜の足止めの為に魔竜と戦ってます」
「え........」
「バカな!?あの少年が!?」
「それは本当かい。リンク。」
そのリンクさんの言葉を聞くと背筋が凍り付いた...
ユウト様が足止め?....そんな...
お父様やフラミさんも気になったのか問い詰め始めた
「ああ....本当だ。」
「ユウト君は闇の勇者との一戦で大分疲労していただろう!。何故止めなかった!?」
その肯定の言葉を聞くと私は足に力が入らなくなり倒れそうになったところをルウガさんに支えられた。
そんな....なんて無茶を...
フラミさんは激昂しリンクの襟を掴み、お父様は即座に魔竜の方へ顔を向けていた。
私はルウガさんに礼を言った後にお父様に習い魔竜の方へ顔を向けた。
「俺だって止めたさ!でもあいつが本気を出したら誰も止められない位解るだろ!」
「それは....すまない。」
「いや、いいさ。今はあいつの努力を無駄にならないようにしよう」
そんな争いの言葉を聞きながら
魔竜を見詰めた。
すると魔竜を見ていると突然緑の壁が発生し魔竜が歪んで見えるようになった。
「あれは?」
「あれは多分ユウト君の魔法だろうね。歪んで見える事から空気の壁なんだろう。」
「ユウト様が?あれだけの魔法を?」
凄い....あれだけ巨大な魔法を使いつつ魔竜と戦うことが出来るなんて...
「凄いね。だけどあれぐらい彼は簡単にこなす。あの魔法は私も見たことはない。多分...対魔竜用の魔法だろう」
「対魔竜用....じゃあもしかしたら....」
「そうだね。いきなり新魔法を使ったんだ何か手があるのかも知れない。まあ何をするかは予想できるけどね」
「え...なんですか..!?」
気なることを言うフラミさんに聞く途中に
壁が無くなったのが見えた...
霧に覆われていて魔竜は見えないが視線を下ろすとユウト様らしき人物がこっちに歩くのを見付けた
「ほらね...魔竜を見てみてください。霧が晴れましたから」
「.......凄い..」
フラミさんの言うとおり魔竜には視線を戻すと
氷の塊が見えた....氷は黒色をしており。魔竜は固められている事がわかる...
でも...どうやって...
「あれは勇者を倒した技の特大版だろうね。ヒートフィールドとアイスフィールドだったかな?。まずあの壁で密室空間を作り、戦闘中ではないため使える生活魔法ウォーターで水浸しにする。そのあとヒートフィールドと言う灼熱の風で水を蒸発させ空気を暖める。ある一定の温度になったらアイスフィールドと言う冬の風を作り出し霧を発生させる。そして止めにアイスフィールドを極寒の温度まで気温を下げて霧を氷結化させる。多分こんな所だろ。私も自然現象等を纏めた本で読んだ知識とユウト君に教えてもらった魔法で予想しただけだけど。多分。あってるだろうね。これが英雄が英雄と呼ばれる所以だね。いやはや恐ろしい....そんなバカな..」
「......え!?」
「っ!?」
フラミさんの説明を受けてながら魔竜を見ていると
氷は徐々にヒビが入っていき。そして
"バキリ"バリバリバリ"ガシャーン"
と言う大きな音を立てながら破壊され...地面に落ちていき...
触手をユウト様に向けて伸ばしていった。
ユウト様は壊れた時のおとで振り返っており触手に向かって走って行った
いったいなんで...勇者様の時は壊れなかったのに...それがどうして!?
「そうか....どんな生物も全身を固定物で固めらてしまっては何も出来ない。」
「なら、どうして!?」
「触手だよ...あの触手は多分体内で作った物を体外へ伸ばしているんだ。つまり..」
「体内部で動いてるため壊すことが出来たと?」
「多分。そう言うことだろうね。さすがのユウト君も気付かなかったんだろうね。」
視界に移るユウト様は空中を動き続け
消えたと思ったら現れて。現れたと思ったら消えてを繰り返し魔竜を翻弄していた。
「フラミさん。助けることは出来ないんですか?」
「無理だね。いくらAランクでも空を飛ぶことも出来なくればあのように高速で動く事も出来ない。もしあそこへ私たちが突入すると足手まといにしかならない」
「そんな...じゃあ見ていることしか...出来ないんですか?」
「そうだね...あの魔竜を封印出来る魔法師は現在ここにはいない...他町や他国にはいるかも知れないが到着に何時間もかかる...」
「ユウト様....」
「今はユウト君を信じよう。1ヶ月前に魔竜を倒し町を救った英雄に」
いくら英雄でも無理だろう。
今はまたあの空気の壁が現れた歪んでいるのを見ながら。
だけど...託すしかない。信じるしかない...でも死んでほしくない...
