vs不滅魔竜グラマルト1
いち早く逃げていた俺達は町の出入り口に付き避難誘導をしていた。
「GOGYAAAAAAAAAAAAAASUUUUUUUUUUUUUUUU」
黒い竜はまた大きな叫び声をあげると
その巨体から数え切れない程の触手を俺達の方へ伸ばしてきた。
伸びる速度は決して早くはないが逃げ遅れている人や年寄、体が不自由な人は捕まり。
捕まえると触手は体に戻り人を吸収しまた飛び出してきた。
「マジかよ......」
「おい、ユウト、さっさと逃げるぞ。ありゃいずれここもヤバくなる。それに俺達じゃどうすることも出来ねえ。おい、聞いてるのか!」
「ごめんなさい。俺無理です。どの道あの竜の足止めをする人が必要なはずです」
「何言ってんだ!?無理なんだよ!良いから逃げるぞ」
リンクさんは俺の肩を掴み無理矢理でも連れていこうとするが
俺はそれを振りほどき。魔竜の元へ掛けていった。
「ああ!勝手にしろ!。俺は先に逃げているぞ。絶対に死ぬなよ!」
「はい!」
後から言ってくる言葉に返事をすると町全体を覆うほどのウィンドサーチを発動させた。
リバウンドを使いまくり触手を切ることで捕まった人を助けることをし続けたら結果
何人かはその後吸収されたが他の人達は助け合い避難が完了した。
今俺は黒い竜の目の前に立ち。見上げていた。
不滅魔竜グラマルト
Lv 測定不能
ソロ討伐推奨Lv不明
????????????????????????????
????????????????????????????
????????????????????????????
「うわ...なんだよ測定不能って...。あの魔竜や勇者この魔竜...俺って再生する敵と縁でもあるのかよ」
はあ....嫌な縁だな...
まあ、いいか...
凍らせれば即終るだろう。
それには新しい魔法が必要...か...
「さあ殺し合いを始めようか。」
イメージは薄い高圧縮の壁。それで俺と魔竜がいる所を満遍なく覆う。
「ウィンドフィールド!出来たかな?出来たと思う。壁の向こう側が歪んで見えないし。これで密室空間が出来ただろ」
触手もウィンドフィールドが出られない事を確認してからそこら中にウォーターを撒きまくる。
数分もすれば辺り一帯は水浸しになり足首位までの水位になった。
そして自分の回り以外をヒートフィールドを最高温度で使い水を蒸発させる
完全に蒸発させた後に
「【アイスフィールド】!」
で気温を一気に下げて霧を作る...
そして....
「フリーズ!」
霧全てを凍らせる冷気をイメージして言葉を発する
あの時の勇者を氷付けにした時
何故か氷魔法を手に入れた。
そして今その氷魔法を使い霧を氷結させていく。
まあ...名前を叫んだのは一つの魔法として完成させる為だ。
氷付けになった魔竜を見て俺はウィンドフィールドとアイスフィールドを解いて
「これで終わりだな。随分呆気ないけど。これで良いだろう。」
皆の所へ戻るため氷付けになった魔竜に後ろを向けて歩き出した
魔竜の全体像が見えるところまで歩いたとき
"バキリ"バリバリバリバリ"ガシャーン"
と言う音が聞こえた。
咄嗟に振り向くと体から触手で氷を破壊した魔竜が見えた
そうか...あくまで動けなくなるのはゼロ距離だからだ。つまり体の中で触手を生成して勢いよく伸ばすあの魔竜には通用しない。
魔竜は遠くにいる避難した人々ではなく俺の事を見てきた。
そして数え切れない程の触手を俺に向けて伸ばしてきた。
その触手を双剣ではなく副武器でひたすら走って近付きならが切断しまくる。
「風絶魔装!」
を発動して空中を走る。
必死に迫り来る触手を捌き続けるが止む気配はない、切断された触手は切断面から更に触手を伸ばし、攻撃してくるからだ。
攻撃を切り続け何もさせない事事態はたいしてキツくはない。
されと....どうしたもんかな...
氷を付けはもう効かないことは解ってる。ならどうする?不死身系の対処法がねえぞ?
