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VS人工透明合体魔竜3

「GOHAAAAAAAAAAAAAAA」

魔竜は俺の言葉に反応するように叫び声を上げた。

その瞬間なんとも言えない重量が体を包み込み。動きを阻害し始めた。

多分コレは殺気なんだろう。


「だけど....リヴやアルルグよりはましだな」

魔竜は口を開いた。

ブレスが来るだろう事を予想し変幻自在を使って、魔竜の背中に移動した。

落ちるように両方の剣を振り下ろし切り刻む、魔竜は痛みに吠えると尻尾を巧みに使い先端で俺を後ろから貫こうとした。

それを咄嗟にリバウンドで左に無理矢理避け、バニッシュ、リバウンドを同時発動させて左腕に近づき切断させる。

勢いのまま魔竜の前に出ると。右腕で薙ぎ払ってきたので変幻自在で残影を残しながら。バニッシュ、リバウンドをまた連続使用を行い、左足を切断させた直後リバウンドを使い方向転換をして尻尾の付け根に飛び切断させた。

魔竜は支えの尻尾、左足を失い、右腕を左に薙ぎ払ったため重心が狂い左側に倒れた。

その隙を逃がさず。バニッシュ、リバウンドを行い右足に飛んで切断、リバウンドで飛んでる最中に倒れながらもこちらに顔を向けてブレスを放ってきた。

ブレスを変幻自在で魔竜の顔の後ろに移動して。ウィンドカッターで首を切断させる


「ふう、これでしばらくは蘇生に時間かかるだろ」

着地をして。四肢と首、尻尾を切断させた。魔竜を眺める。

それにしてもこの異常な再生能力はなんだ?。

合体魔竜って言うんだから。森で眠っていた奴らの残骸から合体させたんだよな?。

なら、再生能力はないはずだ。大きな翼は魔鳥型、四肢は狼型、体を覆っている皮膚は甲虫型だろう。

なら残りの尻尾と顔をなんだ?。マジでドラゴンを素材に作られてるのか?。

再生能力はまだ見たこと無いが多分スライムなんだろうと思う。核を破壊させなきゃ死なないモンスターらしいしな。


「おっと、足が直った」

リバウンドを発動させて。勢いのまま両足を切断させる

さすがに直った直後に切断させられたら無理だろうと思い、実行してみたが間違ってなかったようだ。

...残り尻尾と顔はなんだろうか...鰐か?それとも大蛇?ブレスを放てるんだしやっぱり竜種の可能性もあるか..


考察をしながら再生しては切断をしているとあることに気付いた。


「なんか、再生速度あがってね?」

少しづつだが早くなっていた。つまり相手も俺に俺に合わせて成長してるってことか。

まあ。ドラゴンだし、そんな簡単に無力化なんて出来ないよな。それに...他の部位も再生させてることから

一ヶ所だけならもう瞬時に再生ってことも出来るかもしれないな。そうなるともう勝てない。

どうする?一か八か体を細切れにしてみるか?。


「はあ、やるしかないよな」

核があると決め付け。細切れにするためにリバウンドを発動させて飛び出すと

いきなり足が一瞬で元に戻り。立ち上がってから瞬時に尻尾と腕を再生させた。

くっそ!遅かったか!。

少し後悔しながらも。両足を切断させた。切断させ、通りすぎると足がまた再生を行い元に戻った。


「ははは、、マジかよ...」

そう呟きながら、必死に考える

もう奴は腕や足を切断させた所で瞬時に再生されるだろう

そういや....リヴが回りをよく見ろって言ってたな....どう意味.だ?....っ!?


「ああ...そう言うことか...高速再生のカラクリそういう事だったのか」

最初の内は切断しても再生は遅かった、自己治癒をしてるかのようにな

そして今は切断させた物をくっ付けただけかの用に早い...つまりはそう言うことだ


切断した体をコイツは気付かれないように何らかの方法で切断部位を繋げさせ再生したかのように見せているのだ...現にこれだけ切断させたのに切断部位がぜんぜん落ちてない

あるのは最初に切っていた数個だけだ。確かに効果的だろう奴は透明なんだやったところでバレはしない

俺はウィンドサーチを使ってるが戦闘に集中したいがために奴の体の位置と形だけを調べていた

だから、気付くのが遅れた...くそが!


