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セカンド ブレイン  作者: バーニングファイティングファイター
3/5

入学編

頑張った





セカンドブレイン



〔1〕

2512年 4月8日

東京特別州日本軍大学付属総合科高等


入学式



俺、入山和希いりやまかずきはため息をついていた和希は家にいるのも暇なので、2時間も早く入学式会場の学校に着いてしまった。


「はぁ〜、さぁどうやって時間を潰そうか」


俺は携帯端末を手に取り、学校ないの中庭のベンチを探していた。

今日が雨じゃなくてたと思い中庭のところに3人用のベンチがあるが一人も座っていない


俺はベンチに腰を掛けると、携帯端末から書籍にダンロードし、読書を楽しんだすると中庭を歩いている上級生達が俺の方を見て

「あいつ張り切っちゃてさぁー、今後の着いていけるのかよ〜」

と言っている。


そう、日本軍大学付属は国軍が運営している学校である。

そのために、普通の学校と異なり軍事訓練のカリキュラムが組まれている軍事訓練は普通部隊の訓練と、超能力者で結成される特殊部隊の訓練二つがある、その結果訓練は過酷で一年に半数以上が退学してしまうのである。


俺はそんな先輩達の会話を、軽く受け流し読書に集中したすると突然後ろから声が掛けられた。


「おぃ〜、そこの新入生早くしないと入学式に遅刻しちゃうよ〜」


女性の声だった、軍の学校に女性は珍しいと思うが、この学校には軍医科や看護科などがあり女子と男子の比率が同じなのだ、俺に声を掛けて来たのは生徒会の人らしいなぜなら腕に生徒会の紋章桜のマークが入っていた。


「私は生徒会長の一原 いちはらひかりです。新入生の君早くしないと入学式に遅れちゃうぞ!」


相手は現国軍営の学校でただ一人女子生徒会長を務めている一原光だった。


「ほら、早く動きなさい。え〜と君の名前はなんて言うの、先生に報告しますよ〜」


俺はなにも抵抗もなく答えた。


「一年の入山 和希です。」


すると会長は驚いたように、


「君があの入山くん?

先生達に聞いたわ、入学試験の作戦・侵略テストで満点を取ったそうね〜私も作戦を考えるのは得意な方だけど、私でもさすがに入学試験だ満点は無理だな〜、入山くんは凄いね〜」


