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異世界転生者は不遇を受けるようです  作者: 星になった少女 えり
第二章 地下ショッピングモール編
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第66話 これこそがじゃんけんの必勝法!?料理器具店編中編


ーーー珠理、悠加グループーーー


「フライパンってこんなにも種類ってあるんだな。」

「……そうですね。」


 希心、早絵のグループが包丁売り場を探してる間に、珠理、悠加グループはフライパン売り場に到着していた。


「フライパンなんてなんでもいいんじゃね?」

「それは……だめ。」

「そんなに違わねーだろ?」

「そうでも……ない。」


 珠理は知っていた。料理は全くしたことなかったが、フライパンによっては汚れが媚びりつきやすいもの、着きにくいものガあるということを。さらに、フライパンには色々な種類が存在していることを。


「じゃあ、これでいいか。形が珍しいしな。」


 悠加が視覚のフライパンをかごに入れた。


「それ……卵焼き専用のフライパン……だから。」


 そう、四角いフライパンは卵焼きなどを作るときに使うフライパンである。普通に使うにはごもっとも使いにくいものである。


「そうなのか。知らなかったぜ。じゃあ、普通のフライパンでいいな。……お、これいいじゃん。かっこいいし。」


 今度は全部が銀色でできたフライパンをかごに入れた。


「それも……ダメ。」

「えー、なんで?」

「持ち手まで……おんなじ素材のフライパンは……温めたとき……持ち手まで熱くなりやすいから……やめた方がいい。」

「かっこいいんだけどな。」


 渋々悠加はフライパンを戻した。


「(このままでは、まともなフライパンが買える気がしない。)」


 珠理は心の中でそう思った。


「お、これも面白い形してるな。」

「……(どうせまた変なのを入れるつもりだよね)。」


 珠理がそう思って悠加のほうを見てみると、今度は深底のフライパンを持っていた。


「(あれ、思ってたより普通のを持ってた。)」


 珠理がそう思って、悠加が持ってたフライパンを受けとった。そのフライパンは、横に少し注ぎ口みたいなのがついてるものだった。


「これは……使いやすい……と思う。」

「やったぜ。じゃあ次買うものの食器を……」

「待って……!」


 珠理は慌てて悠加を止めた。


「フライパンはこれでいいんだろ? じゃあ次のを買いに行こうぜ!」

「これは……深底フライパン……。底の浅いフライパンも……必要。」


 そう、普通、家庭とかで使うフライパンといいのは、そこがあまりないフライパンを使ってることが多いのではないのであろうか。汁物系を入れるのであれば底深フライパンも必須だが、底浅のフライパンも必要である。


「めんどくせーな。……じゃあこれでいいか。」


 悠加が適当にとった。


「それは……。ま……いいか。」


 悠加が選んだのはフライパンは、パンダの絵がついているフライパンだった。確かこのフライパンは、日本のとある番組で使ってたフライパンだった気が……。


「(でも、悠加がそんなかわいらしいフライパンを選ぶなんて思ってもいなかったな。)」

「じゃあ、今度こそ、食器売り場まで行くぞ!」

「……はい。」


 珠理、悠加グループは次の食器売り場に向かっていった。




ーーー希心、早絵グループーーー


「まな板売り場って、大体包丁売り場の近くにあるっていうのはどこも変わらないって思ってたんだけどな。」

「ま、包丁っていう包丁が売ってないんだから、しょうがないんじゃない?」

「……それもそうか。」


 僕と早絵はまな板売り場まで来た。地味に探したんだけどな。


「でも、安心したな。包丁が魔法で代用できるんだから、まな板も魔法で代用できるのかと思ったけどちゃんとあったな。」

「そうね……。」

「ん、どうかした?」


 早絵は一つ、日本での出来事を思い出していた。早絵は運動神経がよかった。特に足が速くて、日本の中では誰よりも速く走れた。でも、そんな早絵でもコンプレックスがもちろんながらあった。そう、胸である。スポーツ選手で、特に走るのがメインの女性選手はかなりの確率でまな板が多い。早絵もその例外ではなかった。そのため、よく学校ではまな板って言われていた。そして今……。


