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vsオークの集団2


俺がオーク達を討伐してから約一週間がたった

リンクさん達に指導を受け、ある程度剣の振り方が分かってきたころ...ある事件の事が明るみになってきた


それは、女性が何者かに拉致され行方不明になっている

拉致されている所の目撃情報は無いが拉致されているのが女性限定、そして町から護衛無しで出た人、だったので盗賊団でもいるのではないか?とされていた


「.........」


「どうかしたのか?ユウト」


「え?あ、いえ、なんでもありません」


「最近物騒だよなぁ、女性が行方不明ってよ...俺ら冒険者も探してはいるが一向に見付からねえ」

リンクさんが言っている通り、行方不明の件が5人を超えたあたりからギルドに捜索依頼及び拉致者の捕縛又は討伐が依頼がされていた

金額は一人救出につき大銀貨一枚、拉致者の捕縛又は討伐一人につき大銀貨二枚、事件解決ならば金貨二枚と

かなりの大金がかけられているため実力がある冒険者達は必死になって探した

だが、まだ見つかってはいない


「そうですね....それじゃ俺はオーク討伐に行ってきますね」


「おう、気を付けろよ」「......ん」


「はい」

二人と別れ俺は一人オークが現れた廃村に来た

オークは2週間ぐらい前からここに現れ始めているらしく、それなりに被害が出ているらしい

一体につき大銅貨1枚とゴブリン5体分なのが割に合わないとやる人間もあまりいない、というか俺以外いないと思う

俺がオーク討伐依頼を受けているのが、今現状だと一番オークが効率が良いから、そして...女性の行方不明と何か繋がってるんじゃないか?そう思っているからだ


オークを討伐しながら廃村を歩き回っていると、気になるオークを見付けた

何か警戒しながら歩いているのだ、目的地があるように....基本オークは一つのの所には住むっていう週間はないらしく...違和感がある


俺は気付かれないようにオークを追い掛けた

しばらく追っているとオークは元々お金持ちが住んでいたであろう大きな屋敷に入っていった


「あれが、住みかか?もう少し待ってみるか」

確証が無いため、しばらく建物の陰に身を潜めていると

さっきとは別のオークが屋敷に入っていった


「ビンゴ」

しかもダブルビンゴ

オークはもぞもぞと蠢く袋を持ちながら入っていったんのだ....袋からは女性のような声も聞こえた

多分....冒険者か外に出ていた女性が捕まったんだろう


ここは一度リンクさんの所に相談しにいくべきか?

そう一瞬で頭によぎったが、直ぐ様却下した、さっき連れていかれた女性はどうなる?