だけど...これであいつを殺せる

こいつの再生には切断させた部位が使われいる...だから再生させなければ良いそして....核を素早くぶっ壊す


リバウンドを何度も何度も使い体を魔竜の頭上まで登りウィンドカッターに大量の魔力を注ぎ込み頭上から魔竜へ向けて放った

ウィンドカッターは魔竜の大きな体を縦真っ二つに切り裂き...


再生されるより早く...さっき思い付いた魔法を発動させる

イメージは低圧縮空気の包む布だ


「【ウィンドヴェール】」

二つになった魔竜、その両方を包むように低圧縮空気で覆った

すると...魔竜は体を治そうと切断面をくっ付けるが....低圧縮空気の膜のおかげで再生される事は無かった


「終わりだな、魔竜」

上空から落ちるのが嫌なので変幻自在で地面まで降り、ヴェールにある風を操作して魔竜の体の中に入り込ませてそのままウィンドサーチで核の場所を探した

核をの場所を見付けると動かさないように核をヴェールで包み込み、双剣で切ってはヴェールで包む作業を行い核を取り出すことに成功した


「コレが核か」

取り出した核は紫色に輝く水晶でそれを守るように、透明な何かが覆っていた。

何かあっても嫌なので遠くに放れてから。ウィンドカッターを放ち、核を真っ二つにした。

水晶が切られた瞬間頭にレベルアップのサイレンがなり、それと同時に魔竜は透明な姿表し始めた。


「はああ、これで終わりか?」


「それがさあ、違うんだなー」

突然、後ろから声が聞こえた。

後ろを振り向くと。ランマルトとマルクと思われる俺を殺した厳つい男性が立っていた

何時の間に近付いた!?。ずっとウィンドサーチを広範囲発動させてたのに...。


「やほ、またあったね。」 「......」


「そうだな。俺は会いたくなかったよ」


「つれないなー、まあいいか。それにしても本当に驚いたよお、死んだはずの人間が表れて。ぼくの最高傑作を倒しちゃうんだもん、マリクぅやっぱりあの時僕の作品にすれば良かったんじゃない?」


「それは結果論だ、あの場では最善の選択をした」


「まあ、そうだねえ、でもぉ....これを魔王様に言ったらどうなるのかなぁ」


「っ!?」

突然仲間割れを始めた二人、マリクは怒っているのか額に血管が浮かび上がっており、ランマルトはすごく楽しそうに笑っていた。

マリクの反応は分かるだが...ランマルトは何故笑ってるんだ?何が何でも可笑しいんだよ...自分の計画が失敗したってのに....