「な……なんでもないよ。」

「そうか? ならいいんだけどな。……ま、とりあえずいい"まな板"探すか。」

「……そうね。」


 早絵はチラリと自分の胸を見た。……もちろんながらまな板だ。転生しようが、走れなくなろうがまな板はまな板だった。


「(異世界に来てもも、走れなくなってもまな板だけは変わらないんだね。)」


 早絵はそう思うのであった。




「まな板って木のイメージしかなかったんだけど、こんなにカラフルな物もあるんだな。」


 僕はまな板を見ながらそう言った。目に映っているのは木のまな板もあるが、赤、オレンジ、黄色、緑、青、水色、ピンクの七色の種類があるまな板であった。さらに材料は木ではなかった。この素材は……なんだろうな。

 僕はそっとそのまな板を持った。そして少し力を加えたら。


 フニャン。

 

「え!」


まな板が曲がったのだった。



「すごいまな板だな……。」

「日本のころにはそんなようなものはあった気がするけど、そこまで曲がるのは見たことないね。」


 早絵がそう言った。……まな板をなるべく言わないようにしてるのは察してほしい。


「こんなのでも、まな板代わりになるのかな?」

「……試してみればいいじゃない?」

「……試す?」


 僕の頭の中には? マークが3個ほど浮かんだ。


「たたいてみればいいってこと。」

「なるほどな。じゃあさっそく……」


 僕はまな板を軽くたたいてみた。


「……思ったよりも、たたいてみたら固いんだな。」


 叩いてみてわかったことは、曲げたりする力には弱いが、たたくみたいな打撃系には強い素材でできているみたいだった。


「これ、いいかもしれないな。曲げれるってところで、何かと使いやすいし。」

「そうね。もし、日本にそんなものがあったら、大ヒット商品になってかもね。」


 早絵はそういった。だって出てきた果汁とかを曲げれたら入れやすくなりそうだからね。


「よし、これを買おう。ちなみに、何色を買う?」


 7色もあるまな板。どの色を買うかというところが問題である。


「うーん。じゃあピンクで。」

「完全に僕のこと無視してその色選んだよな。」


 男がピンクのまな板を使って料理をする……。なんか嫌だな。……ま、家の中のことだし、僕の家には3人の女子がいるわけだからしょうがないっちゃしょうがないのかな。


「やっぱりピンクって女子力感あっていいじゃない?」

「確かにな。これで、少しはみんなの料理を作る意欲になればいいんだけどな。」

「……やっぱり黄色で。」

「そこで色を変えるんかい!」


 僕は突っ込んでしまった。おい、僕に料理を押し付けるつもりだな。


「よし、ピンクを買おう。」

「黄色にする!」

「最初にピンクって言ったやつはどこのどいつだよ。」

「それはそれ、これはこれなの。」

「じゃあ、じゃんけんで勝負を決めようじゃないか。」

「わかった。」


 こういう時はじゃんけんで決めるのが一番だよな。


「「じゃーんけーん」」


 僕は出す手を決めていた。最初はグーってやるのとやらないのとでは出す手が変わってくるのは知っているだろうか? 最初はグーをやらずにじゃんけんを開始すると、高確率で相手はグーをだす傾向がある。それは人間の問題で、一番グーが出しやすいからだ。それを見込んで……。


「「ぽい!」」


 僕はパーを出した。これで勝ったもどうぜ……ん?


「私、じゃんけん弱いのに、勝てたー!」

「嘘だろ……。」


 早絵が出したのはチョキであった。そんなばかなことが。


「ということで、まな板は黄色ね。」

「なんで、チョキを出した?」


 僕は気になってしょうがなかった。普通、グーを出すだろうが。まさか、読まれていたのか?


「なんでって……私、グーを出すよりチョキのほうがだしやすいんだよね。そのせいで、いつも負けていたんだけどね」

「……まさかの特殊人材……。」


 チョキがグーより出しやすいってやつなんてほとんどいないはずなのに……無念。

 僕は早絵から受け取った黄色のまな板を入れて、集合場所に向かうのであった。


実際、著者も料理をあまりしないので、曲がるまな板が使いやすいのか使いにくいのかよく知りません。

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