まだ、無事かもしれないが今すぐ行おうとしてるかもしれない

そんなの....ほっとけるわけない....例え100%死ぬ事が分かっていても...俺がそれを許してはいけない


こっそりと屋敷の扉を開けて中へ侵入した

目の前にはまだ俺が侵入したことに気付いていないオークが立っており、袋の人物も暴れている

息を潜めそっとオークに近付き、頸髄を狙って双剣の片方で突き刺した、叫び声をあげるまでも無く即死したオークは俺目掛けて倒れてきた、


「おっと!?」

音を立てなくないためオークの巨体を踏ん張りながら支え、ゆっくりと下ろしていった

そして袋に入れられた女性を救出した


「大丈夫ですか?」


「はい...その、ありがとうございます」

その後、俺は女性を連れて町に戻った後、直ぐ様オークの屋敷に戻った

屋敷の前には何十体ものオークが俺を出迎えており....屋敷の二回にあるテラスには他のオークと比べ二回りも大きいオークが立っていた


その、オークは俺を睨み付けると大声を上げた

それに応じるようにオーク達は武器を上にかざしながら大声をあげた、そしてオーク全員が俺を狙い、襲い掛かってきた

何体かは温存しておくためか屋敷に入っていったが、それでも俺に近付いてくるオークの数は20を超えている




「はあはあはあ....」

さすがにキツかった

なんとか全部倒しきれたが.....体力の消耗がヤバイ

それでも俺に屋敷へ向けて歩き出した、オークとは逃げながら戦ったためかなり歩かなければならない


屋敷にたどり着き、中に入ると....オークは一体も出てこなかった

何処に何があるか分からないので取り敢えず片っ端からドアを開けて確認していった

だが、可笑しいことに一回にはオークが全くおらず...捕らえられているであろう人もいなかった


「2階にいるのか?....それとも...」

地下か....俺の偏見だがこういうデカイ屋敷には隠し通路や地下施設があると思う

そしてそれは....あった...この屋敷の主の部屋だろうか....沢山の本が本棚に並べられており、一ヶ所だけ埃が被っていない本があった


それを俺は鑑定(サーチアイ)で調べ、地下へと続く道を開いた

階段を降りていくとブヒブヒと小さく鳴く子豚のような鳴き声が沢山聞こえてきた

そして階段を降りきるとそこには....沢山のオークの子供と....それを育てているであろう7体のオークがいた


「なんだよ...これ」


「ブヒッ!?ブヒヒヒ」

俺に気付いたオークの4体が子オークを集め、3体が襲い掛かってきた

棍棒を持っていないため拳で殴りかかってくるが、一体目のオークの拳を首を少しずらす事で避け、左手の剣で胸と首を振り上げて切り裂いた、それでも絶命しないオークは俺に覆い被さるように倒れてきたが

後ろに下がる事で避け、連携のように横から挟み撃ちで襲いかかってくる2体のオークを屈んだことで拳を避け、後ろに転がるように倒れながら逆手持ちに変えた双剣を2体のオークの太ももに突き刺す、体重をかけて突き刺したので鍔まで刺さり、足に力を入れて立ち上がる時に剣を抜き、普通持ちに変えて2体のオークを顎に向かって突き上げた

絶命したオークが俺を挟むように倒れてくるので、剣を直ぐ様抜き、首を切られたオークに止めを刺した


「いったいどうやって子を増やした?、まさか人間を使ったわけじゃねえだろうな?」

子オークを別の部屋に移した終えたのか帰ってきた4体に尋ねた

まあ、答えてくれるわけもなくちゃっかり棍棒を持ってきているオークは襲い掛かってきた



「ふう、終わったな」

さくっと4体のオークを倒し、子オーク達も皆殺しにした

その後地下を組まなく探したが人やオークはおらず、地下は子オークを育てる場所に使われているだけだった

一階に戻り、二階への階段を登っていると、色んな女性の悲鳴が聞こえてくる


その声が聞こえる場所まで走り、突き止めると部屋の前には門番のように剣を持ったオークと槍を持ったオークが並んで立っていた


ソードオーク Lv27

ソロ討伐推奨レベル32

剣を持ったオーク

剣技等は持たないが高い身体能力で振るわれる剣は厄介


スピアオーク Lv27

ソロ討伐推奨レベル32

槍を持ったオーク

槍術等は持たないが高い身体能力で振るわれる槍は厄介


「説明雑だなおい....」

剣か槍かの違いしかねえじゃねえか

でも、まあ、用心しておいて損はないか

今も部屋の向こうには声音が違う女性の沢山の悲鳴が聞こえてきており....俺の怒りがたまっていく


「そこを退け雑魚ども....」


「「ぶひいいいいい!!」」

ソードオークがまず俺に襲い掛かってきた

俺から見て左から右へと振るわれる剣を右手の双剣で受け流し、バランスを崩したオークを左手の剣で顔面から貫通させる

あっさりと絶命したソードオークをみたスピアオークは慌てた用に槍を持って突進してくるが、顔を少しずらし、それを避けると右手の剣で槍を反らしながらオークの左胸を突き刺した、そして


「ぶっ飛べ」

体に魔力を纏わせ.....体を回転させながら右足でオークの腹を蹴飛ばした

普通なら何も起こらずオークの脂肪によって受け流されただろう、だが俺は魔力を体に纏わせる事によって身体能力...いや、足にしか纏わせていないので脚力か、それを高めて吹き飛ばした