人懐っこい性格なのだろうか、よく喋る人だ。


俺は入学式会場に向かうために会長さんにお礼の挨拶をした。


「ありがとうございます。では会場に向かおうと思います。」


すると会長さんは


「また、あとでね〜」

と、手を振っている。俺は一礼して会場に向かった。


会場には、もう多数の生徒が席を埋めていた。

俺は真ん中あたりの通路側の席に座った。

まだ、入学式始まりまで20分ある携帯端末で読書も考えたが公共の場所では失礼なので、20分間式が始まるのを待つことにした。

突然横から声が掛けられた、声を掛けてきた来たのは幼なじみの真依まいだった


「和希、となりいい?」


別に俺は、一人だったのでいいと答えた。


真依とは小学校の頃からの付き合いで中学・高校と同じ学校に通っている、真依の両親は二人とも軍人で自分も軍人になりたいと言ってこの学校に入学してきた。

すると真依がなんだか言ってきた

「や〜また和希と同じ学校になるなんてね〜、私達って腐れ縁なのかな〜」


「真依今は静かにしていろ、もうすぐ入学式が始まる」


「ちゃっ!!和希は厳しいな」


と言って真依は黙り始めた


入学式では学校長が今後の日本の成長力のことを話して頑張ってくれるようにというお話をされた。

次は生徒会長のばんだ、会長は壇上に上がると会場を見渡してニコリと笑い学生が今後日本のためにすべき事をみっちり語ってくれた。


入学式が終わり俺達はクラスに案内された。

俺真依は同じクラスだったので一緒に行くことにした、

クラスでは指定された机の上に学校携帯端末が置かれていた。

ホームルームまでまだ時間があるので、俺は携帯端末で年間カリキュラムを見始めた、すると隣にいた男子から声が掛けられた。


「よぉ、俺の名前は 中村 雄吾なかむらゆうごよろしく、俺のことは雄吾でいいぞ」


友達作りかと和希はかんがえた。

「俺の名前 入山 和希、和希でいい」


雄吾は隣にいた男子を連れて来た。


「ぼっ僕の名前は 田中 智彦たなかともひこです。よろしく」


雄吾の友達のようだ。


「俺の名前は 入山 和希だ、和希でいい」


「僕も智彦でいいよ」


すると真依が声を掛けてきた


「やあ、和希!友達が出来たようだね」


「そういうお前は友達は出来たのか?」


真依は自慢げに頷いた


「紹介するよ、麻友まゆ茉莉まり!」


「はっ、はじめまして 一川 麻友いちかわまゆです。よろしくお願いします。麻友で結構です。」


「はじめまして、十六夜 茉莉いざよいまりです。茉莉でいいよ」


俺も自己紹介をして、俺は携帯端末の電源を入れた、しばらくするとクラス担任が入ってきた。


「はい〜皆さん席に着いてください」


入ってきたのは、12・13才の少女だった。

クラスのみんなは入ってきた少女に目を疑った。


「なっ、何ですか!みんなして担任をバカにして」


泣いてしまった、なんだか可哀想だ。


「あっ、自己紹介を忘れていました。私はこのクラスを担当する 安藤 美樹です。ミキティーと呼んでください。いちよう言っておきますが、私は20代です。」


みんなに笑われも自己紹介をしている担任、なんだか可愛そうに見えた。


担任から今後の学習内容と年間カリキュラムの説明を受けた、今日の授業は終わった。

「ね〜、和希帰りどっか寄ってかない」


真依達が声を掛けてきた。


「ああ、今日の午後は暇だが、どこに行くんだ。」


「私ね、この近くのいいお店見つけたんだよ。」


真依が俺を誘うのは珍しくない


「ね!茉莉と麻友も行こ!」


麻友が「いいんですか?私達も着いてきちゃって」


「麻友、私は行くよ…」と茉莉


「和希も友達誘って行くよ」


それはさすがに困ってしまった、相手のじじょうも考えたが方がいい。

俺は仕方なく雄吾と智彦を誘ってみた、二人とも午後は暇だと言うことで俺達は真依の行き付けの店に行くことにした。


学校から歩いて十分ぐらいの所にそのお店があったとても古く年期があるお店だ、俺達は中に入ると六人かけのテーブルに付いた。

真依が


「マスター、いつものやつ六人ぶん」


「かしこまりました」

と、マスターらしき人物が何かを作り出した。


すると麻友が


「和希さんって入学試験の戦略・作戦テストで満点を取ったそうじゃないですか!?どうやったらそんな点数取れるんですか?」


と言ってきた俺は答えるのに戸惑った。


「それはだな、まず自分の状況と相手の状況を比較する、その次に相手が自分達のことをどう攻めるか考えるんだそして自分の作戦を考えるんだ」


「へぇ〜、和希ってそんなふうに考えるんだ」


真依が横入りしてきた。


「真依、ひつれいだぞ」


ハイハイと受け流す真依


この日の集まりは終わり俺と真依は家に帰ることにした、


「いやー和希が家までエスコートしてくれて頼もしいよ」


俺の家は両親が離婚し俺は父親に付いた、父親は海外出張で五年間帰って来ない。

一方、真依の両親は二人とも軍人で海外出張でいない真依の両親と俺の父親はなかがよく真依を預かることにしてしまった。


「エスコートと言ってもな、お前の今の家は俺の家なんだが…」


「いいじゃん、ずっと住んでるようなもんだし」


それもそうなんだか、年ごとの同じ家で生活するのはどうなんだろうかと思う。


「それより和希、よるごはん何がいい」


「いつも何でもいいと言っているだろう」


そんなことを喋りながら箱形自動自動車に乗った、2512年現在自動車と言うものが無くなり箱形自動自動車が主流になった、自動車との違いは行きたい場所を音声入力し自動的運転してくれることだ。


家に着いた俺達は私服に着替えてリビングでくつろいでいた、最近真依は露出の多い私服になって来ている、ある時俺が聞いたら

「最近の男の子は露出が多くないと見てくれない」

と言う、俺は真依がなせこんなことをするのか不思議だった。

リビングでは、和希と真依がコーヒーを飲みながら新しい学校生活について話し合った。


「どうだったんだ、今回の友達ともうまくやっていけそうか?」


「うん、和希大丈夫ばれないように頑張るから」


そう俺達は絶対に知られてはいけない秘密を握っている


「そうかなら安心だ、俺は部屋に行くから食事の用意ができたら知らせてくれ」


「はいよー」


名前気な返事を聞きながら和希は部屋に入った。


20:30テレビが突然付き、軍服を着た一人の男性が立っている画面になった


「高校に入学したそうだな、和希」


軍服を着た将校らしき人物は和希に喋り出した。


「ええ、一般の16才は高校に通うものなのですが、中佐」


和希は棒読みで答えた。


「まぁまぁ怒るな和希」


「そんな笑い話よりもこの会話は漏れていませんよね。」


「安心しろ、情報漏洩は一切していない。」


それは良かったと和希は思った。

「さて今回の任務は香港系テロリストが我が国A級秘密情報セカンドブレインの主任研究員達の個人情報をお前達の学校から盗もうとしている、それを阻止しろ。」


「ちょっと待って下さい、学校内での超能力のしようは授業か委員会でしか使ってはいけないですが。」


「そこのところは安心しろ、お前は風紀委員になるようにした。」


「委員会の仕事と両立しろと。」

和希はあきれ顔でやはりこの人には勝てないと思った。


「そういうことだ!頼むぞ。」


と言って回線は切れ、またテレビ番組が始まった。


するとドアの前で物音がした、和希は声を張り上げ


「真依、また聞いていたのか?」

全くコイツは………


「えへへ、ついつい」


秘密製が高い話を聴かれてしまうとは、これが初めてではない。

中佐は真依のことが分かっているのか心配になった。


「何度言ったら分かるんだ、この話は秘密製が高いんだ!」


「和希くん、あんまり大きい声出したらご近所さんに聞かれちゃうぞ!!」


駄目だコイツは…と思いながら和希は


「いいな、この事は秘密だ」


「分かってるよ、そんなことよりグラタン冷めちゃうよ」


「ああ、わかった。」


と言って俺達はリビングで夕食を食べた。


そして俺達の波乱万丈の日々が始まった。


眠い

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