痛む胸を押さえながら
「勝てなくても良い...逃げても良い。。。だから...だから。死なないでください...」
「レイシアさん...」
そんな言葉を口にしながら涙を流すと...
フラミさんが抱き締めてくれた。
私はそれに甘え抱き締め返すと。フラミさんがそして耳元に
「レイシアさん。ユウト君の事が好きなのだろう?」
「へ?.......」
そっか....気付かれてたんだ..
こんな状態なのに顔が暑くなる...
「......はい」
「なら、勝つことを信じてあげよう。」
「.....はい」
涙を拭き。
もし勝って、生きて帰ってきたら気持ちを伝えよう。
そう覚悟を決めてフラミさんから離れ壁の中で戦ってるユウト様を信じ続けた。
そして...壁が破壊された。
手が前に出されているので多分殴り壊したのだろう
じゃあ...ユウト様は?
目に魔力を纏わせて見てみるがユウト様の姿は見えなかった
魔竜が右に体を向けているから右にいるとおもうのだけれど...
そしてまた直ぐに壁発生しで見えなくなった。
「何が?」
「わからない。魔竜の姿はまるっきり変わっていて、回りの建物は破壊され、溶けている所もあった。そしてさっきとは違う位置に氷も置いてあった。」
「何があったのです?」
「あくまで推測だがあの魔竜は毒を放っていたんだろう。だから建物が溶けていた。
そしてあの魔竜の変貌状況から見て何百発も止まりなくね。そして建物は空気の壁を壊したと同じで殴り壊したのだろう。
多分ユウト君は何百本の触手と何百発の毒、そして建物を破壊するほどの攻撃を必死に避けていたんだろう。」
「じゃあ...ユウト様は!?」
「きっとそれを何分も捌き続けていたんだろう。そして避けきれないと思いさっきの最初に凍結させるさせた魔法で空間事凍結させた。その場合自分も凍ることになるにで壁の外に出てね。魔竜はそのあと氷を破壊し、壁を破壊した。ユウト君は触手と毒を避難民の所に行かせないためにあの壁をはった」
「じゃあ」
「ああ。生きていると思うよ」
フラミさんは此方に安心するように微笑みながら答えてくれたの。
「良かった。.....え?」
「なにか....ッッ!?」
良かった。そう思って視線を戻すと
また黄色い何かが壁を破壊し...その後に住民を襲っていた触手より太い触手を物凄い速度移動し建物のせいで見えなくなった。。
発射された触手が見えるようになり何かを突き刺してるように見えたので
目に更に魔力を纏わせて見てみると
「そんな...ユウト様...」
「「「「...........」」」」
ユウト様の体に突き刺さっていた。
触手はそのまま乱暴に振り回すとユウト様の体を投げ飛ばした。
その光景を見た私は手を伸ばし少し前に出た。
お父様、フラミさん、リンクさん、ルウガさん。悔しそうに辛そうに目を瞑り顔を背けていた。
「いや......いやああああああああ!」
「まて、行ってはいけない」
発狂しながらユウト様の元へ行こうとした私をフラミさんが羽交い絞めにし止めてきた
それを退かそうと必死に抵抗するが離れてくれない。
「離して!離してください。ユウト様が、ユウト様が!」
「そのユウト君の犠牲を君は無駄にするつもりか!」
「.....っ!?」
その言葉で我に帰った。
そうだった...ユウト様は私達を逃がすために....
でも、でもでも...
「逃げよう。ユウト君が倒れた今。あの魔竜に打ち勝つ手段はない」
「でも、....」
「すまない。少しの間眠っていくれ」
私はその言葉を最後に
首裏に衝撃を受け..意識を落としていった...
はい悠斗くん死にましたね!
いやぁ...うん。死なずに倒すの無理無理w
それと途中レイシア目線にして
レイシアが悠斗に抱いてる感情を出したけど.....マジでメインヒロインじゃないよ?
あれだよ...良くあるハーレムの一員はメインではない!だとでも思ってください。
まだ肝心のハーレムエンドにするか。メインヒロインエンドにするか悩んでいる途中ですがねw
あれ...この後者の場合、Wメインヒロインだから二人と結ばれる事になるわけで...
二人を妻にする場合ハーレムって言うのかな?....
どうなんだろうか...解る方教えて下さいw
では、またバイバイ




