表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/97

十三話

今日は短いです(いつもだろ)


「...んッ?」

何かの物音で目が覚めた

何だろうと思いしばらく待ったがその物音は響いてこなかったので、気のせいか?とそう決め付けもう一度眠りにつこうとした。


ーー"コンコン"


誰だろう?

全く回ってない頭で考えたが思い付かず、感覚的にベッドから立ち上がった


「っ!?....いっつっ!?」

全身から強い激痛がはしり...完全に目が覚めた

ああ...俺寝ちゃったのか...だとすると夕食を食べてないからリンク来たのかな...?


「まあいいか...」

何か違和感が有るものの気にせず俺は激痛に耐えつつ歩き、ドアを開けた

え....




何で俺の部屋にこんな少女が来るんだ?


「あ、起きてたんですね、昨日は降りてこなかったから心配してたんですよ?」


「....えっと...誰?」


「あ、私はフィーネです、この宿で働いてるんですけど()になっても降りてこないので一応起こしに来たんです、掃除とか出来ませんから」


「そっか...ごめん」

ああ...なるほど

全然降りてこない俺を心配して起こしに来てくれたのか.....?

朝?


その言葉が疑問に思い振り返ってみると、部屋はランプがついていないせいで薄暗かった(・ ・ ・ ・ )

ああ...さっき感じた違和感はこれか...もう朝なんだな....


「あの....どうかされました?」


「え?...ああいや、何でもないよ、昼ぐらいに寝て起きたら朝だったから驚いただけ」


「そうですか、それじゃ掃除するので荷物を持ってご飯でも食べに行って下さい、鍵も返却させて頂きますね」


「ああ、うん、」

フィーネと名乗った少女に部屋の鍵を返却した俺は少女の言われた通り朝飯を食べるために一回へと降りた

食堂には人はいるが少なく、余っている席の一つに座りメニュー表を見て、ミノタウロスのソーセージにイリンゲルバードの卵で作ったスクランブルエッグ、それとパンを二個を頼んだ


ミノタウロスか....この世界にも居るんだな

ミノタウロスだから牛だとは思うけど、どんな味か楽しみではある、初日とか金なかったからパンだけで済ませたし

イリンゲルバードの卵は...まあ鳥の卵だと思う、バードだし


てか...便利だよな鑑定(サーチアイ)

何て書いてあるかすらも調べてくれるんだから、ついで言うと時間も調べられる

今は9時42分らしい、多分俺が眠ったのは2から3時位だったはずだから最低でも18~20時間は寝てる事になるのか...全身打撲の疲労困憊だったら仕方ないかもしれないが寝過ぎだろうあの少女が起こしに来なかったらを思うと丸1日寝ていた事になっていたかもしれない


「いつっ...全身痛えな...寝る前まで感じなかったのに何で今更出てくるんだよ」

いやね?...リヴは効果が切れたら痛みは戻ってくるって言ったけどね?

それでも起きたら激痛がはしるって辛いじゃん?まあ、寝起きじゃなくても激痛は辛いものだけど


「お待たせしました、ミノタウロスのソーセージとイリンゲルバードの卵のスクランブルエッグ、パン二個です、代金は銀貨1枚になります」


「あ、..はい」


「ごゆっくり、」

一礼して店員は奥へと消えていった

てか...1食銀貨一枚って高いよなぁ....確かに安いの頼めばリンクさんが言ったように1日1・5枚で済むけど

普通に食べたら1日で銀貨4枚は飯で吹っ飛ぶぞ

あれ?...銀貨一枚が3500円だと仮定して


「うへえ....1日の食費1万4000円かよ....うわぁ...めちゃくちゃ旨え...すげえこんな旨いの食べたことねえ」

どこの子金持ちだよって感じだけど、まあ....かなり旨いから良いや...

ソーセージは噛むと溢れんばかりの肉汁が口に広がるし

スクランブルエッグはコクがあるし丁度良い甘さだし、少しある塩味がね...やばいです

ラストにパンで二つを挟んで食べたけど.....旨いとかしか思えなかった...ごちです

完食した途端に店員が来て皿を片付けていった.....良くできてるなぁ...俺には無理だ


「さぁて...どうしよ」

今俺が着てる服...もうボロボロだし服買おうかな...所々破けてるし

そういや...東ルートに服屋あったな...店内の中央に壁があって男性女性で別けられていたから何となく覚えていた


「さっさと買って、依頼でも受けに行くか....」

全身痛いけど...この飯代考えると...出来るだけ稼いでおかなきゃならんし






☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆






服屋で服を買ったわけだけども...


「高かったな....」

そう...かなり高かった大銀貨5枚が吹き飛んだ

1枚でシャツは銀貨2枚、普通の服が銀貨5枚、下着が銀貨1枚、防刃シャツが大銀貨1枚だった


普通服5枚、下着5枚、防刃シャツ2枚買った

下着であるパンツは何故かトランクスだった...何故地球の奴があるんだと思ったけど、転移者が広めたんだろうと決め付けた...それ以外に思い付かん

防刃シャツはまあ、文字通り刃物では切れないシャツだ...地味に衝撃も和らげてくれるらしいから...一応二着買った

服屋で着替え室があるのでそこで着替え、着ていた服と余分に買った服をボックスに突っ込みMPは10減ったがまあいいだろう、ボロボロの服と新品を一緒にしたくない

防刃シャツの上に普通服を来たが...大して違和感はない...な

腕を振っても抵抗感があるわけでも無いから問題は無いと思う...思いたい


「大銀貨5枚か....17万吹き飛んだのか...」

今日の依頼で取り返せることを祈りながら俺は冒険者ギルドへと向かった









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