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第十話 パーティーの始まり

少し久しぶりに熾音視点です!

パーティー当日の朝は雪が降っていた。

けれどかなりの人数が集まっていて、彩られた会場には魔族たちが集う。

私達が入場すると、ざわついていた会場が静まり返り注目が集まった。

入ってきたドアから 一段高いテーブルを目指してあるく。

緊張してきた。

エスコートする穂月のギュッて手を握る。

握り返された温もりに安心する。

魔族の貴族は着飾って、無遠慮な目でこちらを見る。

見回すと100人以上の魔族たちがいた。

ギスターは153通招待状を出したって言ってた。

魔族の隙間を縫うように歩き、テーブルに腰掛けると、拡声術を使って挨拶する。

「皆様、お集まりいただき有難うございます。魔王の熾音です。此方は勇者の穂月です」

いうと会場がざわめいた。

強いならいーなー、手合わせしてくれないかな?という意見が九割。

勇者?まさか、冗談だろう。あり得ない。という意見が一割といったところ。

魔族は基本的に体育会系で実力主義だから、後者の意見は珍しい。

だけど……家柄の高い貴族が後者の意見になる。


もう、穂月といられる時間は短いのに……。

邪魔はしないで欲しかった。



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