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エルフ、助かる

 

「やりすぎ」

『本当にね!』


 災害の森の一部、といっても森特有の緑なんてものじゃなく精霊さん達の自爆によって地面が球体上に抉れているのを離れた場所から見て呟いた私に同意してきたのはイーリンスだ。


「お、おかしすぎない? あれ精霊というか小精霊なんでしょ? あんな力あるの?」

「精霊の位にも関係しそうだが、あんなのが攻めてきたら帝国は一瞬で蹂躙されるぞ」

「あんなの聖気壁(セイクリッドウォール)で防げない……」


 何故か後ろの三人は顔を蒼くしながら色々と呟いていますが、精霊さん達が何処かに攻める未来というのはイマイチ想像できないので多分大丈夫だと思うんですけどね。

 まあ、攻める時は笑いながら突撃しようとする姿は想像できるけど。


 でも今の私の関心はなぜここにイーリンスがいるのかって事なんだけどね。


 彼女はどうやってかわからないけどログハウスから離れているみたい。

 なにせ爆発から助けてくれたのはイーリンスだったりする。

 精霊さん達がカラミティを爆発させる寸前に地面が揺れたんだけどあれはイーリンスの仕業だったみたい。

 爆発が広がった瞬間、地面から巨大な樹や蔦が噴き出すようにして生えてきて私達を守るように樹が壁を作り、樹が爆発を抑え込んでいる間に蔦が生きている人達を捕まえて爆発の範囲外に逃してたみたい。


「イーリンスはどうやってきたの?」


 ログハウスと一緒に契約しているイーリンスはログハウスからあまり離れることができないはず。それなのにかなり離れているここにいるということは何かしたんだろうけど。


『簡単よ。ログハウスを別の形にしたのよ』

「別の形?」

『そう、あたしとログハウスはペアで召喚されたから離れることはできない。これはわかるわね?』


 私は頷く。

 だからこそ疑問なわけだし。


『だったら樹で作られているログハウスを別の形にして動かせるようにすればあたしも動けるってことでしょ?』


 そう言いながらイーリンスは首元にある木彫りっぽい首飾りを手に取り、私に見えるようにしてきた。


「なるほど!」


 イーリンスは植物の高位精霊。

 つまり、樹で出来たログハウスを別の形に変化させるなんてことは簡単な事なわけだ。


『そんな事よりもこれ、どうするの?』

「ちなみにイーリンスの言う『これ』と言うのはどれを指してるの?」


 イーリンスが指してるのは死にかけの騎士団や皇帝さんやレオンさんや聖女さんの事を指しているのか、もしくは巨大な穴が空いた災害の森を指すのか、それとも穴の真ん中で黒こげになってピクピクしているソラウとフィズの事を指すのか、


『じばく、からの〜』

『だいしょうりー』

『ぎゃくてんがちー』


 それとも空で謎の踊りを行なっている精霊さん達なのか。

 ふむ、どれだろう?

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