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武器製作願い

「...トさん,朝ですよ。起きてください」

体を揺さぶられ目を覚ました

MPがキレて倒れたままで寝ていたのかうつ伏せの状態だった。

それと.....全身が痛えええ。

動かしてすらないのに痛いって事は筋肉事態を痛めてるって事なんだろうな...

全身に激痛が走るなか無理矢理腕を動かして起き上がった。


「フィーネ、おはよう。」


「はい!おはようございます」

朝から元気だな...

普段なら癒されるんだろうが痛すぎる筋肉痛を堪えるのに精一杯で余裕が全くない。


「朝食は出来てる?」


「はい。出来てますよ。だから起こしに来たんです」


「そっか。ありがとう。なら一緒に行こうか」


「はい!」

ベッドから出て魔力を足に纏わせて立ち上がり一緒に飲み屋に向かった。

飲み屋の机にはリンクさん達がもう食事を取っており、他の冒険者も何人か食事を取っていた。


「おはようございます」


「やっと起きたか。」 「……………ん」「おはよう」

空いてるフラミさんの横に座るとフィーネは厨房に移動していった。

俺も椅子に座り、昨日の事を考えた...あれをこれからも続けていくのかと思うと気が滅入る


「どうした?浮かない顔だな。何かあったか?」


「そうですね...全身が痛いですね。それとMPが0になって眠ったので目覚めもかなり悪いです。」


「そう言えば。外に出て何かやっていたようだね。それが原因かい?」

なんで知ってるし...

眠ってることはウィンドサーチで調べたはずなのに...


「そうですね。フラミさんに教えてもらった練習方法と自分で考えた方法をやってました」


「そうか、私が教えた方はそこまでキツく無かったはずだから。ユウト君が考えた練習方に問題がありそうだ」


「んで?何やったんだ?」


「えっとですね。聖王都で行った模擬戦を思い出して同じように振るってただけです。足と腕に力を入れて魔力を体に纏わせながらですけど」

リンクさんとルウガさんは驚いておりフラミさんは苦笑していた。

え?何か可笑しい点あったか?


「その顔を見るに可笑しい点に気付いてないようだね。貧しい戦闘でどういうふうに戦いどう剣を振るったかなんて普通は覚えないしいくら模擬戦でも無理に近い。それに何時間も行った戦闘を力を入れて魔力を纏わせながらなんて誰も出来ないよ。Aランクの私たちでもね」


「そうなんですね。でもやったかいはあったと思います。」


「だろうね。だけど反動は物凄いようだ。今はやめた方がいい。やるとしてもせめて二日に一回程度にした方が良いだろうね」

やめた方がいいのか....でもなぁ

まずあの動きを体に馴染ませないといけないし、続けなきゃいけないと思うんだけど...


「そうだな。俺たちでもそんなマゾい事はしない。双剣術に練習方法が余りないから仕方無いと思うが筋肉痛だけじゃなく普通に筋肉を痛めてるだろう。今日一日はずっと部屋で安静にしとけ」


「わかりました。気を付けます」


「お待たせしました。」

会話が終わると丁度良くフィーネが料理を運んできた。

それを食べ終えると真っ直ぐ部屋に戻りベッドで体を休める事にした。

夜には同じ事を行うつもりだが。それまでに体を休めないと色々持たない

ステータスは上がったかな?さすがに無理だろうが見てみる価値はあるだろう



八神 悠斗 (16)(全身筋肉痛)

Lv 32

聖霊契約 風聖霊リヴ(仮)

MP 375/375

『ステータス』

STR(C+1)INT(C+1)VIT(D+7)AGI(C+6)DEX(B+1)SEN(S+4)

『スキル&魔法』

初級双剣術

両手剣術

超級風魔法

風聖霊の加護

風絶魔装

変幻自在

身体強化

次元魔法

生活魔法

鑑定(サーチアイ)

七つの命(セブンライフ)

危険察知

共通翻訳機能




上がったのはMPだけか...

そりゃそうだ、どんなにキツかろうが一回目じゃ上がるわけないよな

それでもレベルが上がる度にどんどんステータスが可笑しくなっていく気がするがリンクさんやフラミさん等のAランク冒険者には到底及ばないだろう。

あの人達なら全ステータスAの得意ステータスはSとか行ってそうだし

修羅場をググり抜けた経験や勘が絶対にあるはずだ。

英雄と言われたのもただの祭り事にしたかった国と何も起きない平和な時に突如現れ、町を一人で救った人間に心を弾ませただけだろう。

考えているとドアから"コンコン"と言う音が鳴り響き、


「ユウト、今空いてるか?」


「なんですか?リンクさん、ドアは空いてるんで入ってきてください。」

入ってきたリンクさんはルウガさんを連れておらず一人で来たようだ。

真剣な顔をしているので何か大事な話でもあるんだろう。


「どうかされました?真剣な表情してますけど」


「そうだな...。さっきお前が言った練習方法あるだろう?」


「はい。それが何か? 」


「あれって定期的に模擬戦を変えないと意味ないんじゃないか?。」

やっぱり気付いているか...さすがとしか言えない。

理由は二つの。

一つ目は俺の記憶力の問題だ。あんな長いものを細かくずっと覚えていられるのはさすが無理がある。

二つ目は型がついてしまうこと。確かに型がつくのは良いことなのかもしれない。だがそれは洗練された型って言う最低条件だ。どっかの適当な模擬戦が型になってしまったら弱くなると同じだ。


「そうですね。一日に1回は模擬戦をしないと出来ない練習ですね。」


「やっぱりか....どうだ?今から模擬戦でもするか?どうせやるなと言ってもやるんだろう?。」


「やります。でもその前に一つ付き合って貰いたいところがあるんですけど」


「ん?どこだ?」


「武具屋ですね。片手でも使える両手剣が欲しいです。練習でも使いますし」

理由は....分かると思うが俺がMMOをやっていた時に使っていた物と同じだ

これなら体はいまいちだろうが、感覚だけは上手く扱えるだろう


「分かった。今からで良いか?」


「はい、構いません。」

痛いのを堪えてベッドを出て二人であの武具屋に向かった。

前に来たときと同様に人が来ていなかった。


「失礼します」「邪魔するぜ」


「お?英雄様じゃねえか。何のようだ?」


「えっと。片手でも使える両手剣ってありますか?。予算は50万です」

いや、なんで二人とも固まるし...

