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5話/

教会~懺悔室~【ユリアside】



「神様.....私、ユリアは悪魔の少女をこの聖なる教会に連れてきてしまいました。

その少女の体には無数の傷が付いていました。それで私は連れてきてしまいました....。

これは言い訳でしかありません。....しかし神様。貴方ならどうしますか?

傷ついた悪魔の少女を連れてきますか?.....私の行った行為は正しいのでしょうか?」


僕は軽く目を開き、また瞑った。


「今日も平和でありますよう、お見守ください。」


僕は最後に心を真っ白にしながら深く目を瞑った。




~ユリアの部屋~


部屋では相変わらずコウさんがベットに座って羽を手入れしている。



「コウさん....食事持ってきました。」


「要らない。お腹は空いていない。」



コウさんは食事などには目もくれず、羽を触っている。


此処最近、食事などには全く触れていない。


やはり、悪魔は人の魂を食べるのかな。



「そうですか......。ではここに置いときますからいつでも手を出してください。」


僕は近くの机に静かに食事を置いた。




「やはり、悪魔の食べ物は人間の魂ですか?」



僕は気になっていたことを、率直に聞いた。


彼女は一瞬驚いた顔をしてから、いつものような済ました顔になった。



「.....そういう悪魔がほとんどだが、人間の魂を好まない奴もいる。

私もあまり人間の魂は好きではない。」



そうなのか、と僕は軽くうなづいた。



最近、やっとコウさんが僕と対談しれくれるようになった。


前までは口も聞いてくれないで、ずっと羽の手入れをしていた。



少しでもコウさんとの距離が縮まっているのだろうか?

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