夕食会
鑑定で毒が無いことを調べてから前菜を口にした。
「ほお、先程の件は聞いている。それでも食べてもらえるとは信用は失ってないと考えるべきかな?」
「信用なんてしてませんよ。自分以外が口にして何も無いことを確認して。更に鑑定で何も無いことを見てから口にしました。」
「娘に聞いたが凄い鑑定を持っているようじゃな」
「そうですね。言われるまで気付きませんでしたが」
まあ...神が授けてくれたんだから普通の鑑定な訳がない。
それに普通の鑑定ならウィンドサーチを作れなかったので魔竜どころか甲虫にすら負けて死んでいたはずだ。
「そうか。それで料理はどうだ?」
「美味しいですね。」
「む?それだけか?一流のシェフに作らせてあるんだがな」
確かに美味しい。今まで食べたことがない位に。
だが。生憎俺はあまり食事に味を求めてない。食べられるだけで十分だ。だって
「さっき殺されかけたのに味を楽しむ余裕なんてありませんよ」
「ユウト様!?お父様になんて口を」
「構わんよ。先程の暗殺未遂は此方の落ち度が原因だ。ユウト殿に対人戦が出来なければ死んでいたかもしれん。そしたら王族としての面目が丸潰れだ。」
「ですが。」
「構わんと言っておろう。これ以上ワシの顔に泥を塗る気か?」
「わ、わかりました。」
レイシアさんは不満そうだが抗議を止めてくれた。
父である国王には逆らえないようだ。
その後は何事もなく夕食を食べ続けた。
最後の料理を食べ終えてデザートが運ばれてきたときに会話がまた始まった。
「ユウト殿。いきなりだが本題に入っても構わんかな?」
「本題とは?」
「魔竜討伐及び魔王軍幹部の撃破、その報酬じゃよ。そなたのおかげで迷宮都市が守られた。だが甚大な被害が出たことには変わりない。」
「そうですね。もしや報酬の値下げを申し出るのですか?」
「そうじゃな。値下げかどうかはユウト殿しだいじゃな」
ん?どう言うことだ?
価値が人それぞれと言うことは物なのか?金銭ではなく?
「どう言うことでしょうか?」
「今回の件で復興作業に多大な出費が出ることになった。そのせいで最悪ユウト殿に払う金銭が無くなるやもしれん、だからワシは娘である。レイシアを贈ろうと思っておる。」
「なっ!?」
なんかレイシアさんが驚いてるがどう意味だ?
レイシアさんを俺に送る?結婚と出来るぞって捉えて良いのか?
「えっと。どういう意味でしょうか?。レイシアさんを贈るとは?」
「単純じゃよ。レイシアをユウト殿の嫁に出そうってことじゃ」
あー、やっぱりそう言う意味か。
確かに権力や女性関係に興味がない人物には全く価値がない物だな。
逆に興味や必要な人間には金銭より価値があるものか...
「本人を前にして大変言いにくいのですが。お断りさせて頂きます。」
「ななっ!?」
断ると国王は面白そうに笑い、レイシアさんはさっきとは違う意味で驚いていた。
まあ。断られるとは思ってなかったんだろうな。
「ほお、内の娘に気に入らない所でもあったかな?」
「いえ。レイシアさんに不満がある訳ではないですし、寧ろ好ましい方だと思います。ただ。」
「ただ?」
「俺は無理矢理とか好きでもない男性に嫁ぐとか、そう言うことが嫌いなんです。理由はそれだけです。」
「そうか。それなら仕方無いか。ではお主は何が欲しいのだ?金か?」
欲しい物か...お金はまあ欲しい。
奴隷を買って依頼達成の効率を上げたいし。魔法が出来るなら倒せる魔物の幅が広がる。
「そうですね。お金が欲しいです。あっても困りませんからね」
「その言い方だと他に欲しいものがあるのかな?」
金があれば戦力を補充したり食料を買ったりに使えて便利だ。
だが金は依頼をこなせばいくらでも手にはいる。よってこの場合一番奥には俺に必要なことは金ではなく。
「はい。図書館等でも置いていていない禁書みたい等が欲しいです。もしくは自由に読むことが出来る許可が」
「ふむ...すまないがそれは出来ないな。魔竜ごときを倒したぐらいでは見せる許可は出せんし信用もない」
へえ、魔竜ごときか大きく出たな。
まあ、そうだろう、確かに連合国には化け物と言われるAランカーの冒険者が47人いる
そしてフラミさん、リンクさん、ルウガさんもそのAランカーである...俺も聞かされたとき驚いた
「確かに迷宮を守ってくれた事には感謝はしておる。だがそれだけだ。禁書を見せるほどの活躍をしたわけではない。わかるな?」
「つまり国の戦力なら魔竜や魔王軍幹部なんか対した犠牲もなく倒せていた。と?」
「そう言うことじゃな。被害を減らしてくれたことには感謝しておるがな」
....意味がわからん。
王様は娘と禁書どっちが大事かと言われて、禁書を選んだような物だぞ。
それになんでいちいち俺がイラつくような言い回しをするんだ?これじゃ怒れと言ってるような物だ。
俺は不信に思い、ウィンドサーチを発動させてみた。
(ああ...なるほど。そう言うことか....。乗っかってみるか。)