ドアを破壊しながらスピアオークは部屋へ吹き飛ばされた

部屋には沢山のオークと人間の女性が性行為を行っており.....女性の濃い匂いが俺の嗅覚を刺激してきた

一番奥には二人の女性を侍らしながら椅子にふんぞり返っているオークがいた、


キングオーク Lv40

ソロ討伐推奨レベル47

オークの王

全てのオークより身体能力が高く知能も人間ほどではないが高い


「お前が親玉か.....」


「ブヒイ!ブヒヒヒ!!」

キングオークが何かを叫ぶと性行為の途中で固まっていたオーク達は行為をやめて俺に襲い掛かってきた

計10体、だが魔力で身体能力を強化した俺に敵うはずもなくあっさりと全滅した


「嘘でしょ...オーク達を....」


「あなた、なんのためにここに来たの!?せっかく気持ちいい思いしてたのに!」


「そうよそうよ!」

きっと長い期間オークに陵辱され続けてきたのだろう

オークの持つアレは人間より2~3倍は太く立派だ...だから犯されていく内に体が恐ろしい程の快感を求めるようになり...今では心までも犯されたんだろう

人間だって生き物だ....どんなに嫌だろうと性行為は気持ちいい物だろう....


だけど....



俺がぶちギレるには当てはまりすぎる事だぜ

「.......ふざけんなよ......ふざけんなふざけんなふざけんなあああああ」


「「「っ!?」

俺は叫び声をあげながらキングオークの元へ駆け抜けた、邪魔もされず距離が縮まっていくと...キングオークは侍らしていた女性の一人を俺へと投げつけて来た

俺は咄嗟に双剣をボックスへと仕舞いその女性を受け止め、足を止めた


「ブヒッ!!」

その隙にキングオークは何処からか取り出したオークが持っていた棍棒より何倍も大きな棍棒を振り上げ...

女性ごと俺を狙い、振り下ろしてきた

スローに切り替わった俺は女性を横へと投げつけ、振り下ろされる棍棒を両手の平で挟んだ


真剣白羽取り


それの棍棒バージョンだ、

魔力を全身に纏わせてキングオークの凄まじいパワーに耐えるが...両腕を使っているため無防備になっている体をキングオークは蹴飛ばしてきた


「がはっ!?」


「ブヒヒ」

視界をスローなため、俺を蹴ろうとしてくる足にあわせて自分から後ろに飛び、上手く着地した

オークに蹴られた勢いを利用したため、蹴られた箇所は痛いが棍棒によるダメージは0だ


オークは二本目に棍棒を何処からか取り出し、二刀流のように構えた

どうやら俺が攻めるのを待っているらしい、なら...それに乗ってやるよ


ボックスから双剣取り出し、走り出した

棍棒の範囲まで近付くと、キングオークは当然のように棍棒を振り下ろしてきた

バッグステップで避け、着地と同時に俺は地面と激突した棍棒の上に足を乗せた、近付かれたオークはもう一本の棍棒で襲ってくるが


「スローを舐めてもらっちゃ困るな」

向かってくる棍棒に向かって飛び上がり、棍棒の先端に腕をかけた

腕を伸ばすことで棍棒とは体が離れ、棍棒から手を離し振り下ろされていくので棍棒に足を乗せ、それを足場にキングオークの顔面へ駆け出した


二本の剣で同時にオークの顔を狙って突きを放つが

オークが後ろに下がった事で避けられ、最初に振り下ろされた棍棒で俺に横薙ぎで振るわれ、空中に体があるため避ける事が出来ず、双剣で咄嗟にガードしたが横の壁へと叩き付けられた


「「きゃっ!?」」


「がっっ!?...,」

俺がぶつかった壁には亀裂が走っており

俺に叩き付けられた負荷とオークの力がかなりのものだと分かる

ずるずると地面へと落ち、回りには凌辱にあっていた女性達が俺を見詰めていた


「無謀な事するから、こうなるのよ!」


「さっさと帰ってくれない?お楽しみの時間が減るじゃない!」


「この子強そうだし、いっそのことこの子も食べちゃう?」


「お、それいいね!」

.......ふざけんな

凌辱にあって体を無理矢理犯され、今では心まで.....ふざけんな

なんで....どこの世界にもこういう事が起きるんだよ!...なんで俺はそれに関わらないといけないんだよ!

なんで!なんでなんでなんで!!


なんでこんな最低なことで大事な人を失わないといけなかったんだんよ!



「キングオーク....お前は俺より強いのかもしれない」


「ぶひ?」


「だがな....転移者をあまり嘗めるなよ、さあ、蹂躙(ゲーム)を始めようか」







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