賞金で100万近く入ったんだから持ってても当然の金額だろ


「50万か...どんな霊剣が欲しいんだ?」


「霊剣?」


「魔力や霊力が宿った剣の事だよ。まあ普通の武器よりは強い、持ってるだけで冒険者ランクは1上がると言っても過言じゃねえ代物だぜ」

あー、他の小説で言う魔剣見たいな物か。


「そうですね。えっと一つの武器だけど二つの形がってのは出来ますか?。例え話双剣にもなるし両手剣にもなるって言う感じです」


「ふむ...変更霊剣(チェンジソード)か出来なくはないが50万じゃ足りないな」


「いくらです?」


「75万だな。まあ特別に50万で作ってやらんこともない。」

75か...出せるっちゃ出せるがキツいな。

この言い方だと何かしてほしい事でもあるんだろうか。


「何をすれば?」


「いや、何かしてほしい訳じゃない。単純に店を守ってもらったからな。それを返すだけだ」

じゃあ。何故一度足りないと言った?

借りを返したいだけだったとか?


「なら。それでお願いします」


「了解だ。他に欲しい能力はあるか?変更(チェンジ)と不壊だけじゃ味気ないだろう。」


「そうですね...両手剣の時はある程度重くて、双剣の時は片刃では無く両刃で軽い方が良いですね。チェンジの際は一瞬が良いですね。切れ味もかなり欲しいです」


「ふむ。出来ないことはないな。それ以外は?」

なんだろうか。後欲しいもの...

この人さっきからなんか欲してそうだし何かインパクトがある方がいいか?

MP回復とか?それとも透明とか?


「振る度に魔力が回復したり、剣身が透明とか出来ますか?」


「...実用性あるが..。味気無いな。もっとないのか?」

いや...凄腕の武器職人なら見た目より実用性とるだろ...

やっぱりインパクトか...剣じゃないけど行けるか?


「魔銃とか?」


「ん?マジュウって何だ?」

あ、そりゃそうか、科学技術がないんだから銃って言うもの事態存在しないか

なら知らないよな。どう説明するか...


「そうですね...銃って言うのはこういう形でここにある引き金って言う奴を押したら中に入ってる火薬が爆発して鉛玉を飛ばす武器です。魔銃は鉛玉ではなく魔力を飛ばすんですけどね」


「ふむ....いまいちわからんが。ヒキガネ?って言う奴を押したら注ぎ込んだだけの魔力の魔弾を撃ちたい訳だな?ふむ... 出来ないことはないな」

言いたいことは理解しれくれたか。

さすがに銃なんて俺知らないし。詳しくなんて言われても無理だ。


「後2点バーストや3点バースト、チャージショットやレーザービームとか出来たら良いですね単純に鉛弾を飛ばすことが出来るならなお良いです」

最初の奴は有名なゾンビゲームの丸パクり。

使うときが来るかわかんないがあっても損はないだろう。

チャージショットは意味ないように思えるが瞬間的に込められる魔力は限度があるし銃が耐えられないかもしれない。だけどチャージショットがあればずっと込めるだけなのでより強い威力になるだろう。

フルオートやセミオートとか魔力なので関係ない。鉛弾を飛ばす方ならば必要だがこれはDE(デザートイーグル)とかの大型拳銃なのでフルオートは要らない。アサルトライフルとか欲しいかもだが魔銃には多分できない

出来ても一瞬でMPが枯渇する


「ふむ。4式変更霊剣フォースチェンジなら可能だな。だが魔弾と鉛弾は別の銃になる。それでも良いか?」


「そうですね...片手に剣、片手に銃って言うのもしたいですし。双銃もしたいです。」


「つまり。臨機応変に武器を変えたいって事か?」


「そうですね。そうなります。」


「ふむ...出来なくはない。だが作るのに1ヵ月は掛かるぞ魔銃なんて初めて聞いたし初めて作るんだ。

それに臨機応変に対応するための術式も考えなけりゃいかん、これ程の物を50万か...」


「そうですね...100万でも構いません。その代わり納得が行くまで再度無料で作り直しもしくは改造はお願いします」


「そうか、分かったそれで行こう。おっと、忘れていたな。剣を買いに来たんだったな。そこにある奴は好きに選んでくれ」


「はい。えっと。これで」


「そいつは5000スピナだ」

鑑定(サーチアイ)で劣化具合、切れ味、重さ等を調べて選んでから買った。

しかし。魔銃か..作れたら格好良いだろうな


「ちょっと待ってくれ。魔銃が完成したら一度足りないと見に来てくれねえか?。魔銃に関してはお前しか知らねえしな。」


「わかりました。」


「おう、リンクに呼びに行かせるから楽しみにしててくれ。じゃあな」


「はい。お願いします。では。帰りましょうかリンクさん」


「あ、ああ」

二人で店を出ると

真っ直ぐギルドに向かい修練場に行った。

リンクさんはずっと何か考え込んでいて厳しい顔をしていた。

魔銃が出来ても使いこなせるかは不安だがそこは出来てからにして、今は模擬戦をする事に集中しよう。

記憶しないと行けないし瞬殺は論外だからな

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