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この世界のシナリオを  作者: ISASI
第1章 始まりの始まり
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第6話 身の上

「意地悪じないでぇぇぇぇ!」


 誰に話す訳でもありませんが。どうも皆さん。

 今、目の前で女の子が泣いとります。知らん女の子ですたい。ただ、おっぱいは大きいけん。うん、大きいけん。

 そんな事今はいい。俺が今驚いているのは、目の前の女の子が泣いてる事だよ。

 いや、意地悪した俺にも非がある。


 だがしかし!


 奴は、(へりくだ)った態度をして敵対心が無いことを主張していた事を良い事に、上から目線で物を言ってきたんだぞ!腹が立たない方が可笑しいだろ!

 そんなこんなを自問自答していたら、おっぱいがグズりながら押し倒してきた。

 って、ちょいちょい!


「いいもん…ごろずもん…」

「ゴロズもん?」


 新しい猫型ロボットか?


「ぶっころしでゃるぅぅぅ!」

「!?」


 どうやら違ったらしい。

 あっちょっ…。



―――――



 あの後滅茶苦茶殴られた。

 いや、もう、あれ、人じゃないよ。

 女性の殴る時の力じゃなかった…お陰で上半身が真っ赤だ。痛い。


「うっうぅ…もう…意地悪じない?」

「お、おう…すまなかったな」

「出てけとか…言わない?」

「おう、多分な」

「殺す!」

「冗談!冗談だから!」


 全くもって(まま)ならん。

 が、どうにかこのおっぱいを家に返してやりたい、と思うのは俺の良心からだろうか。それとも、面倒事を避けたいと心の何処かで思っているからだろうか。

 まあ、どちらにしろこのおっぱいの名前が分かるまでは(かくま)ってやらんでもない。かな。追われてる分けでは無いと思うけど。


「あ!」

「どうした!」

「思い出した!」

「何を!」

「白十槍に追われてたんだ!」


 「匿う」であっていたようだ。

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