そう思い、椅子を弾き飛ばしながら無理矢理立ち上がった。
「ユウト様?」
そのまま出口へと向かい ドアノブに手をかけた。
その瞬間後ろから三つの殺気を感じた。
「何処へ行くと言うのだ?」
「話すことがないので部屋に帰ります。もう夕食は済んでいるのですから文句は無いでしょう?」
更に殺気が強くなった。
俺は気にせずドアノブを捻ろうとすると。俺目掛けて何かが3つ飛んできた。
「【 】」
で弾き、ボックスから右手にダガー。左手に逆手持ちでナイフを取り出しながら振り返った。
当然何処から出したかは誰にも見られないように体で隠した。
振り替えると同時に降り下ろされる剣をダガーの背で受け止めへし折り、逆手に持ったナイフを横一線に振る。
空中で振るわれたため避けられなかったアルマスさんは胸を切り裂かれ、血を少し撒き散らした。
ついでに溝内を思いっきり前に蹴飛ばし距離を離す。反撃されてもウザいだけだ。
「グハッ!?」
「きゃああああああああ!!」
切り裂かれ、蹴飛ばされたアルマスさんを見たレイシアさんは当然のように叫びをあげ、アルマスの元へ駆け寄った。
それを聞き付けて、扉の前に居ただろう二人の騎士が入ってきたので、彼らが俺を目線で捉える前にリバウンド発動させて真上に飛び、騎士達が通りすぎると同時にバニッシュで無音で着地をして。ボックスに短剣をしまい同時に双剣を出して。二人の首に後ろから剣を突き付けた。
「動くな。」
振り返ろうとした騎士達はそれを言うだけで微動だにしなくなった。
さすが訓練された騎士だけあるな。すぐに状況を見極めて自分がとるべき対処を瞬時に理解してる。
その流れるような一連の動作を見ていた王様はパチパチと拍手をしだした。
「さすが魔竜をソロで倒しただけ事はあるな。アルマス君と騎士二人を瞬時に無力化するとは。
恐れ入ったよ。」
「お父様!?そんな事より早くアルマスの治療をしなくては」
「レイシア、落ち着け。アルマス君はなんともない。そうだろう?」
俺とアルマスさんをどちらも見ながら言ってきた。
アルマスさんは先程の傷が何とも無かったように立ち上がった。
「そうですね。傷は思ったより軽い。これなら少し魔力を操作すれば直ぐに治ります。」
「良かった...」
安堵のためかレイシアさんは目に泪を浮かべていた。
俺だって殺しはしたくない。だから浅く切ったが何とも無いようで俺も安心した。
「ユウト殿、先程は済まなかったな。」
「いえ。気にしてません。」
これは茶番なんだろう。俺の力を生で見たいがためにわざと機嫌を損ねるような事を言い、
俺が帰ろうとしたら奇襲をさせて俺の戦いを見る。そう言うことなんだろう。
対処できなかったらそれまでの奴って事だし気絶だけさせる予定
出来た場合は俺の実力がある程度わかる。
どっちに転んでもデメリットは無く、メリットしかない賭けだったんだろう
「騎士の二人はアルマス君を一様医務室へ連れていってくれ。ユウト殿とレイシアは席に着いてくれないか?
報酬の話をもう一度したいのでな」
「「はっ!」」
「「わかりました」」
騎士の二人は言われた通りアルマスさんを連れてい大広間を出ていった。
レイシアさんは心配そうにアルマスを見送った後無言で席に座った。
俺は双剣を背中に隠す動作を行うと同時に双剣をボックスにしまい。レイシアさんと一緒に席に戻った。
そう言えばステータスランクの強さ基準書いてませんでしたので書きたいと思います
Gランクはまあ10歳以下の子供、INTについてなら魔法を全く習っていない大人も含まれますね
Fランクは15↑の一般人や冒険者のGFランク
Eランクは訓練をしたFランク冒険者や駆け出し騎士
DランクはEランクと弱いDランク冒険者、そこそこやった騎士
CランクはDランクと弱いBランク冒険者と結構頑張った騎士
Bランクは才能の無い人間の最高到達地点、Bランク冒険者、精鋭騎士
Aランクは少し才能がある奴が行ける最高到達地点、Aランク冒険者、熟練精鋭騎士..ぶっちゃけ化け物の領域
Sランクは完全に才能がある奴の領域ですね...才能があり努力を惜しまなかった人が到達できる地点、そして勇者や転移者は努力を重ねればまあ普通に行ける地点、恵まれた人なら産まれた時からSランクもあり得る
???ランク.....人外認定okです♪
ついでに言うと+1~9とかかれていますが、1に近づく程弱く9に近づく程強いです
そして10になるとランクアップがされ0に戻ります
そして聖霊と仮契約したりするとランク関係無く+5されます、だけど通常時で上げる時は+されたステータスからの上昇ですのでまあ...弱いときに行うと結構辛いです
だからリヴも強くなった時に本契約を結ぼうとしてるんですぇ
さて、軽く説明終わったのでこれで終わります
何か質問があったり誤字脱字あったよって方は感想でお願いします
では、また( *・ω・)ノ))バイバイ