「まあいいやぁ、それでさあ、僕思ったんだあ。君を魔王軍に勧誘しようってさ。どう?入ってみない?君の実力なら直ぐにでも幹部になれるよ」


「お断りだ。こんな事仕出かす連中の仲間になんかなりたくもない。それよりわかってるのか?」

俺の返答に少し残念そうな顔をしたが直ぐに笑みを取り戻した。

これから起きる出来事を待ち望んでる子供のように

「ン?何が?」


「堂々と俺の前に表れたんだ。殺られる覚悟は出来てるよな?」

二人に剣を向けながら俺は言い放った

勝てるかは分からんし...多分、キツいだろう。MPがほとんど無いからな

でも...次のこんなことを起こさせない為に二人は倒さなければならない


「あははっはははは。何言ってんの?。あんたちょっと前に負けたばっかりじゃん」


「調子に乗るなよ。あの時は不意打ちだったから負けただけだ」

その言葉を聞いた。ランマルトは笑みを無くし、魔竜が比較になら無いぐらいの殺気を放ち始めた。

体が若干強張り...本能が逃げろにげろニゲロ、戦うなたたかうなタタカウナと俺に告げてくる


「へえ、調子に乗ってるのは君の方じゃないかな?。高々魔竜ごときに苦戦してた奴が。俺たちに勝てるわけ無いじゃん。良いよ。殺ってあげようじゃないか。マリク殺るよ」


「了解した」

そう言うと同時に二人が視界から消えた。

その事に息を詰まらせるが。直ぐに呼吸を落ち着かせる。

どこだ?回りを満遍なく警戒してると、頭に警鈴が鳴り響いた。

それと同時に前に飛び出し、振り替えるとランマルトが剣を降り下ろしていた。


「へえ、さっきのを避けるんだ」

その言葉を聞き遂げた瞬間また、警鈴がなり、右に避けた。

殺気までいた位置の少し後ろ側には何かが貫いた後があった。

多分俺を殺した技だろう。


「おお、また避けた。君には奇襲は通用しないのか。んじゃマリク援護頼んだよ」

その場にはいないマリクにランマルトが横にかけると。ランマルトを剣を持って俺に襲いかかってきた。

双剣をボックスにしまい、副武器(サブウェポン)をだして。サバイバルナイフだけを左手で逆手に構えた。


ランマルトとは俺に真っ直ぐ剣を振り下ろし、俺はそれに合わせてダガーを逆手に変えて背で受け止め

いきなり武器破壊(ソードブレイク)を行う。

剣を折った瞬間サバイバルナイフを順手に変えて首に突き刺そうとするが。突然ナイフの横から衝撃が加わり、ナイフがそれて外してしまう。

腕がランマルトとの顔の横を通り過ぎるような形になってしまい、ランマルトがその隙を見逃すはずがなく、

腕を取られ。突き刺すために前傾姿勢でいた俺の腹に足をつけて体を後ろに投げ飛ばされた。

受け身を取り、ランマルトのいた方に顔を向けると。奇襲された時見たいに居なくなっていた。

立ち上がり、回りを見渡したが何処にも居なかった。


「どこにいった?」


「ここだよ」

声がしたのは姿勢を低くし屈みながら俺の事を襲っていた。

さっき折られたはずの剣は直っており。下から上へと振り上げている最中だった。

それを咄嗟にバッグステップで避けたが、それに合わせるようにスローになっている視界で右から何かが飛んできた。

それを逆手に持っているダガーで弾くと振り上げた剣を振り下ろす動作に入ったランマルトにナイフを心臓に向けて投擲した。


投擲をしたナイフを剣で弾かれるが,弾くために振り下ろすの止めたため。剣は俺の事を襲わなかった。

完全に振り下ろすモーションに弾かせたため体が一瞬だが固まっているランマルトにダガーを手放し鞘からボックスそして手に移動させた双剣片割れをランマルトの首に向けて腕を振るった

今度はなんの衝撃も来ず。真っ直ぐ双剣の刃がバッグステップをして避けようとしたランマルトだが殺傷範囲(キリングレンジ)が変わったせいで対応できず首を俺に深く切り裂かれた。

ランマルトは遅れてバッグステップをしたが着地直後に首を押さえて膝をついた。


「お見事だよ...まさかこんな深手を追うとは思わなかったよ。マリク後は頼んだよ...」

マルクを呼ぶランマルトを見て俺は身構えたがマリクは現れなかった

ランマルトもこれには予想外のようで慌て始めた


「?マリク?返事をしろマリク!」


「マリクは来ないわよ、ランマルト」

その呼び声に答えたのは女性の声だった。

声のする方向へ顔を向けると漆黒のドレスを身に纏った綺麗な女性が佇んでいた


「どういう意味だアゲハ、何故マリクが来ない、どうしてお前がいる」


「ランマルト。今回はやり過ぎよ。魔王の命令で今回の作戦は中止よ。その事を伝えたらマリクはなにも言わずにどこかへ行ってしまったわ」


「はあ!?なんだよそれ!?冗談言うんじゃねえぞババア」

俺はランマルトが叫ぶと同時に後ずさった。何となくヤバイと思ったからだ。だって

ババアと呼ばれた女性は顔の顔を浮かび上がらせ、鬼の形相をしていたからだ。


「ふざけんじゃないわよ!他人がいる前でババア呼ばわりすんじゃないわよ!それに何回も言うけど私はまだ16だああああ!」

え...16!?同じ年!?どう見てももっと上にしか見えない...それほど顔が大人びている。

あり得ねえ....この世界の年齢ってどうなってんの?。リヴにしろ目の前にいるアゲハと言う女性にしろ


「まあいいわ...ガキに切れたって仕方ないもんね。それより貴女名前は?」

大人な対応をして俺に話題を振ったつもり何だろうけど...

絶対まだ気にしてるだろうな。俺に話し掛けてきたとき凄い睨んでたし


「俺は悠斗だ、八神 悠斗。あんたこそ誰なんだ?」


「私は魔王軍幹部、紅蓮使いアゲハ・フィーベルよ魔王より授かった名前(コードネーム)はレヴィアタン」


「おい!ババア名乗ってないでさっさと僕を治せ。」


「はあ?なんで私があんたを助けなくちゃ行けないわけ?」

ランマルトは首から流れ出る血を必死に手で押さえながら。アゲハと名乗った女性に助けを乞うが。

アゲハは冷たくそれを拒否し。ランマルトは絶望を顔に浮かべた。

ランマルトを無視してアゲハは俺に向き合うと。


「ねえ、貴女がこいつを止めたの?」


「.....まあな。」


「そっか、今回は礼を言うわ。こいつの暴走を止めてくれてありがとう。それと、1つ忠告をこれからも私たちはこの国を侵略をするつもりでいるわ。だから貴女はこの国を離れた方が良い。そして私たちには関われないで。」

