好きと言えない好きな人へ
自分の気持ちを整理するために書きました。
一部、事実と相違ある箇所もありますが(固有名詞など)
ほぼ実話です。
しばらくお会いしていませんが、いかがお過ごしですか?
お仕事、ご家庭、プライベート・・・と変わらずご多忙のことと思います。
春の始まり。まだ肌寒い日でした。
最後にお会いしてから、季節が一つ過ぎました。
私は、思い出深いあの場所から離れ過ごしています。
あなたと、みなさんと一緒に過ごしたあの頃がウソのような、別世界だったかのような、そんな不思議な時間がここでは流れています。
身体は、何とか少しずつよくなりつつあります。
復活!までにはまだまだ時間がかかりそうですが、「焦らずに」と言い聞かせる毎日です。
・・・。私の近況はまあこんな感じです。
今回。
あなたには届かないこの手紙を書いたのには、理由があります。
あれから春が来て桜が散って、夏が来てもまだ、
私の心はあなたでいっぱいです。
何してるのかな?きっと忙しいんだろうな。無理しないでほしいな・・・会いたいな・・・と毎日あなたのことを考えています。
今から数年前。
私が、ひたすら目の前のことに追われ迷走していた頃。
私があなたにお願いしたことを覚えていますか?
正直・・・そのお願いを快く引き受けて下さった時からしか、私の中の・・・あなたの記憶がないんです(笑)後から記録を見返してみて、初めてお会いした時のことを思い出・・・そうとしましたが思い出せませんでした。相当、テンパっていたからですね(笑)
私のプライベートでの・・とある席に同席いただくことがお願いでした。
その日は、偶然にもあなたのお誕生日でした。
そうとは知らずにお願いしてしまいすみません。
お願いして承諾をいただいた帰りの電車の中で気がつきました。
当日は、大切な人たちと過ごす時間だったはずなのに、ごめんなさい。
でも、こちらを優先してくれたことが私にとってはとてもとても嬉しかったです。
嬉しい。
その気持ちが何なのか、はじめはあまり気にしていませんでした。
・・・というよりも、気にする余裕がないまま仕事に忠誠する日々でした(笑)
今思えば、なぜあんなに迷走できたのかが恐ろしいですが、
何も持っていない私にとっては、ただひたすら走って走って、
みなさんと関係性を作るのに必死だったんですね。
その後。
私は、これまでの人生の中で、1、2番くらいに苦しい時期が来ました。
あなたには、いろいろと相談に乗っていただいたこと感謝しています。
また同時に、立場的に私があなたにできなかったことも多く、それが心残りでもあります。
嬉しい。
その気持ちは、いつの間にか特別な気持ちに変わっていきました。
気のせい!
一時的な感情!
自己暗示じゃないのか?
あなたの対する気持ちの変化に戸惑いながらも、一方で気持ちは大きくなっていきました。
次第に自制するのができなくなり、あなたにも気持ちはバレバレでしたよね。
親しい友人に、「あの人でしょ」と一発でバレてしまったくらいですから・・・
光線が出ていたんですよね。
バレバレなのに、そこにはツッこまず、変わらず接してくれてますます好きになっていきました。(暴走。)
でも。
これから、私は自分と向き合い、生きていきます。
そのためには、あなたへの気持ちの区切りをつけなければいけない。
でも、どうやって区切りをつければいいのか分からなくて苦しいです。
あなたに好きだと言えないこと
好きと言って、困らせることはできないこと、したくないこと。
それは私の中で「絶対」です。
だから。
あなたには届かないこの場所から言わせてください。
私は、あなたのことが好きです。
もし、あなたに気持ちが届くのならば、好きと言えたなら、
一度でいいから 頭をやさしくなでてほしいです。
好きな人に好きと言えること、同じく好きと言ってもらえること
人生の一部分、一瞬でも同じ時を過ごし必要とされて役に立てること
「ありがとう」と言ってもらえること
私は、後者でした。
でも、好き同士になると「ありがとう」は逆に言われない言葉です。
好きと言える、好きと言ってもらえたなら、どんなに嬉しいことかは分かりません。
「ありがとう」で救われているんだ。
本当は、自分の心を保つための・・・詭弁だったのかもしれません。
必然か、偶然か、運命だったのか、
私はあの場所に導かれ、扉を開けました。
あの日々と対面することは、今はできません。
素晴らしい経験も思い出もすべて「闇」に侵食されてしまうのです。
けれど、対峙しなければ次の扉を開こうと思う気にはなれません。
時間がかかることは承知です。
次の扉を探して開いた時、
きっとその時は、またあなたに会える時なのだと思います。
私は、あなたにたくさんたくさんもらってばかりで、
返す間もなく遠く離れた場所に来てしまいました。
それがとても心残りです。
「仲間」として、いただいた分をお返ししたいです。
また、あなたの隣で
キンキンに冷えたビールで飲み明かして
明日に向かって青春ごっこがしたいです。
好きと言えない好きな人へ
好きです。
ありがとうございました。
2013.7
ベジマユ
P.S.あなたにいただいた、この呼び名、また直接呼んでくださいね。
好きな人への気持ちに区切りをつけるためには、「書く」ことで効果があるかもしれない。・・・そう思い、ひたすら書き綴ってみました。
途中、言葉が詰まって、涙が止まらなくて、苦しくて これを書き終えたら本当に区切りがつくのか、区切りが「ついて」しまうのか・・・
そんな気持ちのまま、終わりまで書き上げました。
読み返すと、いい年して、乙女の暴走みたいで恥ずかしいですが、
自分の素直な気持ちが出ているなと思いました。
きっと、同じ境遇で苦しんでいる方もいるのだろうな・・・
そう思い、投稿しようと思いました。
こんな風に苦しんでる ということを
誰かに伝えたくて投稿しようと思ったのかもしれません。
次の扉を開ける日が・・・いつか訪れますように。