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はぐれ使い魔になりました  作者: 真実のかまな
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自己申告制のプロフィール

どうもこんにちは。俺の名前は武藤裕司(むとうゆうじ)。突然だが俺は変な部屋にいる。


にわかオタクと名高い俺の名推理によると、つまり俺の時代か、、、。となるが果たしてそれが正解かなんてわからない。


俺が部屋でネットサーフィンをしていたら、気がついた時にはもうここに居た。てかパソコン使ってたはずなのによくわからないパソコンみたいな機械と向き合ってたんだけど。俺のパソコン返してよ!


周りは一面真っ白。正直床も真っ白だから落ち着かない。


動こうにもパソコンみたいのから半径5mくらい離れるとパソコンみたいなのの目の前にいるし、もう訳が分からないよ。


移動もダメで落ち着かないこの空間から出たい一心で無い知恵を振り絞ると、必然このパソコンみたいなものに注目が行く訳で、、、。


とりあえず日本製のパソコンによく似てるので使い方に問題はないな。


電源ボタンを押すと早速起動した。


「なになに?プロフィール?」


画面にはどこかのサイト登録時に記入するようなプロフィール記入欄が。


「なんだこれ。あ、ところどころ記入してあるな。しかも記入してある項目は変更できないみたいだ。」


マウスでどれだけクリックしても反応しなかった。


俺は仕方なく画面を下にスクロールする。まずは何を記入するのかあらかた見ておかないとな。


身体力(しんたいりょく)?魔力?」


ゲームキャラの設定をしているみたいなプロフィール記入欄だな。


身体力と魔力以外は普通だな。このままなんにもしないのもあれだから、俺はプロフィール登録をしてみることにした。






さて、身体力と魔力以外の欄は埋め終わったが。これはどうすれば?

他のところは、実際の俺のプロフィールをそのまま記入したが、ここだけはわからん。


見たところ高い低いの二択じゃなくて数値で記入しろってのだけはわかった。


「低い数値より高い方がいいのか、、、?」


うーん。考えてもわからないな。そもそも身体力ってなんだ?文字だけ見ればつまり身体の力ってことなんだろうけど。


あーもうっ!!せめて基準が欲しい!!


俺は頭をガシガシと掻きながら仰向けに倒れた。実際の俺の身体力を100点満点で表すと20点ぐらいだ。


しかしここで記入する分には自己申告制だ。本来の俺の力以上のことを記入しても大丈夫だろう。

問題は、嘘の数値を記入した時に、その数値をこの機械の持ち主に間に受けられたらたまらない。という点だけだ。


まあ?その持ち主も居ないわけだし?適当に入力してもいいよね?


ぶっちゃけたかがプロフィール設定に悩むやつなんて、このご時世にはいねえよ。ということで、100と記入。


魔力も100でいいか。


とここで俺は数値の入力ミスをした。


「は?100以上でもいいの?」


そう。数値は100以上でも入力出来たのだ。考えてみれば単純だ。どこにも上限が100とは書いてなかった。


俺は身体力と魔力を999にした。4桁以上は打ち込めなかったからだ。



こうして俺はプロフィール入力を終えたのだった。






が!




まだ続きがあった。


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