切っている途中で何度もウィンドカッターを飛ばして攻撃してみたが切れるのだがすぐに再生させれて終わってしまった。
多分焼いても再生してくるだろう。
空中を走りながら触手を切り続けていると魔竜が手で薙いできた
それを変幻自在で魔竜の首の後ろ飛ぶことで避けてウィンドカッターを放つ
切ることは出来たが切断まで行かずやはり直ぐに再生をしてしまう。
ウィンドカッターがぶつかった事で俺の居場所を見付けた魔竜は背中から触手を伸ばしてきた。
「あああ!鬱陶しい!」
副武器をボックスにしまい双剣を鞘から取り出すと空中でバク転するよう動かし上下逆さまになってからリバウンドで加速して落ちる途中で双剣を突き刺しリバウンドをまた使い下まで落ちる。
自分にぶつかる少し前で体を元に戻しリバウンドを使い更に加速しながら股をくぐり一気に上昇する。
途中何回もリバウンドを使いつつ魔竜の頭上まで上昇するとバニッシュで勢いを止め魔竜の頭に降り立った。
さっきから顔と腕、足、尻尾からは触手が伸びていないので考える場としてやって来たのだが
「やっぱり、ここは触手は出ないんだな」
さてと....どうしたもんかな...凍らせるのが通用しないとなるとどうしようもないな。
多分ヒートフィールドを使えば火魔法も作れるが覚えたところで意味はない。
殺せない。凍らせれない。当たり前に気絶も無理か...
あ...触手が俺を諦めて避難民の所に延び始めた。
「【ウィンドフィールド】」
これでよしっと...
そう言えば勇者を生け贄に復活させるって言ってたよな?あの爺さん。
そして不完全とも言っていた。ならそこを突けば行けるかもしれない...
突けば倒せるかもしれない程度の低い可能性だけど...今はそれに賭けるしかないか...
魔竜の顔を走って背中へと飛び降りた。途中で剣を突き刺してからリバウンドで加速して背中をかっ捌く。
「うへえ...切って直ぐ再生とか....」
意味ねえと思いつつ勇者の時と同様にタイムラグがあることは確認できた。
落下途中で剣を抜いてから姿勢を変え魔竜の背中を蹴りつつリバウンドで退避した。
背中からは触手が追いかけてくるが全部切り払い切断面を片っ端から凍らせていく
すると氷の重みに耐えられない触手は地面に落下する。
「あー、こうすれば触手は対処出来るのか...」
切っては凍らせる事を続けていくと魔竜は学習したのか触手を伸ばすのを止めてきた。
うん、良かったよ...もうMPが100しかない...
そして魔竜の体に筒上の物が生えてきて...
「なんだ?。ってうわっ!?」
なんか黒い液体を一発飛ばしてきた。当たり前に避けるが黒い液体が地面に着弾すると液体に触れた箇所が溶けていた...
はははは....触手の次は毒液かよ...
あ....あの筒上の所全部から出てきそうだな....
案の定魔竜は全筒から液体を俺に向けて飛ばしてきた。
弾速は約100キロ近くなのでスローの視界だと避けることは簡単だが問題は数だ...
空中を走りながら避け、時々エアロバリアで防ぎながら対処をしていると魔竜はその図体じゃあり得ない速度でこちらに向いてきて手を伸ばしてきた。
辺り前に毒液は魔竜には当たるのだが全く溶ける様子はない...まあ自毒耐性はそりゃああるよな...
手は毒液よりは遅いが十分早いので。俺はウィンドカッターを飛ばし、切断させて対処して、直ぐにその場を離れた。
直ぐ再生した腕は俺がさっきまではいた場所を空振り真下にある建物を粉砕した。
直ぐ様俺の所に腕を振り落としてきて..次々に建物をを壊していく。
「なんつう威力だよ!?」
これ...勝てないだろ...
無理無理....無理ゲーだ...
こんなシナリオ考えたの誰だよ!と叫びたいが言葉を発する余裕はあるはずもなくひたすら避け続けるのだった。
自分です☆
まあ。こんな弱点がある死なない魔竜ごとき倒せないとこれから先の敵なんか到底倒せないので。許してくださいw