確かに離れた方が良いだろう

俺には関係ない話だ...でも、もし魔王軍がやっていることが世界の破滅を呼び寄せるのなら

俺は転移者として止めなければならない


「ごめん。それは出来ない。」


「そう、それなら別に良いわ。降りかかる火の粉は振り払うまでよ。だけど。この場では殺さないでいてあげる

ランマルトを止めた恩があるしね」

いつか....この人とぶつかる事があるのだろうか?

そしてランマルトのコードネーム《ベルゼブブ》とアゲハのコードネーム《レヴィアタン》

これはどちらも七つの大罪として扱われる存在だベルゼブブは暴食、レヴィアタンは嫉妬

これには何か意味があるんだろうか?


「ひ、一つ良いかしら?」


「なんだ?」


「その...私ってそんな老けて見える?」

.....どう答えれば良いんだ?てか、普通こんなの敵には聞かないだろ

まあ、ババアって言われて気にしてたし...素直の答えて上げるべきだろう...敵とは言え女性なんだから


「俺は大人っぽくて良いとは思う、だけど老けてるとは思わないな」


「そ、...そう!?そうよね!?.....な、何でもないわ!じゃあ、私は行くわ。精々頑張りなさい」

自分が言った事に気付いたのだろうか?顔を真っ赤にしてアゲハは陽炎のようにぼやけると消えていった。

なんだったんだ?いったい


「お、おい、行くなババア。俺も連れていけ」

とかランマルトが叫んでるが。助けて欲しいなら暴言を言わなくても良いのに..

と思いながらボックスから双剣をだしてランマルトに近付いた。


「ひぃい!?。ち、近付くな!?」


「お前を殺さない、理由なんてあると思うか?」

それだけ言い涙目で後退るランマルトに右手の剣を振り下ろし、止めを刺した。

殺すと頭にレベルアップのサイレンがなった。

解決?して安心したのか。足に力が入らなくなったので地面に寝っ転がった。まだ風帝武装を解除していないので服が汚れないで良いのはラッキー?だ。

さてと、レベル上がったしステータス見てみるか



八神 悠斗 (16)

Lv 41

聖霊契約 風聖霊リヴ(仮)

MP 78/350(300+50-0)

『ステータス』

STR(C+1)INT(C+1)VIT(D+7)AGI(C+6)DEX(B+1)SEN(S+4)

『スキル&魔法』

初級双剣術

超級風魔法 ウィンド(1)エアロバリア(1)エアロリバウンド(1)ウィンドバニッシュ(1)

ウィンドブロック(1)ウィンドエンチャント(1)ウィンドカッター(1)ウィンドヴェール(1)

風聖霊の加護

風絶魔装

変幻自在

生活魔法 クリーン(1)ライト(1)ファイア(1)ウォーター(1)

次元魔法ボックス(MP-0)ワープ(50×人数)

鑑定(サーチアイ)

七つの命(セブンライフ)

危険察知

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あれ...なんか余分にMP減ってないか?

あーー、リバウンドとバニッシュが継続じゃなくなり、サーチが一定時間が立つ度にMPが減るようになったのか

まあ、いいか。消費はどのみち1だし、ランマルトを殺したからもうサーチを使わなければ戦えないって言う敵も

もう現れないだろう。...多分


「はあ、終わったあああああああ!」

終わった。今回の騒動はもう終わりだろう。

魔竜が倒され、作成者は死に、魔王軍は引いた。

でも、守りきったとは言えない。俺が蘇生してる間に大勢の人が死んだから。


「ああ、俺、初めて人を殺したのか...」

そりゃそうか、こっちに来る前は普通の学生をしてたんだから。

人殺しなんてしたことなくて当たり前だ。なんか違う理由な気がするが

別に良いさ...守れた命もあるんだ...全てを守りきる何て元々不可能なんだ、だから今は...今だけはこの結果で満足させて欲しい



「結衣、今度は守れたぜ」

意識が徐々に薄れていく中、見守ってくれると言った彼女へ向けて言い放った。

伝わったかどうかは分からない...でもきっと伝わっただろうそう願いながら俺は意識を閉ざしたのだった。






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