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パーフェクト・デイ  作者: ミソラ


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26 きみとおれ

 二十三階のエレベーターホールに着き、後ろでエレベーターの扉が閉まってから息を吐く。


 なんで結城さんを見て一昨日の夢を思い出しちゃったかなあ。


 ルイード! ってめちゃくちゃ恥ずかしいんだけど。

 

 彼女は俺にとってなんなんだ? 確かに可愛い。気になる。でもなんだか違う。単に気になるだけではなくて何かこう……。


「おはようございます、樫井さん。」

「ああ、おはよう。鈴野。」

「どうしたんですか、なんか変ですよ?」

「いや、別に。」

「そうですか。あ、知ってます? 篠原さんが畠中さんにぐいぐい行ってるの。」

「へえ?」

「あの飲み会の時、篠原さんと畠中さんの息が合ってたじゃないですか。でも畠中さんのタイプはマッチョらしくて。」

「篠原は……中肉中背だな。顔は濃いけど。」

「でもあの性格ですからね。気にせずぐいぐい行ってるらしいです。さすが顔が濃いだけはありますね。」

「じゃあまあ……暖かく見守ろうか。」

「そうですね。僕もぐいぐい……。あ、ではここで。失礼します。」

 

 悪いな、鈴野。どうしても彼女が気になるんだよ。夢のせいかどうかわからないけど。

 

 席に着いたすぐにスマホを出してメールを打つ。

 なんか変に緊張する。


『時間が合えば、ご一緒に食事はどうですか。』


 退社の時間までに返事は来なかった。もう一度送るか、しつこいと思われるかと悩む。とりあえず、せっつくのはやめておこう。


 気がついたらどこに行こうかとかやっぱり休日よりも仕事帰りの方が気楽かとか、色々シミュレーションしてしまう。

 どれだけ考えたって想定した通りに進んだことなんてないのに。

 それより断られたらどうしよう。もう一度誘うべき?

「樫井、なにぼーっとしてるんだ。ミーティング遅れるぞ。」

「あっ、はい。すぐに準備します。」


 油断してた。めちゃくちゃびっくりした。


 あれ? 俺、なんか緊張している?

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